短編小説で綴る論文探訪【形成外科】たんろんたん

  • ページ数 : 288頁
  • 書籍発行日 : 2024年3月
  • 電子版発売日 : 2025年4月1日
¥4,620(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 84pt ( 2 %)
m3ポイント:1%相当
point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

大人気書 『ストーリーで身につく外科センス』 の寺尾&去川コンビがまたやった!1論文を読んだだけではわからない、時代や手技の変遷を楽しく学ぼう

◆形成外科領域の1つの論文を取り上げて時代の変わり目を紹介する。小説形式と漫画による読み物です
1つの論文をきっかけに、その手技の歴史的転換点、あるいは変遷を、時代の前後左右にある他の論文も取り交ぜながら紹介されました。この論文の出版当時、いったいどのような時代だったのか? なぜこの論文が歴史的にみてスゴイのか? その後、どのような変遷を辿って現在のスタイルにまでなって来たのか? …気の遠くなるような話です。そんなことは、一論文を読んだだけでは、決してわからないこと。読み進めるにつれて、読者は大きな時代の変遷を、また名医と呼ばれる巨匠たちの地道な歩みを、リアルに知ることができるでしょう。
◆複数論文の絡みがスゴイ
いくつかの論文を俯瞰しながら時代の流れを読む。そんな力量は、この著者でないとできないことでしょう。他ではまったく見られないタイプの本です。
◆24の手技が取り上げられました
01遠隔皮弁と遊離皮弁/11 Gulliesの教え/13 遊離組織移植 ・・・などなど
興味のあるところから、サクッとお気軽にどうぞ。
◆楽しく読めて勉強にもなる…極上の暇つぶし
伝説の「形成戯画」も同時収載! 去川先生の楽しい戯画やマンガが満載です。あるあるで、思わずくすっと笑える…ランチタイムや移動などスキマ時間にぴったりです。
◆単行本化にあたり、文章は大幅加筆
雑誌『形成外科』大人気連載の単行本化です。単行本化にあたり今回は原典にQRコードで飛ぶことができようにしました。時代背景やこぼれ話も大幅に加筆されています(戯画部分は連載時の微修正のみです) 。

序文

はじめに

私たちが当たり前と思っている手技や概念には「始まり」があって、「始まり」はその時代の背景や医師の想いから生まれているんですよね。それまでの方法では上手くいかない、困っている患者さんを助けることができないといった状況に挑む医師たちの物語、それって、ちょっとしたドラマじゃないでしょうか? 論文の誌面から「始まり」の物語をひも解く楽しみを本にまとめてみました。

有名な論文であることは知っているけど古くて手に入らない、誰もが引用する論文だけど読んだことがない、形成外科の発展に寄与した偉人の足跡を知りたい、という先生方の期待に応えることができるかも? 一話完結、短編小説と戯画でお楽しみください!


二〇二五年一月

再建外科医 寺尾保信
去川俊

目次

1 遠隔皮弁と遊離皮弁

技術の転換点:乳房再建の新旧直接対決

Millard DR Jr: Breast reconstruction a after radical mastectomy. Plast Reconstr Surg 58:283-291,1976

2 広背筋皮弁

時代の変遷と役割の変化:広背筋皮弁の誕生と成長

Maxwell GP: Iginio Tansini and the origin of the latissimus dorsi musculocutaneous flap. Plast Reconstr Surg 65:686-692,1980

3 DP皮弁と大胸筋皮弁

頭頸部再建を一変させる大発明:隔世の感を抱く

Ariyan S: The pectoralis major myocutaneous flap. A versatile flap for reconstruction in the head and neck. Plast Reconstr Surg 63:73-81, 1979

4 組織拡張器

乳房インプラントの独り立ち:自家組織併用からの脱却

Radovan C: Breast reconstruction after mastectomy using the temporary expander. Plast Reconstr Surg 69: 195-208, 1982

5 口唇交差皮弁

誰が最初に回転させた?:歴史に埋もれた業績

Mazzola RF, et al: A forgotten innovator in facial reconstruction: Pietro Sabattini. Plast Reconstr Surg 85: 621-626, 1990

6 腓骨皮弁

オーダーメイド:最後に登場した大本命

Hidalgo DA: Fibula free flap: A new method of mandible reconstruction. Plast Reconstr Surg 84:71-79,1989

7 鼠径皮弁

DP皮弁をヒントに生まれた皮弁:The axial pattern flap

McGregor IA, et al: The groin flap. Br J Plast Surg 25:3-16,1972

8 腹部皮弁

理想は最初に示されていた:はじまりは穿通枝皮弁

Holmström H: The Free abdominoplasty flap and its use in breast reconstruction. An experimental study and clinical case report .Scand J Plast Reconstr Surg 13:423-427,1979

9 下顎矢状分割法

永遠のスタンダード:全方向移動と早期骨癒合

Obwegeser H: The surgical correction of mandibular prognathism and retrognathia with consideration of genioplasty. Part 1. Oral Surg Oral Med Oral Pathol 10:677-689,1957

10 母指多指症分類

長期観察から見えるもの:師弟で紡いだ記録

Wassel HD: The results of surgery for polydactyly of the thumb. A review. Clin Ortho Relat Res 64:175-193,1969

11 Gilliesの教え

近代形成外科の父:Sir Harold Delf Gilliesが伝えたもの

Gillies HD, et al: Fractures of the malar-zygomatic compound :with a description of a new X-ray position. Br J Surg 14:651-656,1927

12 前腕皮弁

普及の条件とは?:口腔内に活路を開く

Soutar DS, et al: The radial forearm flap: a versatile method for intra-oral reconstruction. Br J Plast Surg 36:1-8,1983

13 遊離足趾移植

発想と技術革新がもたらすもの:夢は叶う!

Buncke HJ, et al: Immediate Nicoladoni procedure in the rhesus monkey, or hallux-to-hand transplantation, utilising microminiature vascular anastomoses. Br J Plast Surg 19:332-337,1965

14 口唇裂手術

手術のprincipleとprocedure:Cut as you go!

Millard DR Jr: A radical rotation in single harelip. Am J Surg 95: 318-322, 1958

15 骨延長

From Russia with Love:世界をつなぐ手術手技

Ilizarov GA. The tension-stress effect on the genesis and growth of tissues. part I. The influence of stability of fixation and soft tissue preservation. Clin Orthop Relat Res:249–281.1989

16 鼻再建

数千年にわたる手術の旅路:多くの基本手技を生む土壌

Carpue JC: THE CLASSIC REPRINT: An account of two successful operations for restoring a lost nose. Plast Reconstr Surg 44: 175-182, 1969

17 下顎欠損分類

分類の目的と意義:欠損? 再建? 機能?

Jewer DD, et al:Orofacial and mandibular reconstruction with the iliac crest free flap: A review of 60 cases and a new method of classification. Plast Reconstr Surg 84:391–403,1989

18 頭蓋顔面骨切り

Paul Tessierが見た世界:超える!

Tessier P, et al: Orbital hypertelorism. II. Definite treatment of orbital hypertelorism (OR.H.) by craniofacial or by extracranial osteotomies. Scand J Plast Reconstr Surg 7:39–58, 1973

19 島状皮弁

母指化術と神経血管柄付島状皮弁:大きな島から小さな島へ

Littler JW: The neurovascular pedicle method of digital transposition for reconstruction of the thumb. Plast Reconstr Surg 12:303-319.1953

20 前外側大腿皮弁

皮膚穿通枝と大血管の間には?:外側でも内側でもなく

Song YG, et al: The free thigh flap: a new free flap concept based on the septocutaneous artery. Br J Plast Surg 37:149-159.1984

21 舌再建 241

皮弁変遷は癌治療の映し鏡:日本発の腹直筋皮弁による舌再建

中塚貴志ほか:遊離腹直筋皮弁を用いた頭頸部癌切除後の再建.日形会誌

6:964-972,1986

22 空腸移植

積年の夢へのチャレンジ:レジェンドたちの偉業

Seidenberg B, et al: Immediate Reconstruction of the Cervical Esophagus by a Revascularized Isolated Jejunal Segment. Ann Surg 149:162-171,1959

23 顔面神経麻痺の再建

薄筋皮弁移植による表情再建:笑顔をつくる

Harii K, et al:Free Gracilis muscle transplantation, with microneurovascular anastomoses for the treatment of facial paralysis. A preliminary report. Plast Reconstr Surg 57:133-143,1976

24 遊離植皮術

もっと自由に:茎からの解放

Reverdin JL: Greffe épidermique–Expérience faite dans le service de M. le Docteur Guyon, à L’hôpital Necker. Bull Imp Soc de chir de Paris 10:511-515, 1869. (Translated from the French by Ivy RH, Plast Reconstr Surg 41:79-82,1968)

去川俊二

ケーセーの仕事

変らない

チーム

So what ?

アテローマ

便利な言葉①

便利な言葉②

便利な言葉③

憧れた

ルーティン

指示代名詞

手術室流行語大賞ノミネート作品① 日和る

手術室流行語大賞ノミネート作品② ワン・チャン

手術室流行語大賞ノミネート作品③ フラグ

おとがい

拡大鏡

快適な職場づくり

残念

外科医の感謝

顔と口元

それしかない

ありえない

ギャップ

いつの日か

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:29.6MB以上(インストール時:64.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:118.3MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:29.6MB以上(インストール時:64.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:118.3MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784771961371
  • ページ数:288頁
  • 書籍発行日:2024年3月
  • 電子版発売日:2025年4月1日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。