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- 臨床画像 2026年1月号 42巻1号 読影のお作法 連続画像スライスで追う小児の診断 -先天性疾患を中心に-
商品情報
内容
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序文
序説
『読影のお作法−連続画像スライスで追う』シリーズは,これまで腹骨盤部急性疾患,中枢神経系疾患,泌尿器・産婦人科,胸部疾患,頭頸部疾患,骨軟部疾患と続いてまいりましたが,今回は小児領域を取り上げます。小児画像診断は,これまでの領域をすべて含んだ「全身」が対象であり,さらに胎児MRIや胎児CTもその守備範囲に含まれるなど,広範かつ多彩な分野です。みるべき臓器はもちろん,対象となるのは胎児期から出生後の新生児・乳児期,学童期,思春期に至るまでと幅広く,成長や発達に応じて正常像が変化することを踏まえながら画像を解釈する必要があります。こうした複雑さと奥深さは,小児画像診断ならではの大きな魅力といえるでしょう。小児特有の疾患スペクトラムもこの分野の醍醐味です。先天性疾患,発達異常,代謝性疾患など,成人とは異なる病態に日常的に触れることができ,年齢に応じた病気の出現や変化を通じて,成長と発達のダイナミズムを実感する機会に恵まれます。成長過程に寄り添った診断によって,個々の子供の未来に貢献できるという点には,臨床的意義のみならず深い社会的価値があります。なかでも画像診断による早期発見・早期介入が,その後の人生にわたる健康状態を左右しうるという点は,画像診断医としての大きなやりがいの源です。
加えて,小児では被ばくに対する配慮が欠かせないため,超音波やMRIといった被ばくのない検査モダリティの重要性が高いことも特徴です。特に超音波検査では,リアルタイム性と柔軟性を生かして確定診断に至る症例も少なくありません。撮影プロトコルの工夫や,小児特有の体動への対応,さらには保護者との円滑なコミュニケーションなど,多角的な能力が求められる点もこの分野の魅力の1つです。
一方で,これらの魅力は小児画像診断が敬遠される要因にもなりえます。対象範囲が非常に広く,体系的に学ぶには労力と時間を要すること,年齢によって正常像が変化するために基準が曖昧になりやすいこと,さらに被ばく管理の難しさや,検査中の体動による撮像の困難さなど,現場での負担感を感じやすいのも事実です。こうした特性を「魅力」ととらえるか「負担」と感じるかは紙一重であり,関心を育むための教育環境や導入のきっかけが重要と考えます。
今回は,小児画像診断の疾患スペクトラムのなかでも特に多彩かつ奥深い「先天性疾患」を特集の中心にすえ,小児画像診断の第一線で活躍されるエキスパートの先生方にご執筆をお願いしました。領域によっては,超音波検査やX線透視検査が主体となるため,『読影のお作法−連続画像スライスで追う』という本シリーズの構成上,ご執筆にはご苦労もあったかと思いますが,どの項目も非常にわかりやすく,読影のポイントが丁寧に解説されています。
本特集を通じて,先天性疾患を「難しいから敬遠する対象」ではなく,「この分野ならではのやりがいのある魅力」としてとらえていただき,多くの若い先生方に“PediatricRadiology is fun!”と実感していただければ,編集者としてこの上ない喜びです。
最後に,ご多忙のなか,本特集の執筆を快くお引き受けくださり,貴重な症例と知見をご提供いただいた執筆者の先生方に,心より感謝申し上げます。
谷 千尋
目次
特集:読影のお作法−連続画像スライスで追う消化管疾患の診断− 企画・編集:鶴丸大介
食道癌−ステージングを中心に−
食道機能性疾患
胃癌−ステージングを中心に−
十二指腸腫瘍
消化管間質腫瘍(GIST)
炎症性腸疾患−MREを中心に−
大腸癌−ステージングを中心に−
大腸癌−血管破格を中心に−
直腸癌のMRI診断
大腸CT(CT colonography:CTC)
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書籍情報
- ISBN:9784008004601
- ページ数:10頁
- 電子版発売日:2025年12月25日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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