栄養科学イラストレイテッド 栄養教育論

  • ページ数 : 192頁
  • 書籍発行日 : 2025年12月
  • 電子版発売日 : 2026年1月16日
¥3,300(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 最大 180pt ( 6 %)
m3ポイント:1%相当
point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

「教育」の真髄から学べる!必要十分な内容が詰まったテキスト
「教育とは何か」という栄養教育を貫く真髄から解説したテキスト.オールカラーの見やすい紙面で,栄養教育マネジメント,指導計画の立案,評価方法など,現場で必要とされる知識と技術が体系的に学べます.国試で出題された箇所への下線つきで,学ぶ意欲も高まる一冊.

序文

管理栄養士・栄養士は、栄養学の知識を用い、食事を通じて人びとの健康の維持・増進を支える専門職として、医療・福祉・教育・行政など、さまざまな分野で活躍しており、さらなる活躍が期待されています。栄養教育は、対象者の行動変容を促すための重要な手段であり、科学的根拠に基づいた指導技術と、対象者の理解に応じた柔軟な対応力が求められています。

本書は、栄養士・管理栄養士養成課程において、栄養教育の理論と実践を体系的に学ぶことを目的として編纂いたしました。教育学や教育心理学、行動科学の視点をも取り入れ、教育、栄養教育マネジメント、指導計画の立案、教材や学習形態、評価方法など、現場で必要とされる知識と技術について解説しています。

学校給食の現場では、給食の提供と食教育を組み合わせることで、児童・生徒が自らの食習慣を振り返り、栄養素バランスについて考える活動を通じて、生涯にわたる食への関心を高める一助となります。このように、栄養教育は単なる知識の伝達にとどまらず、生活の質の向上にも寄与することが含まれています。

本書では、学生が栄養教育の理論を基礎から正確に学べるように、図表を豊富に盛り込みました。将来、管理栄養士・栄養士として多様な現場で活躍するための基盤づくりとして、本書が役立つことを願っております。

最後に、本書の編纂にあたり、共同編者である岡﨑光子先生には、企画段階から内容の検討、原稿の執筆・校正に至るまで、多大なるご尽力を賜りました。先生の豊富な知識と経験に基づくご助言は、本書の質を高めるうえで大きな支えとなりました。また、本書の執筆にご協力いただいた関係者の皆様にも、心より感謝申し上げます。とりわけ出版に際し、羊土社編集部の今城葉月氏ならびに中川由香氏にも多大なるご助力を頂戴しました。関係各所の皆様にも、ここに記して厚く御礼申し上げます。


2025年11月

編者を代表して
辻 雅子

目次

序章 教育について考える

1 教育のとらえ方

2 教育と指導

3 実施される場による教育の内容

 A 家庭教育

 B 学校教育

 C 社会教育

4 教育に必要な力(教育力)

 A 教育計画(カリキュラム)を立てる力

 B 自らよく学ぶ力

 C 善き態度がとれる力

 D 専門的知識・技術力を習得・修得する力

 E つねに向上心を抱ける力

 F コミュニケーション能力

 G 発問力

5 教育と人間形成

 A 教育により人間は形成される

 B 人間形成に必要な教育

 C SDGsと栄養教育

 D 諸外国の食生活指針およびフードガイド

6 栄養教育から食育の提唱

 A 時代の変遷と栄養教育

 B 食育の提唱

7 栄養教育に携わる使命と役割

 A 栄養教育の実践者としての使命と役割

 B 栄養教育の場で求められる基本的な資質と能力

第1章 栄養教育の理論

1 栄養教育と行動科学

 A 行動科学とは

 B 食行動のとらえ方

 C 食物の階層構造

 D 栄養教育における行動科学の位置づけ

2 学習理論

 A 行動分析

 B 刺激-反応理論

3 生態学的モデル

4 個人に対する行動科学的アプローチ

 A KAPモデル

 B ヘルスビリーフモデル

 C トランスセオレティカルモデル

 D 計画的行動理論

 E COM-Bモデル

5 個人と個人との間の関係における行動科学的アプローチ

 A 社会的認知理論

 B ソーシャルサポート

6 集団や地域における行動科学的アプローチ

 A コミュニティオーガニゼーション

 B イノベーション普及理論

 C ヘルスリテラシー

7 カウンセリング

 A カウンセリングの基本と栄養カウンセリング

 B カウンセリングの基礎的技法

 C. 認知行動療法

 D. 動機づけ面接

8 行動変容技法

 A 刺激統制

 B 反応妨害・拮抗

 C 行動置換

 D オペラント強化

 E 認知再構成

 F 意思決定バランス

 G 目標宣言・行動契約

 H セルフモニタリング

 I 自己効力感

 J ストレスマネジメント

 K ソーシャルスキルトレーニング

 L ナッジ

9 組織づくり・地域づくりへの展開

 A セルフヘルプグループ

 B グループダイナミクス

 C エンパワーメント

 D ソーシャルキャピタル

[Case Study] 心不全とヘルスリテラシーの関係を多施設共同研究から探る

第2章 栄養教育マネジメント

1 マネジメントサイクルと理論・モデル

 A 栄養教育とマネジメントサイクル

 B プリシード・プロシードモデル

 C ソーシャルマーケティング

[Case Study] K社における減量への取り組み

第3章 栄養教育のためのアセスメント

1 アセスメントの意義

2 健康や食物摂取に影響を及ぼす要因のアセスメント

 A アセスメントの種類と方法

 B 影響要因の整理

3 情報の整理

 A 情報の収集

 B 優先課題の特定

4 アセスメント記録

 A アセスメント記録様式

 B 記録例(事例)

5 自己アセスメントワーク

 A ワークの進め方

 B 振り返り

[Case Study] 新体操に打ち込む、あかりさんの栄養支援を考える

第4章 栄養教育の目標設定と計画立案

1 栄養教育における目標設定

 A 目標を設定する意義

 B 栄養教育の目標と目的

 C 目標設定における留意点

2 目標の種類

 A 目標の種類と内容

 B 実施目標

 C 学習目標

 D 行動目標

 E 環境目標

 F 結果目標

 G リハビリテーション栄養の目標設定とSMARTの法則

3 栄養教育計画の立案

 A 栄養教育計画を立案する意義

 B 栄養教育計画を立案する際の視点

 C 栄養教育計画を立案する流れ

4 栄養教育計画とプログラム作成

 A 栄養教育計画書の作成

 B 栄養教育プログラムの作成

 C 栄養教育計画における指導案の作成

 D 指導案作成の留意点

[Case Study] K小学校における食育計画

第5章 栄養教育の実施

1 教材の選択と作成

 A 媒体・教材・教具

 B 媒体の種類

 C 媒体・教材の開発と活用

2 学習形態の選択

 A 栄養教育の学習形態

 B 学習形態の選択

3 実施に向けた準備

 A 栄養教育実施者に必要なトレーニング

 B 教育実施者の決定と実施場所などの選択

4 モニタリングと記録・報告の実施

 A モニタリングの実施

 B 記録・報告の実施

[Case Study] 摂食障害の中学生に対する栄養教育の記録例

第6章 栄養教育の評価

1 栄養教育の評価と意義

 A 健康づくりの観点からみた栄養教育と評価

2 栄養教育の評価と目的

 A 健康教育の評価

 B 健康づくりのための栄養教育の評価とその目的

3 栄養教育の評価の対象者

4 栄養教育の評価指標と評価基準

 A 栄養教育の評価の基本

 B 評価指標

 C 評価の視点

 D 評価基準

5 栄養教育マネジメントにおける各種評価

 A 栄養教育マネジメントと評価

 B 企画評価

 C 経過評価

 D 影響評価

 E 結果評価

 F 形成的評価

 G 総括的評価

 H 経済評価

 I 総合評価(総合的評価)

 J フィードバック

 K その他:健診・保健指導の評価

6 栄養教育の評価のデザイン

 A 時間要因による分類

 B 観察的研究のデザイン

 C 実験的研究(介入研究)のデザイン

7 評価のデザインにかかわる因子

 A 評価の信頼性と妥当性

 B 評価の妥当性にかかわる要因

[Case Study] 栄養教育でのDESIGNモデルとSAMRモデル

第7章 多様な場におけるライフステージ別の栄養教育

1 保育所・認定こども園・幼稚園などの場

 A 保育所・認定こども園・幼稚園などでの栄養教育の特徴と留意点

 B 乳幼児の発育の特性をふまえた栄養教育

 C 幼児期の栄養の問題

 D 間食

 E 食物アレルギー

2 小・中・高等学校、大学などの場

 A 小・中・高等学校、大学などでの栄養教育の特徴と留意点

 B 学童期・思春期の栄養の問題

3 地域・職域などの場

 A 地域における妊娠期・授乳期の栄養教育

 B 職域での栄養教育

 C 成人期・更年期の栄養の問題

 D ワーク・ライフ・バランス、勤務形態と栄養教育

 E 在日外国人に対する栄養教育

4 高齢者福祉施設や在宅介護の場

 A 高齢者福祉施設や在宅介護での栄養教育の特徴と留意点

 B 高齢期の栄養の問題

5 栄養と環境に配慮した場

 A 単身生活と栄養教育

 B 障がい者福祉施設での栄養教育の特徴と留意点

 C スポーツ現場での栄養教育

[Case Study] 子育て支援:離乳食教室

第8章 食環境づくりにおける栄養教育

1 栄養教育における食環境の概念

2 食品(食物)へのアクセス面での食環境づくり

3 情報へのアクセス面での健康づくり

4 食品(食物)へのアクセスと情報へのアクセスを統合した栄養教育

[Case Study] 介入のはしごで考える、自然に健康になれる環境づくり

巻末資料 わが国における栄養指導・栄養教育の歩み


索引

Column

SWOT分析

国民健康・栄養調査の3つの調査票と栄養教育での活用

AIと一緒にアセスメントする日がくる!?

医学・薬学教育での「目標」を指す用語:GIOとSBO

POSと全人的ケア

盲検法の実際

牛乳・乳製品の摂取とカルシウム摂取量を考える

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:15.7MB以上(インストール時:38.5MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:62.6MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:15.7MB以上(インストール時:38.5MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:62.6MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784758113847
  • ページ数:192頁
  • 書籍発行日:2025年12月
  • 電子版発売日:2026年1月16日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。