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- ぺんぎん薬剤師の調剤報酬 総まとめ[令和8年度版]
商品情報
内容
調剤報酬を長年調べに調べてきた著者が,現場で役立つ知識を惜しみなく注ぎ込んだ書籍がついに登場! 点数の概要から算定要件,併算定の可否,レセプト記載事項まで,算定項目ごとにポイントを整理.令和8年度の改定内容はもちろん,それ以前の改定の変遷を踏まえながらの解説だから理解が深まる.さらに,コラム「ぺんぎん薬剤師はこう考える」も必見.単に算定できるorできないにとどまらず,点数の背景や制度の意味を理解することで,これからの薬局・薬剤師に求められる役割も見えてくる.現場ですぐに参照できるポケットサイズで,はじめて調剤報酬を学ぶ方からすでに実務で算定にかかわっている方まで,必携の一冊!
序文
序
調剤報酬は,薬局で働く人にとって身近でありながら,決してわかりやすいものではありません.点数,施設基準,算定要件,疑義解釈,レセプト摘要欄への記載…….日々の業務の中で必要に迫られて確認しているものの,算定できるかどうかを判断すること自体が難しい場合も多く,「なぜこの点数があるのか」「何を評価しているのか」まで考える機会は,意外と少ないのではないでしょうか.
しかし,調剤報酬は単に点数をまとめただけのものではありません.調剤報酬には,薬局や薬剤師にどのような役割が求められているのか,これからの薬局がどの方向に進むべきなのかといった,国が薬剤師・薬局に期待する姿が示されています.調剤報酬を読み解くことは,単に算定要件を確認するだけでなく,薬局業務の意味を見直すことにもつながります.
令和8 年度調剤報酬改定では,立地ではなく機能で評価される薬局をめざす流れの中で,いわゆる門前薬局,特に都市部や医療モールに立地する薬局には厳しい見直しが行われました.一方で,かかりつけ薬剤師に関する評価体系の見直し,継続的服薬指導の評価,残薬調整や有害事象の防止,在宅医療,医薬品供給不安への対応,薬剤レビューの評価など,薬剤師による対人業務や薬局の地域機能を評価する内容も多く盛り込まれました.令和8 年度改定は,薬局の役割が,患者さんの薬物療法や地域の医薬品供給を支える方向へ広がっていることを示す改定だと受け止めています.
本書では,令和8 年度改定を踏まえた調剤報酬について,算定のポイントと根拠をできるだけ現場目線で整理しました.通知や疑義解釈に基づく要件を確認しながら,単に「算定できる」「算定できない」を覚えるのではなく,各点数がどのような薬局業務を評価しているのか,実務の中でどのように考えればよいのかを意識して解説しています.
はじめて調剤報酬を学ぶ方には,全体像をつかみ,専門用語を学び,実際に算定を行うまでの道しるべとなるように.すでに実務で算定にかかわっている方には,日々の業務の中で確認を行うためのツールとして活用でき,さらに将来を見据えてどのように行動していけばよいのかを考えるきっかけとなるように.できるだけ実務に近い言葉で,必要な情報を整理することを心がけました.
また,本書では算定要件の整理だけでなく,各項目の背景や,私自身が現場でどのように受け止めているかについても,できるだけ言葉にするよう心がけました.調剤報酬を学ぶ目的は,点数を取ることだけではありません.点数の背景にある意味を理解することで,自分の薬局では何に取り組めるのか,患者さんが困っているときに薬剤師としてどのような形でかかわることができるのかを考える手がかりになります.制度や点数の意味を理解していれば,患者さんに必要な薬学的管理を行い,その内容を記録し,必要に応じて医療機関等へ情報をつなぎ,実際に行った取り組みを薬剤師の専門性として適切な評価へ結びつけることができます.
一つひとつの薬学的管理や服薬指導,情報提供は,単なる算定項目ではなく,患者さんや医療従事者とのコミュニケーションの機会でもあります.そうしたかかわりの積み重ねが,信頼関係を築く土台になるはずです.本書が,薬局で働く皆さまにとって,調剤報酬を少しでも前向きに,そして実務に結びつけて考える助けになればうれしく思います.
最後に,本書の企画から編集,制作に携わってくださった秋本佳子さま,望月恭彰さまをはじめとする羊土社編集部の皆さま,日々の業務を通じて多くの気づきを与えてくださる薬剤師・医療関係者の皆さま,そして「ぺんぎん薬剤師」の発信を読んでくださっている皆さまに,心より感謝申し上げます.
2026年9月
ぺんぎん薬剤師
目次
本書の使い方
令和8年度調剤報酬改定の概要
第0章 調剤報酬の基本
調剤報酬の考え方
受付回数
第1章 調剤技術料
調剤基本料1・2・3
調剤基本料の注1(調剤基本料の特例)
調剤基本料の注3(複数医療機関の処方箋を同時に受け付けた場合)
調剤基本料の注4(未妥結減算・かかりつけ減算)
特別調剤基本料A
特別調剤基本料B(調剤基本料の注2)
分割調剤とリフィル処方箋
分割調剤(概要)
分割調剤(長期保存の困難性等)
分割調剤(後発品の試用)
分割調剤(医師の指示)
リフィル処方箋
地域支援・医薬品供給対応体制加算1
地域支援・医薬品供給対応体制加算2・3・4・5
連携強化加算
バイオ後続品調剤体制加算
調剤基本料の注8(後発品減算)
在宅薬学総合体制加算1・2
在宅薬学総合体制加算(追加的措置)
電子的調剤情報連携体制整備加算
▶ 付録:医療DXに関する用語集
門前薬局等立地依存減算
剤と調剤
薬剤調製料
一般名処方と変更調剤
無菌製剤処理加算
▶ 付録(抗悪性腫瘍剤の定義ほか)
麻薬・向精神薬・覚醒剤原料・毒薬加算(麻薬等加算)
時間外加算・休日加算・深夜加算・時間外加算の特例(時間外等加算)
夜間・休日等加算
自家製剤加算
計量混合調剤加算
第2章 薬学管理料
薬学管理料の通則
調剤管理料
調剤時残薬調整加算
▶ 処方箋による減数調剤の指示
薬学的有害事象等防止加算
服薬管理指導料(通則)
服薬管理指導料1・2
服薬管理指導料3(介護老人福祉施設等に入所している患者に訪問して行った場合)
服薬管理指導料4(オンライン服薬指導)
麻薬管理指導加算(外来)
特定薬剤管理指導加算1
特定薬剤管理指導加算2
▶ 付録(外来がん化学療法と支持療法ほか)
特定薬剤管理指導加算3 イ
特定薬剤管理指導加算3 ロ
乳幼児服薬指導加算
小児特定加算(外来)
吸入薬指導加算
かかりつけ薬剤師フォローアップ加算
かかりつけ薬剤師訪問加算
服薬管理指導料の注17(特例)(手帳の活用実績が少ない保険薬局)
外来服薬支援料1
外来服薬支援料2
施設連携加算
服用薬剤調整支援料1
服用薬剤調整支援料2
服薬情報等提供料1
服薬情報等提供料2
服薬情報等提供料3
▶ 服薬情報等提供料1・2・3の比較
調剤後薬剤管理指導料1・2
医療と介護
在宅患者訪問薬剤管理指導料1・2・3
居宅療養管理指導費/介護予防居宅療養管理指導費/情報通信機器を用いた服薬指導
▶ 在宅患者訪問薬剤管理指導料・居宅療養管理指導費
麻薬管理指導加算(在宅)
在宅患者医療用麻薬持続注射療法加算/医療用麻薬持続注射療法加算
乳幼児加算
小児特定加算(在宅)
在宅中心静脈栄養法加算
在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1・2
在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1の注10(感染症)
夜間訪問加算・休日訪問加算・深夜訪問加算
在宅患者緊急時等共同指導料
経管投薬支援料
在宅移行初期管理料
退院時共同指導料
訪問薬剤管理医師同時指導料
複数名薬剤管理指導訪問料
第3章 薬剤料
使用薬剤料
保険診療における処方制限(医薬品給付の適正化)
長期収載品の選定療養
▶ OTC類似薬の一部保険外療養制度
保険調剤に関連する請求について
第4章 特定保険医療材料料
特定保険医療材料
第5章 その他
調剤ベースアップ評価料
調剤物価対応料
巻末付録
① 調剤報酬点数表
② 各指導料と他の薬学管理料の併算定の可否
③ 調剤報酬の算定に注意が必要な処方
④ 施設基準に記載されている研修
⑤ フォローアップと情報提供
⑥ 薬学管理料の算定に必要な指示や同意等
索引
ぺんぎん薬剤師はこう考える
① 集中率85%の意味(調剤基本料,門前薬局等立地依存減算)
② 患者さんが困っているときに対応できる薬局
③ 在宅は特別な機能ではなく,かかりつけ薬局の基本機能
④ 残薬と重複は薬学管理の入り口
⑤ かかりつけ薬剤師になるきっかけ
⑥ 算定で終わらず,その後を気にかけることが評価される加算
⑦ 自己負担についての同意
⑧ フォローアップとトレーシングレポートはかかりつけ薬局の基本機能
⑨ 薬学管理料を単なる算定で終わらせない
⑩ 薬学管理料を連続させることで記憶に残るコミュニケーションに
⑪ 処方提案の実績を数字に残そう
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書籍情報
- ISBN:9784758109536
- ページ数:464頁
- 書籍発行日:2026年10月
- 電子版発売日:2026年10月22日
- 判:B6変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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