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学振特別研究員に採用される方法とコツ 「質の高い申請書」と応募戦略でキャリアを切り拓く!

  • ページ数 : 199頁
  • 書籍発行日 : 2026年3月
  • 電子版発売日 : 2026年4月10日
¥3,630(税込)
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商品情報

内容

めざせ学振特別研究員!実例をもとに書き方のコツがわかる1冊!
学振特別研究員制度の概要から,実例をもとにした申請書作成のコツ,意外と知られていない審査の重要なポイントまでを紹介!これまで300を超える申請書を見てきた著者の「誰が読んでもわかりやすい申請書作成のノウハウ」を伝授します!内容面だけでなく,書類の見た目についてもしっかりと解説.また,近年急速に発展している生成AIを使った添削術も複数モデルを用いて紹介し,違いや注意点を説明しています.巻末には、令和7年度採用分の申請書を含めた5つの見本を掲載! 「応募するのは難しそう…」「申請書の書き方がわからない…」などの悩みを解決したい,チャレンジするあなたに贈る1冊です.

序文

企画にあたって


本書を手にとっていただきありがとうございます。この本には、自分が大学院生で学振に応募したとき、事前に知っておければ嬉しかったなと思う内容を詰め込んでいます。私自身、学振に申請したときはじめて研究計画書を作成する状況で、右も左もわからないなか、無我夢中になって執筆して推敲したことを覚えています。結果として、ありがたいことに特別研究員DC1として採用していただけました。

後輩と話しているあるとき、「学振申請書作成のコツを教えてほしい」「それではワークショップを開くのがいいのではないか」ということになりました。私が申請書を作成して得られた知見をできるだけ早く知ってもらい、よりよい研究計画書を書いてほしいと思っていたことから、すぐに実行に移し、学振申請書作成ワークショップなるものを開催しました。

そのワークショップには文系理系問わず多くの大学院生が参加してくださり、その後も数年実施しました。ただ、私自身が忙しくなってしまったこともあり、最近では対面のワークショップではなく、書き方のコツを伝えるオンラインイベントを開いています。

それらの経験を通して私は文系理系問わずに計300件以上の申請書を読んでいます。分野を問わない数多くの申請書を読んだ経験から、申請書について確実に言えることがあります。

「採用される申請書は誰が読んでもわかりやすい」ということです。専門でなかったとしても、その研究を行う背景、意義、目的、内容、期待される成果がわかるのです。わかるだけでなく「面白い!」と興奮できるのです。

本書では、学振特別研究員制度の概要と審査の重要なポイント、上記の経験から得た学振申請書作成のコツを私が作成した申請書をモデルとして解説しています。また、生成AIを活用した申請書のブラッシュアップの方法についても、いくつかのモデルを使用した実例から解説しています。さらに、過去のイベントに参加してくださった一部の方から実際に採用された申請書見本を提供していただき、それらを付録に掲載しています。

私は、これまでの経験から学振の申請書を作成すること自体に価値があると考えています。

専門外の研究者にもわかりやすく研究について記述することは、自身の研究の振り返りにつながります。また、申請書をブラッシュアップする過程で、研究自体もブラッシュアップされていくのです。研究自体もクオリティがあがって、伝える力も身につき、金銭的なメリットやキャリア上のメリットもある、となると書かない理由が見つかりません。

博士課程以降で研究されるあなたには、ぜひ学振の申請書を作成することにトライしてもらいたいと思っています。そして、本書がその背中を一押し、二押しできれば嬉しいと考え、できるだけわかりやすく、意味ある内容を盛り込むように心がけて執筆しました。学振申請書を作成することを通して、よりよい研究生活を送られることを心より願っています。


2026年2月

吉田 塁

目次

はじめに

序章 学振のすすめ

1 学振申請書を書こう

2 学振申請書作成のメリット

 研究のブラッシュアップが促される/継続的な収入が得られ、研究に集中できる環境が得られる/キャリアに対して有利にはたらきうる/伝える力を磨くきっかけとなる/研究費を使う経験を積める

COLUMN 申請書作成は研究の基礎となり、研究遂行力はどの分野でも通用する

1章 学振の概要・審査のしくみと応募戦略

1 学振とは

 学振の概要/特別研究員-DC/特別研究員-PD/特別研究員-RPD/雇用型PD/RPD とフェローシップ型PD/RPD/申請数と採用率/A区分とB区分/特別研究員の遵守事項

2 スケジュール

 公式なスケジュール/応募に向けたスケジュール

3 審査区分と書面審査セット

 審査区分/書面審査セット

4 審査のしくみとプロセス

 審査方針/DC/PD の審査方法/RPD の審査方法/選考結果の開示

5 応募戦略

 審査委員の立場を想像する/応募区分・審査セットを踏まえて書き方を検討する/過去に採択された課題を KAKEN で確認する/早めに初稿をつくり、推敲を重ねる/教員、先輩、友人、家族などに読んでもらう/生成 AI を活用する

COLUMN 審査のしくみを理解する重要性

2章 申請書の書き方 内容編

1 よい申請書とは

 誰が読んでもわかりやすい/短時間で魅力が伝わる/基本的に申請書に書かれている指示に従っている/パラグラフ・ライティングができている

2 作成の方針と流れ

3 申請書の構成案

4 申請書情報

5 研究課題名

 研究課題名を書くときのポイント/よくある失敗と改善例

6 研究の概要

 概要を書くときのポイント/概要の具体例

7 研究の位置づけ①:当該分野の状況や課題 などの背景

 背景に書くべき要素/背景を書くときのポイント/採用例の解説

8 研究の位置づけ②:研究課題設定に至った 着想・経緯

 着想・経緯を書くときのポイント/採用例の解説

9 研究目的・内容等①:研究目的

 研究目的を書くときのポイント/よくある失敗/採用例の解説

10 研究目的・内容等②:研究方法・内容

 研究方法・内容を書くときのポイント/よくある失敗/採用例の解説

11 研究目的・内容等③:研究の特色・独創性

 特色と独創性の違いについて/特色・独創性を書くときのポイント/採用例の解説

12 研究目的・内容等④:研究完成時に予想されるインパクト・総合知への貢献・将来の見通し

 インパクト・総合知への貢献・将来の見通しを書くときのポイント/採用例の解説

13 (PDのみ)受入研究室の選定理由

14 人権の保護および法令等の遵守への対応

15 研究遂行力の自己分析

 自己分析を書くときのポイント/採用例の解説

16 評価書

 評価書の内容/特別研究員 -DC/特別研究員 -PD/RPD

17 特別研究員奨励費応募調書

 記載内容

COLUMN 私の体験談〜今でも役に立っている申請書作成のスキル〜

3章 申請書の書き方 形式編

1 とにかく見やすくつくる

2 見出しをつくる

 フォントを変える/括弧や色を使って強調する/適切な余白を確保する

3 図をつくる

 文字は大きく、読みやすくする/研究の概念図は必ずつくる/余白をつくる/図の要素を整列させる/本文で図を参照する

4 強調を入れる

COLUMN 見た目も重要ですが、結局は内容

4章 申請書の仕上げと提出

1 全体的な見直し

 見出しと内容が一致しているか?/各見出し間のつながりが明確になっているか? /各見出しの内容が適切な分量になっているか? /パラグラフ・ライティングできているか? /用語を適切に使用しているか? /見直しのためのチェックリスト

2 提出

 研究者養成事業電子申請システムの申請者 ID・パスワードを発行してもらう/日本学術振興会の HP からフォーマットをダウンロードする/申請書を作成する/電子申請システムに情報入力する/受入研究機関が内容を確認する/日本学術振興会が受理する

COLUMN 申請書は1回書いたら終わりではなく、そこがはじまりです

5章 生成AIの使いどころ

1 生成 AI の特徴と注意点

 生成 AI の主な特徴とメリット/重要な注意点

2 生成 AI による概要案作成

3 生成 AI によるタイトル案作成

4 生成 AI による文章案作成

5 生成 AI による本文添削

COLUMN 思考の丸投げには注意

6章 採用・不採用後の対応

1 採用時の対応

 提出が必要な書類と提出期限/採用までの準備/研究開始に向けた心構え

2 不採用時の対応

 選考結果の開示内容を確認する/評価結果を冷静に分析する/具体的な改善アクションを実行する/他の支援制度を積極的に活用する

COLUMN 不採用から採用へ

付録・資料

大学院生/ポスドクが応募できる助成金例

採用に向けた仕上げの見直しチェックリスト

学振特別研究員応募に関するQ&A

実際に採用された申請書見本

索引

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書籍情報

  • ISBN:9784758121439
  • ページ数:199頁
  • 書籍発行日:2026年3月
  • 電子版発売日:2026年4月10日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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