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病理と臨床 2025年5月号(43巻5号)膠原病・リウマチ性疾患の病理up to date

  • ページ数 : 104頁
  • 書籍発行日 : 2025年5月
  • 電子版発売日 : 2025年5月8日
¥3,300(税込)
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商品情報

内容

膠原病・リウマチ性疾患の病理up to date

特集テーマは「膠原病・リウマチ性疾患の病理up to date」.膠原病・リウマチ性疾患における自己免疫と自己炎症─病態メカニズム,診断,および治療戦略─/皮膚/口腔領域の自己免疫性病変/肺病変/肝臓/腎病理/血管病変─大型血管炎と中型血管炎を中心に─/自己免疫疾患関連リンパ節症の病理 等を取り上げる.連載記事として[マクロクイズ],[鑑別の森],[病理学基礎研究の最前線],[今月の話題] 他を掲載する.


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序文

膠原病・リウマチ性疾患の病理up to date


最後に「病理と臨床」で膠原病の特集が組まれたのは2018年6月号であり,大橋健一先生と石津明洋先生が「膠原病の病理―今日的視点から―」として編集を担当された.それから約6年の歳月が過ぎ,新たな知見も多く生まれている.そこで本特集号では,前回特集のupdate版としての編集を試みた.

膠原病は,1942年アメリカの病理学者Paul Klemperer(1887~1964年)が,全身の結合組織や血管にフィブリノイド変性がみられ,どの臓器が病変の主座であるかが特定できない疾患群を見出し,collagen vascular disease と概念化して提唱したことに始まる.

すなわち,病理形態学的変化に基づき病理学者が考案した名称である.Paul Klempererが報告した膠原病は,現在では全身性エリテマトーデス systemic lupus erythematosus(SLE),強皮症,多発性筋炎/皮膚筋炎 polymyositis/dermatomyositis(PM/DM),結節性多発動脈炎 polyarteritis nodosa(PAN)などと考えられており,これらは古典的膠原病ともいわれている.

一方で,医学の発展とともに膠原病類縁疾患が多く報告されるようになり,日本リウマチ学会および日本リウマチ財団のホームページでは,膠原病および類縁疾患を総称してリウマチ性疾患rheumatic diseasesとしている.さらに,近年では,リウマチ内科やリウマチ膠原病内科など「リウマチ」という名称が前面に出る傾向があるが,本誌は病理学を扱う雑誌であるので,病理学の分野で生まれた膠原病という名称を前面に出し,特集タイトルを「膠原病・リウマチ性疾患の病理 up to date」とした.

ご存知のように膠原病・リウマチ性疾患の多くは病理形態学的所見のみで診断が確定することはほとんどなく,身体所見や各種臨床検査所見も踏まえた総合的なアプローチが必要である.この特集では,各領域におけるエキスパートの先生方に診断の手がかりとなる重要な病理形態学的特徴に加えて,診断に必要な臨床的特徴も含めてわかりやすく解説していただいた.

この特集が読者の日常業務の一助になれば幸いである.


佐藤康晴 [岡山大学学術研究院保健学域 分子血液病理学]
竹内賢吾 [がん研究会有明病院 病理部]

目次

【特 集】

膠原病・リウマチ性疾患における自己免疫と自己炎症─病態メカニズム,診断,および治療戦略─……古賀智裕 他

皮膚……横内 幸 他

口腔領域の自己免疫性病変……石丸直澄

肺病変……清水重喜 他

肝臓……邵 文華 他

腎病理……乳原善文 他

血管病変─大型血管炎と中型血管炎を中心に─……松本 学 他

自己免疫疾患関連リンパ節症の病理……西村 碧 フィリーズ 他

【連 載】

マクロクイズ[193]

栃木直文 他

鑑別の森[44]

子宮内膜生検でのEGSBと類内膜癌

Answer 1:真田咲子

Answer 2:長峯理子

病理学基礎研究の最前線[9]

ゲノム医療がもたらした新たなゲノム研究……高阪真路

病理医としてのアドバンテージを体感しよう―海外における病理医活動の紹介―[5]

ベルギー王国で病理医として過ごした12 年間……小無田美菜

【今月の話題】

腎腫瘍病理診断コンサルテーションの経験……長嶋洋治

【ひろば】

海外CAP査察官を経験して……長峯理子

【Information】

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書籍情報

  • ISBN:9784011204305
  • ページ数:104頁
  • 書籍発行日:2025年5月
  • 電子版発売日:2025年5月8日
  • 判:B5変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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