臨床に役立つPNF

  • ページ数 : 536頁
  • 書籍発行日 : 2023年10月
  • 電子版発売日 : 2025年2月14日
¥9,900(税込)
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商品情報

内容

これはただの徒手療法本ではない。限界を突破するための攻略本だ。 ■今こそ学べ、時代を超えた原理と原則 ■図表760以上、QR動画50以上の圧倒的ボリュームで治療効果をさらに拡張させろ! セラピストに世界的に広まった手技としては、最も歴史の長い手技の1つ、PNF。現在では、トレーナーや理学療法士、整形外科医などによって世界中で広く用いられている。その適応範囲も広く、筋の機能向上、スポーツパフォーマンスの向上、麻痺性疾患の動作の改善、運動器疾患の動作の改善などに効果があり、様々な分野で活用されている。この書籍では日本に数名しかいない国際PNF協会アドバンスインストラクターが10日間のコースで教えている内容を余すことなく解説している。圧倒的な量の解説写真と,各種実技の動画を視聴できるQRコードが多数用意されているため、多彩な手技やエッセンスが分かりやすくなっている。 【本書の4つの特徴】 アプローチ効果を最大化させる5つの法則や、運動学習・制御理論に基づいたアプローチの原則を学ぶことができる。 10日間(75時間)の国際PNF協会(IPNFA®)認定ベーシックコースの内容を1冊に凝縮! 運動器疾患・中枢神経疾患・スポーツパフォーマンスへの3例の実例紹介!学んだ知識の応用を学べる! 嚥下障害、呼吸障害、顔面神経麻痺に対するアプローチも紹介!幅広い現場のセラピストに対応した技術を網羅! 【PNF(固有受容性神経筋促通手技)とは?】 「伸張」「収縮」「弛緩」「圧縮」「牽引」を利用して、神経や筋の働きを改善させ、身体機能を変化させるコンセプト。 1940年代から始まり、セラピストに世界的に広まった手技としては、最も歴史の長い手技の1つ。 その適応範囲は広く、麻痺性疾患の動作の改善、運動器疾患の痛みの軽減、スポーツパフォーマンスの向上などに効果がある。

序文

序文
その手を武器にしたい人、集合

これは、私が講習会の告知をする際に用いているフレーズです。

人一倍臆病である私は、昔から臨床で出会う患者様と向き合うことが、とても怖くて仕方がありませんでした。もっと言ってしまうと、臨床自体が怖いと感じていました。

臨床現場とは、どんな人がどんなことを要求してくるのか分からない、まさに戦場そのものなのです。その戦場での恐怖に打ち勝つために、私は素手でがむしゃらに戦うのではなく、自分のこの手を武器にするしかないと悟ったのです。

今、この書籍を手にとって下さっている皆さんの多くは、セラピストとして日々患者様と向き合っている方だと思います。・今までに、聞いたことがない訴えを言われたらどうしよう。・昨日一生懸命考えて治療したけれど、今日になってさらに悪化したと言われたらどうしよう。・問題のある部位は明らかだけれど、それを良くする方法が分からない。

このように、経験の浅いセラピストであればあるほど悩みは尽きないはずです。ある人は先輩に相談し、またある人は本やインターネットで情報収集し、そしてある人は外へ出て積極的に講習会に参加することで技術を高めるかもしれません。

それらは全て正しい行動です。

そのような、「自分の価値を高める」という仕事をする上で、最も重要な側面を応援するためにこの本を書きました。それが自分のこの手を武器にするということなのです。

2010年に国際PNF協会(IPNFA®)認定インストラクターになって以来、これまで65回にわたり、日本やお隣韓国でも国際PNF協会(IPNFA®)認定ベーシックコース(10日間)を教えてきました。それほど多くの回数を教える中で、その内容も大きく変化してきています。この本は、その10日間の中で私が教える内容の現状を出し惜しみなく、ほぼ全て網羅しています。

この書籍を手にとって頂いたあなたのその手が臨床の武器となり、セラピストとしての成長に貢献できればこれほど幸せなことはありません。また、そうなることを信じています。


2023年9月吉日

理学療法士
国際PNF協会認定アドバンスインストラクター
松田 現

目次

第I部 PNFとは何か?

1章 PNFとは

 1.まずはPNFのコンセプトを理解しよう!

2章 PNFフィロソフィー

 1.ポジティブ・アプローチ

 2.機能的アプローチ

 3.集中的トレーニングにより潜在能力を導く

 4.全体像をみる

 5.運動学習と運動制御理論の利用

3章 基本的原理と手順

 1.基本的原理

 2.基本的手順

4章 テクニックと実技の概要

 1.PNFテクニックの概要

 2.PNFの実技の概要

第Ⅱ部 PNFのテクニックと実技

1章 PNFテクニック

 1.動筋テクニック

 2.拮抗筋テクニック

 3.リラクセーションテクニック

2章 PNFパターン

 1.肩甲帯の動きを促通し、肩甲帯から身体各部位を促通するパターン

 2.骨盤帯の動きを促通し、骨盤帯から身体各部位を促通するパターン

 3.体幹の動きを促通するパターン

 4.上肢の動きを促通し、上肢から身体各部位を促通するパターン

 5.下肢の動きを促通し、下肢から身体各部位を促通するパターン

 6.頸部の動きを促通し、頸部から身体各部位を促通するパターン

 7.両上肢や両下肢の動きを促通し、身体各部位を促通するパターン

3章 マット動作

 1.寝返り

 2.背臥位動作

 3.腹臥位動作

4章 歩行に対するPNF

 1.歩行の特徴と改善の考え方

 2.歩行の治療

第Ⅲ部 生命機能に対するPNF

1章 顔面運動に対する介入

 1.実際の介入

2章 顎関節に対する介入

 1.顎関節の観察と特徴

 2.介入方法

3章 呼吸に対する介入

 1.胸郭の構造と運動

 2.呼吸に関与する筋肉

 3.直接的適応と間接的適応

 4.PNF基本的原理とテクニックの利用

 5.実際の介入

 6.横隔膜への介入

4章 舌に対する介入

 1.実際の介入

5章 嚥下に関わる介入

 1.摂食・嚥下動作

 2.嚥下を左右するもの

第Ⅳ部 評価と治療の実際

1章 PNFにおける評価と治療

 1.ICFに基づいた評価と治療

 2.評価と治療の流れ

 3.評価と治療の計画表の活用

2章 治療の実例

 1.実例① 運動器疾患

 2.実例② 中枢神経疾患

 3.実例③ スポーツパフォーマンスへの介入

特典資料

 1.PNFの歴史

 2.IPNFA®コースシステムについて

 3.GEN ACADEMYについて

 4.PNFリハビリセンターについて

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書籍情報

  • ISBN:9784904862612
  • ページ数:536頁
  • 書籍発行日:2023年10月
  • 電子版発売日:2025年2月14日
  • 判:B5変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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