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医師1年目になる君たちへ:誰も教えてくれない些細で、とても大切なこと

  • ページ数 : 286頁
  • 書籍発行日 : 2025年2月
  • 電子版発売日 : 2025年3月4日
¥3,520(税込)
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商品情報

内容

1年後、きっと「読んでおいて助かった」と感じる1冊
国試に必要な知識と医療現場で必要とされる知識には乖離があります。また、研修医になって必要なのは、医学知識だけではありません。このことに研修医になって初めて気付くことも多いと聞きます。研修医の頃に「知っていればもっと楽だったのに!」と著者が痛感した、研修医に必要な知識を幅広く俯瞰的に解説。医療現場でこそ必要な知識や技術、そして生き方まで、研修医になる、なった人への道標となる1冊です。

序文

医師1年目になる君たちへ

私は今でも、初期研修医としてはじめて救急外来に出たときのことを鮮明に思い出すことができます。

当時の私は、あまりにも無力でした。信じられないほどテキパキ働き、次々にスタッフに指示を出す先輩医

師。検査の適応や輸液の種類、患者に問診すべき事項を知りつくした看護師。彼ら、彼女らを前に私は苦悩しました。医学生の頃、あれほど真面目に勉強したのに、なぜ自分はこんなにも使い物にならないのかと―。

国家試験の合格に必要な知識と、医療現場で必要とされる知識には、乖離があるのです。

例えば、国家試験を乗り越えたみなさんは、電解質異常をきたす疾患や、そのメカニズムについてよく知っていると思います。ですが、電解質異常を治療するための、末梢ルート確保のコツや、必要な物品のラインナップを知りませんし、患者や家族への説明の方法も知らないはずです。

例えば、呼吸不全をきたす疾患やその治療法について、みなさんはしっかりと学んできたと思います。しかし、患者に酸素を投与するとき、どのデバイスを使い、分速何リットルで投与するのが最適なのか。そう問われると困ってしまうでしょう。

これらは、現場で医師として行うべき、あるいは他職種のスタッフに指示すべき重要な医療行為なのですが、医学部では十分に学びません。誰もが、現場でのOn the job trainingで身に付けるのです。そして残念ながら、臨床現場がこれほど「初見」に満ちた場所であることを、多くの医学生は知りません。だからこそ真面目な医師たちが、この辛い現実に悩まされるのです。

そこで本書ではまず、

「初期研修のスタートをスムーズに切れること」

「本来のスタートラインより少し前進した位置から走り始められること」を目標に、必要な入門知識をまとめました。本書を読めば、初期研修というプロセスを少し高い位置から俯瞰でき、仕事がずいぶん楽になると思います。

また、初期研修中に壁にぶつかったとき、伸び悩んだときなど、初期研修中を通して、本書の内容はみなさんの支えになると思います。

もちろん、この時期のみなさんに必要なのは、医学知識だけではありません。

医師になると、医学生時代より遥かにたくさんのお金を手にすることになります。しかし、お金の使い方や貯蓄の仕方を学生時代から学ぶ人はほとんどいません。医師になって急にまとまったお金が手に入り、さして必要のない保険に加入したり、後先考えずに浪費してしまったり、詐欺的な儲け話に引っかかってしまったりする。そんな後輩は後を断ちません。お金の知識、マネーリテラシーを身に付けるのも、早ければ早いほうがいいに決まっているのです。

また、キャリアについて考えることも大切です。目指したい未来の自分像を描き、そこから逆算して毎日を過ごす。こうした計画性もまた、初期研修の頃に身に付けてほしいと思っています。

本書は、医師1年目になるみなさんへ、そしてあの頃、一人思い悩んでいた医師1年目の私自身へ向けて書きました。

ぜひ早めに通読し、快調な初期研修にしていただくことを願っています。


2025年2月

山本健人

目次

1章 必須の臨床知識

手技

 01/国試では問われない「針」と「糸」と「管」のお話

 02/末梢ルート確保は簡単ではない!

 03/輸液を理解するための最低限の知識

 04/動脈ラインの確保にまつわる入門知識

 05/「穿刺」には5つのコツがある

 06/研修医が任されやすい小さな処置

 07/早めにマスターしたい心肺蘇生の一連の流れ

投薬

 08/はじめて行う薬の処方

 09/ミス厳禁! のよくあるシチュエーション

 10/感染症を診療するときに注意すべきこと

 11/習う前に実践!? みんなが不安な栄養の知識

 12/酸素はどんなときに必要なのか? 酸素療法のキソ

診察

 13/はじめての外来診療 教科書には載っていないコツ

 14/患者の痛みと上手く向き合おう

 15/入院患者の担当に当たったら何をする?

 16/救急外来で患者を帰す前に!

 17/患者家族とのかかわり方は早いうちに学んでおく

 18/患者から問われやすいお金の話

 19/研修医がやってしまいがちなbad communication

 20/看護師とどうかかわればいいの?

 21/上級医への上手なコンサルトを身に付けよう

書類作成

 22/カルテの書き方:キホンとNG例

 23/はじめての「紹介状」と「返書」

 24/経過サマリはなぜ書かないといけない?

 25/突如やってくる「死亡確認」という仕事

 26/死亡診断書の書き方をマスターしておこう

 27/診断書の書き方を簡単に

2章 情報収集とプレゼン

 01/日常はインプットの機会に満ちている! 情報収集の心得

 02/論文をザックリ理解する方法 精読を目指さない読み方

 03/抄読会を乗り切る術

 04/医学情報収集のための一歩進んだテクニック

 05/はじめての学会発表

 06/身に付けたいプレゼンテクニック

 07/学会に聴衆として参加するときのお作法

 08/学会発表したら論文化しよう!

3章 リスクヘッジとライフハック

 01/メールの落とし穴にご注意!!

 02/これはNG、患者情報の取り扱い方

 03/医師としてSNSを使うなら

 04/スムーズに業務をこなす人がやっていること

 05/知識が身に付きやすい今が学びのチャンス

 06/医療現場でのクレーム対応

 07/医療現場で使えるオススメ時短術

4章 キャリア形成

 01/意外に教わらない業績管理の方法

 02/専門医取得のために知っておきたいこと

 03/病院見学のススメ

 04/医局所属のメリット・デメリット

 05/学術活動にかかるコストとグラント(助成金)

 06/アルバイトについて知っておくべきこと

 07/大学院に行く必要はある?

5章 マネーリテラシー

 01/早めに知ってほしいお金の仕組み

 02/生命保険の基本的な知識

 03/知っておきたい最低限の投資の知識

 04/覚えておきたい税金の知識と確定申告

 05/医師賠償責任保険は必要?

Column

失敗を「引きずる」戦い方

間違いやすい言葉

民間療法を信じる患者に出会ったら

私のはじめての入院・手術体験

慣れてきた頃の落とし穴

書類の提出期限は守る

“see one, do one, teach one”

知っておきたい検診のデメリット

自己剽窃が問題になった事件

気を付けたい患者対応

開業医と勤務医の違い

休暇の使い方

民間の医療保険は加入すべき?

私が消化器外科を選んだ理由

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書籍情報

  • ISBN:9784758124324
  • ページ数:286頁
  • 書籍発行日:2025年2月
  • 電子版発売日:2025年3月4日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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