必修 小児外科手術[Web動画付]

  • ページ数 : 380頁
  • 書籍発行日 : 2025年4月
  • 電子版発売日 : 2025年5月13日
¥22,000(税込)
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商品情報

内容

小児外科医が修得しておかなければ手術を完全網羅。多数のイラスト,写真による手術解説に加え,実際の手術動画を収録。小児外科医必携の書!

序文

序文

戦後間もない1950年代に産声をあげた我が国の小児外科も,70年余りの歳月を経て,おおよそ50年先を走っていた欧米に追いつき追い越すレベルにまで発展してきました。そうした進歩を支えてきたのは,最新の知識や技術を絶え間なくupdate し続けてこられた諸先輩方の努力に加えて,いくつもの優れた教科書であることは間違いないことです。これまで第8版まで改訂が続いている『標準小児外科学』(医学書院)がその代表格です。一方で,小児外科の多様な手術を網羅した本格的な手術書は意外に少なく,1980年に中山書店から発刊された現代外科手術学体系の『幼小児の手術Ⅰ,Ⅱ』や,2013年にメジカルビュー社から発刊された『スタンダード小児外科手術』(田口智章,岩中督監修)など数えるほどしかありません。『幼小児の手術Ⅰ,Ⅱ』は葛西森夫先生,駿河敬次郎先生,植田隆先生など,我が国の小児外科のパイオニアの方々が執筆された素晴らしい手術書ですが,今は絶版となっていて手に取ることはできません。一方『スタンダード小児外科手術』はなかなか好評で,今もそれなりの部数が売れるロングセラーであると伺っています。このことは,小児外科医にとって手術書がいかに大切であるかを物語っているのだと思います。

この『スタンダード小児外科手術』が発刊されてから既に12年がたちました。ご存知のように外科手術は日進月歩で進化しています。私が卒業した40年前と比べると,今も同じ手術をしているのは数えるほどで,多くの疾患で最新の技術を駆使した術式が開発され,今や標準手術になっているものも少なくありません。そこで,現在行われている標準的な開放手術,内視鏡外科手術,ロボット支援手術など,最新の手技を網羅した手術書を作ろうということで本書の企画がスタートしました。手術書ですのでイラストを中心にして,わかりやすい説明をつけることを編集の骨子としました。一方で,疾患の解説や周術期管理などは最小限にとどめていますので,そうした点は他の成書を参考にしていただければと思います。現在第一線でご活躍されている各領域のエキスパートの方々に執筆を依頼しました。そして執筆依頼には,ダメもとで,「わかりやすいイラストに加えて,できれば動画もお願いします!」という一文を添えました。我々のこの厚かましいお願いにもかかわらず,皆さん快く執筆をお引き受けくださいました。そして本当に有難いことに,わかりやすい手術の解説とイラストに加えて,たくさんの素晴らしい動画(編集作業中にしばしば見入ってしまいました)も作成していただけました。書面のみでは伝わりにくい手術の勘所もしっかり理解できる,まさに痒いところに手が届く手術書になったと自負しています。小児外科の先生方はもとより,小児医療に携わる多くの医療者の皆さんが本書を手に取ってくださり,日頃の診療や研鑽の一助にしていただけましたら,当初より企画や編集に携わったものとしては望外の喜びです。

最後になりますが,ただでさえ忙しい診療の合間を縫って原稿執筆・イラスト作成・動画編集を快くお引き受けいただいた執筆者の皆様,日本小児外科学会の理事会業務で多忙を極めるなか編集にご協力いただいた小野滋先生,内田広夫先生,家入里志先生,並びに多岐にわたる改訂作業やイラスト作成に最後まで粘り強くお付き合いいただいた鈴木吉広さんをはじめとするメジカルビュー社編集部の皆様に深甚なる謝意を表します。


令和7年3月吉日

奥山宏臣
大阪大学小児成育外科

目次

Ⅰ 基本手技

1.気管切開

2.胃瘻造設手術

3.人工肛門(ストーマ)造設,腸瘻造設閉鎖

4.消化管吻合

5.中心静脈路の確保

6.ECMO

7.CAPD,腹膜透析チューブ留置

Ⅱ 頭頸部気管の手術

1.甲状舌管嚢胞摘出術

2.側頸瘻嚢胞,耳前瘻摘出術

3.梨状窩瘻嚢胞摘出術

4.声門下腔狭窄症の手術

5.先天性気管狭窄症の手術

6.気管軟化症の手術

7.喉頭気管分離術

Ⅲ 胸部の手術

1.先天性食道閉鎖症の手術

2.先天性食道狭窄症の手術

3.食道再建術

4.肺切除術(開胸,胸腔鏡)

 a.総論(体位,麻酔,Device,開胸法)

 b.上葉切除(左,右)

 c.中葉切除

 d.下葉切除(左,右)

5.胸郭形成術(漏斗胸,鳩胸)

6.先天性横隔膜ヘルニア根治術(開腹,内視鏡外科手術)

7.横隔膜縫縮術(横隔膜弛緩症)

Ⅳ 腹部消化管の手術

1.新生児胃穿孔胃破裂,胃軸捻転の手術

2.噴門機能再建術(含むアカラシア,裂孔ヘルニア)

3.幽門筋切開術

4.十二指腸閉鎖症狭窄症の手術(開腹手術,腹腔鏡手術)

5.小腸結腸閉鎖症狭窄症の手術

6.腸回転異常症の手術

7.腸重積観血的整復術

8.腸管重複症の手術

9.虫垂切除術

10.メッケル憩室切除術

11.新生児消化管穿孔手術

12.順行性洗腸路手術(Malone 法,Monti 法)

13.腸管延長術

Ⅴ 直腸・肛門の手術

1.高位鎖肛,中間位鎖肛の手術(Pena 手術,腹腔鏡手術)

 a.後方矢状切開直腸肛門形成術(Pena 手術)

 b.腹腔鏡補助下直腸肛門形成術

2.低位鎖肛の手術(男児低位,女児低位)

 a.男児低位鎖肛の手術

 b.前方矢状切開直腸肛門形成術

 c.Potts 法

3.総排泄腔遺残症の手術

 a.根治術までの外科的介入,TUM,PSARVUP(Pena 手術)

 b.造腟術(vaginoplasty)

4.総排泄腔外反症の手術(新生児期)

5.ヒルシュスプルング病根治術

 a.Transanal endorectal pull-through(TERPT)法

 b.腹腔鏡補助下Swenson 法

 c.腹腔鏡補助下Duhamel 法

6.肛門粘膜脱,直腸脱の手術

7.痔瘻の手術

Ⅵ 肝・胆・膵・脾・門脈の手術

1.胆道閉鎖症の手術

 a.開腹手術

 b.腹腔鏡下肝門部空腸吻合術

2.先天性胆道拡張症の手術

 a.開腹手術

 b.腹腔鏡手術

 c.ロボット支援手術

3.脾臓摘出術

4.門脈圧亢進症の手術(含むRex シャント)

5.門脈体循環シャントに対する手術

6.膵炎の手術

Ⅶ 腹壁・生殖器の手術

1.外鼠径ヘルニアの手術

 a.開放手術

 b.腹腔鏡補助下手術(LPEC)

2.精系水腫,Nuck 管水腫,ASH の手術

3.停留精巣の手術(一期的手術,二期的手術,腹腔鏡手術)

4.急性陰嚢症の手術

5.臍ヘルニアの手術(臍形成を含める)

6.臍腸瘻尿膜管遺残の手術

7.腹壁破裂臍帯ヘルニアの手術(保存的治療を含む)

Ⅷ 腫瘍の手術

1.神経芽腫の手術

2.Wilms 腫瘍の手術

3.肝芽腫の手術

4.精巣腫瘍の手術

5.卵巣腫瘍の手術

6.仙尾部奇形腫の手術

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書籍情報

  • ISBN:9784758304726
  • ページ数:380頁
  • 書籍発行日:2025年4月
  • 電子版発売日:2025年5月13日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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