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- Medical Practice 2025年5月号(42巻5号)認知症~認知症診療の新時代の到来
商品情報
内容
特集テーマは「認知症~認知症診療の新時代の到来」.記事として,[座談会]抗Aβ抗体薬を用いた診療をどう見ているか,どう関わるか,[総説]生社会の実現を推進するための認知症基本法─共生社会の実現へ─,[セミナー]アルツハイマー病の新薬─抗Aβ抗体薬とその適応について─,[トピックス]最新の認知症治療薬の開発動向, 等.連載では,[One Point Advice] [今月の話題][知っておきたいこと ア・ラ・カルト]他を掲載.
序文
認知症 認知症診療の新時代の到来
高齢化の加速によって認知症の高齢者の数は増え,厚生労働省研究班による最新の調査では,2022年時点で認知症者は443万人,軽度認知障害は559万人,2030年には認知症者523万人,軽度認知障害593万人になる見込みと推計されました1).それだけのcommon diseaseですから,他領域を専門とする医師でも,認知症を合併する患者を診療することもあれば,他疾患で通院中の患者に対して認知症の発症を疑うこともあるかもしれない,そのような場合に適切に目の前の患者が幸せに暮らすための道筋を立てるためには,認知症に関する基本的な知識を身につけておくことが望まれます.
認知症に対する画期的な治療薬や検査は長らく登場しませんでしたが,2023~2024年は認知症領域にとっては大きな変化のある年になりました.一つは,認知症の人が尊厳をもって暮らし続けるという目的を実現するために,「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が2023年6月14日に成立し,2024年1月1日に施行されました.もう一つは,長く望まれていたアルツハイマー病の疾患修飾薬の登場です.わが国でも2023年9月25日にレカネマブが,2024年9月24日にはドナネマブが承認され,実臨床で用いられるようになりました.これらの薬は,従来の治療薬の適応より症状の軽い軽度認知障害を主な適応としており,早期診断の重要性が高まったといえます.一方,新規の治療薬が登場しても,適応にならない人や選択しない人は従来の治療法を選択することになりますし,アミロイドPETや脳脊髄液検査といったバイオマーカー診断が可能になっても,臨床的にベストな鑑別診断を行う必要性は変わらないと考えます.
本特集では,認知症基本法によって何が変わるか,疾患修飾薬によって何が変わったか,そして変わらずに残る問題についてどう取り組むべきかという切り口で項目を組み,その道のエキスパートの先生方に,かかりつけ医や非専門医が知っておきたいことをご解説いただきます.認知症基本法の施行,疾患修飾薬の登場という大きなニュースを機に,認知症を取り巻く環境はこんなにも変化しているということを読者の方々に知っていただき,何らかの形で認知症診療により積極的に関わっていただくきっかけになれば幸いです.
井原涼子
東京都健康長寿医療センター脳神経内科
文献
1)二宮利治:認知症及び軽度認知障害の有病率調査並びに将来推計に関する研究.https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ninchisho_kankeisha/dai2/siryou9.pdf(2025年2月閲覧)
目次
【特 集】
扉……井原涼子
座談会 抗Aβ抗体薬を用いた診療をどう見ているか,どう関わるか
出席者:長濱康弘・上野俊昭・井原涼子・鹿毛秀宣
総説 認知症医療の新しい潮流
押さえておきたい認知症診断の基本……岩田 淳
共生社会の実現を推進するための認知症基本法─共生社会の実現へ─……中西亜紀
認知症診療における全人的医療の提供……清水聰一郎
セミナー 抗Aβ抗体薬の登場によって変わるもの・変わらないもの
アルツハイマー病の新薬─抗Aβ抗体薬とその適応について─……秋山治彦
抗Aβ抗体療法時代の専門外来の診療フローとかかりつけ医の役割……武田章敬
脳脊髄液バイオマーカーの実際と血液バイオマーカーの展望……春日健作
アミロイドPET検査の実際……石井賢二
認知症診療におけるMRIの役割……中村直子ほか
認知症疾患医療センターの役割と地域連携……新井哲明ほか
精神科医の認知症診療……笠貫浩史
レビー小体型認知症(DLB)を早期に疑うには……宮川統爾
前頭側頭型認知症(FTD)を早期に疑いうるか……池田 学
血管性認知症をいかに診断するか……猪原匡史
正常圧水頭症をいかに早期に疑うか……中島 円
生活習慣病および生活習慣と認知症……小原知之
トピックス
最新の認知症治療薬の開発動向……新美芳樹
治療 かかりつけ医で実践したい薬物療法・非薬物療法
認知症の薬物治療の基本─治療薬の適応と使い分け─……古和久朋
行動・心理症状に対する対応……數井裕光
共生のための支援とケア……石井伸弥
この症例から何を学ぶか
かかりつけ医からの早期紹介によりレカネマブ投与に至った72歳女性……栗原正典ほか
Self-assessment test
【連 載】
One Point Advice
遺伝性大腸癌診療の注意点……佐々木和人
ヨウ素と甲状腺疾患……伊藤 充
食べられないこと(1)─医師はどのように考え,看護師はどう受け止めているか?─……川越 厚
診療における一次情報収集の重要性……藤田英雄
心血管疾患の家族歴と多価不飽和脂肪酸摂取不足との相乗作用……森田啓行
アフェレシスの新展開② 遠心分離による血漿交換について……片桐大輔
ヒトは本当に塩味が好きなのか……草場哲郎
呼吸困難とその緩和……天野陽介
今月の話題
紅麹を含む健康食品に関連した腎障害……阿部雅紀
知っておきたいこと ア・ラ・カルト
von Willebrand病……武山雅博
エキスパートが教える問診の勘どころ
対話から拾い上げるコモンディジーズ
(第23回)「時々,胸がドキドキします」……平田理紗ほか
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書籍情報
- ISBN:9784011304205
- ページ数:158頁
- 書籍発行日:2025年5月
- 電子版発売日:2025年5月8日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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