脳神経外科 外視鏡手術Professional

  • ページ数 : 224頁
  • 書籍発行日 : 2025年5月
  • 電子版発売日 : 2025年5月16日
¥15,400(税込)
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商品情報

内容

【この1冊で外視鏡が全部分かる!使える!】
外視鏡を用いた脳神経外科手術は、①患者の体位選択や術者姿勢の自由度が高い、②3D化・高精細化により、「microscopic surgery」が可能、③大画面ディスプレイの画像共有による教育効果、などの利点から、急速に普及が進んでいる。背景にある顕微鏡手術、神経内視鏡手術も含めて、豊富な症例、動画で解説する、本邦初の外視鏡手術実践書。

序文

はじめに

本書は著者の一部が以前に執筆した「計算論的精神医学: 情報処理過程から読み解く精神障害」(国里ほか著、勁草書房より2019年に出版)の内容に関して、実際にシミュレーションやデータへのモデルフィッティングを行う方法を解説した本です。入門者が独習できる本となるよう心掛けましたが、その内容は決して理解が容易なものばかりではないと思います。むしろ、少し手を加えればそのまま研究につながるようなものも多く含まれています。

しかし、プログラミングの方法と処理の流れについては丁寧に解説しており、そのまま動作するPython コードやR コードをGoogleColaboratory 上に公開しています。本書の解説を読みながらプログラムを動かすことで、誰でも計算論的精神医学におけるモデリングを体験することができます。さらに、パラメータやモデルの構造を自分の手で変えて動作を確認することで、モデルへの理解が深まり、行動や認知、精神障害への洞察も得られるはずです。

上述の前著は幸いなことに予想以上に多くの皆さまにご愛読いただきました。その一方で、読者からは実際にそこで書かれているような研究に取り組むにはどうしたらよいか、という声もいただきました。本書はその声に応えられるように、計算論的精神医学に取り組んでいる若手の研究者も著者に加わり、議論を重ねながら執筆しました。

計算論的精神医学はまだ十分に確立された分野ではなく、他の多くのプログラミングに関する本のように、既存のライブラリやパッケージを使って数行のコードを書けば容易にデータ分析ができて結果が出てくる、というものではありません。モデルの構築から、シミュレーションまで、その処理を逐次、コードで書かなければならないところも多くあります。本書はその一連の作業を説明するためのものです。したがって、本書は他の類書と比べてもコードの量や、その処理と対応する数式も多くなっています。

最近でこそChatGPT を代表とする大規模言語モデルにより、プログラムはそこまでの事前知識がなくても書ける身近なものになりました。しかし、計算論的精神医学で使われるモデルやそのシミュレーションについてはある程度の技術的な理解が必要なことも多く、処理の流れを数式とも対応づけながら本書でしっかり理解することは必ず役に立つはずです。一度それを理解すれば、大規模言語モデルへの指示もしやすく(プロンプトも作りやすく)なるでしょう。

本書が、読者のみなさまが計算論的精神医学研究への第一歩を踏み出すきっかけとなることを願っています。


著者一同

目次

【1部 総論】

〈第1章 外視鏡を始める前に〉

A 脳神経外科手術の神髄

基本技術と哲学

B 顕微鏡手術の基本

1)基本開頭の考え方 ―皮切から閉頭まで

2)鏡視下手術時代に再考する、顕微鏡手術の基本

C 神経内視鏡手術の基本

歴史的背景と変遷/基本手技

D 外視鏡の開発経緯・特徴

〈第2章 外視鏡の特徴・使い方〉

A ORBEYE

B VITOM 2D/3D

C 外視鏡手術の実際

D 臨床でのVITOM・ORBEYE・KINEVOの比較

【2部 各論】

〈第3章 疾患別の治療〉

A 腫瘍(大脳鎌髄膜腫、テント髄膜腫をもとに)

1)序論:脳腫瘍における外視鏡手術

2)大脳鎌髄膜腫の顕微鏡手術

3)大脳鎌髄膜腫の外視鏡手術

4)テント髄膜腫の顕微鏡手術

5)テント髄膜腫の外視鏡手術

B 血管障害

1)序論:血管障害における外視鏡手術

2)中大脳動脈瘤:顕微鏡、外視鏡の比較

3)前交通動脈瘤:顕微鏡、外視鏡の比較

4)中大脳動脈瘤 ~外視鏡下クリッピング術を施行した一例~

5)血管吻合における外視鏡の可能性 ~外視鏡下STA-MCA bypass術~

C その他の疾患への応用

1)MVD:顕微鏡、外視鏡の比較

2)脊椎脊髄疾患:顕微鏡、外視鏡、内視鏡の比較

3)外傷における外視鏡の役割

4)小児脳神経外科における外視鏡の役割

〈第4章 始めよう、外視鏡手術〉

A 膠芽腫の外視鏡手術

1)左小脳半球に生じた膠芽腫の一例:質問・反省点

2)グリオーマ手術における止血法と3D外視鏡システムにおける

テクスチャーの作り方:エキスパートからのアドバイス

B 転移性腫瘍の外視鏡手術

1)小脳転移性腫瘍の一例:質問・反省点

2)ORBEYEを用いた外視鏡手術:エキスパートからのアドバイス

C CEAの外視鏡手術

1)CEAの顕微鏡手術:これから外視鏡手術を行うために

2)CEAの外視鏡手術の基本:エキスパートからのアドバイス

D 脳動脈瘤の外視鏡手術

SAHや困難な動脈瘤への対処法:エキスパートの視点から

【3部 座談会】

〈第5章 外視鏡のいまとこれから〉

特徴・利点と課題

・WEB動画の視聴方法


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書籍情報

  • ISBN:9784840488099
  • ページ数:224頁
  • 書籍発行日:2025年5月
  • 電子版発売日:2025年5月16日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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