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- 皮膚病診療 Vol.46 No.1 メラノーマ診療Up‐To‐Date
商品情報
内容
特集 メラノーマ診療Up-To-Date
印刷版で好評だった本号を、電子版でも販売します。
毎年、月刊『皮膚病診療』1月号では「新春放談」を掲載しています。本号では、第21代日本医師会会長で皮膚科医でもある松本吉郎先生をお招きし、日本医師会の取り組みや展望についておうかがいしました。働き方改革や高騰する医療費、オンライン診療やAI診断など、今後の皮膚科医療を考える際には必読です。
特集は、かつて皮膚科領域の中でもっとも完治がむずかしい悪性腫瘍として恐れられていたメラノーマについて、新たな知見などを取り上げました。
序文
Editor’s eye
かつてメラノーマは皮膚科領域の中でもっとも完治がむずかしい悪性腫瘍として恐れられていた.しかし近年,分子生物学の目覚ましい進歩の成果として,変異BRAFに対する分子標的薬と,PD-1やCTLA-4に対する免疫チェックポイント阻害薬が開発され,進行期メラノーマ治療にパラダイムシフトがもたらされた.本特集号ではメラノーマ治療の進歩と現状,今後の課題について理解を深めたいとの思いで企画した.
まず冒頭の「展望」では,竹之内辰也先生にメラノーマの周術期補助療法の変遷や現状,さらに今後の展望について書いていただいた.現在の術後補助療法は抗PD-1抗体のニボルマブまたはペムブロリズマブ,抗CTLA-4抗体のイピリムマブなどの免疫チェックポイント阻害薬,またBRAF阻害薬のダブラフェニブとMEK阻害薬のトラメチニブの併用が主に使われているが,それぞれの治療薬の特性,選択基準,課題などをまとめていただいた.今後は新たな治療戦略として術前補助療法が検討されておりさらなる予後の改善が期待されているという,明るい展望も述べられている.「臨床研究 1」の古賀弘志先生は,メラノーマ初期病変の診断の重要性を述べ,ダーモスコピー所見における7つのチェックリストをわかりやすい写真と解説付きで説明されている.「臨床研究 2」の肥田時征先生は,標準治療の終了した固形癌患者が保険診療で受けられる遺伝子パネル検査5種類について特性や適応を紹介し,メラノーマ治療における活用法と有用性についてわかりやすく解説されていて,今後の癌治療の個別医療の展開に期待がもたれる.「治療」の藤村卓先生からは本邦におけるメラノーマの術後補助療法は,人種間のサブタイプの違いから海外の臨床成績とは異なるため,本邦でのメラノーマの治療戦略を考えるうえで遺伝的背景による治療効果の予測が重要であるというメッセージをいただいた.
「臨床例」では,進行期メラノーマや再発・転移性メラノーマで免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬が奏効しなかった症例に対して,従来の奏効率の低かったダカルバジンを併用したりインターフェロンβとイミキモドの局所療法を併用することで著効したという貴重な報告が2例あった.そのほか新規治療薬が奏効し長期寛解が得られたという2例,一方で治療後も転移,再発がみられた例や,治療の副作用で苦慮した例もそれぞれ2例載せてある.部位別では,爪,足底,粘膜のメラノーマの例をそれぞれ採り上げたので,部位による臨床像や治療に対する反応性の違いなどを感じていただきたい.特殊なものとして妊婦に生じたメラノーマの壮絶な治療例,まれなspindle cell melanomaの例もあるのでご一読いただきたい.
本特集号を読んで,日常診療の中でメラノーマを早期診断する目に磨きをかけ,治療に関する知識のアップデートをしていただければ幸いである.
編集担当 馬場 直子
目次
特集 メラノーマ診療Up-To-Date
【新春放談】
日本医師会会長に聞く ―これからの皮膚科医―/松本 吉郎,浅井 俊弥,山本 俊幸,馬場 直子,久保 亮治,向井 秀樹
【Editor's eye】
馬場 直子
【展望】
メラノーマの周術期補助療法 ―現在そして未来―/竹之内辰也
【臨床研究 1】
メラノーマ予後改善につながる早期診断~診断に迷ったとき,どうするのか?~/古賀 弘志
【臨床研究 2】
メラノーマの治療選択における包括的がんゲノムプロファイリング検査/肥田 時征,加藤 潤史,井戸川雅史,宇原 久
【治療】
本邦におけるメラノーマの術後補助療法:多施設共同研究からみえる海外治療群との相違/藤村 卓
【臨床例】
・ペムブロリズマブ投与後インターフェロンβ局注,イミキモド外用を併用した悪性黒色腫in-transit転移例/山﨑 修,杉原 悟,立花 宏太, 三宅 智子,森実 真,柳井 広之,荒川 謙三
・悪性黒色腫に対して妊婦中に施行した免疫療法の治療経験/坂本 翔一,山本 有紀
・進行期粘膜悪性黒色腫に対して免疫チェックポイント阻害薬投与後,病勢進行のためダカルバジンを投与し奏効を得た例/名嘉眞健太,武藤 一考,名嘉眞武國
・抗PD-1抗体治療後にダカルバジンが奏効した腟メラノーマ/藤江 千果,加藤 潤史,堀本 浩平,佐藤さゆり,野呂 薫,齋藤 豪,横川 和樹,宇原 久
・両足底に悪性黒色腫を認めた例/奥村 真央,高橋 聡,山崎 直也
・爪下膿瘍を生じた爪部無色素性悪性黒色腫/野口 友里,大瀧 薫,梅本 尚可,髙井彩也華,中村 泰大,出光 俊郎
・口腔粘膜原発melanoma in situの2例/和田 尚子,内 博史
・生検時の臨床像と病理組織像が乖離して診断に難渋したspindle cell melanoma/新田 悠介,能登 舞,石塚 大,佐藤有里子,戸村八蓉生,河野 通浩
・原発巣切除13年後にlate recurrenceをきたした右下腿悪性黒色腫/新井 陽介,二階堂まり子,紺野 隆之,鈴木 民夫,菅原 正登,工藤 勝秀
・大腿悪性黒色腫再発・転移巣に対するダブラフェニブ+トラメチニブ間欠投与による長期奏効例/髙井彩也華,佐々木克仁,馬場 夏希,寺本由紀子,山本 明史,中村 泰大
・免疫チェックポイント阻害薬による二次性血球貪食症候群/中西 真理,北川 敬之,小林 鮎子,水谷 健人,山中 恵一
・術後補助分子標的療法を終了した1週後に脳転移症状を発現した悪性黒色腫/片岡 和也,中村 杏奈,高塚 純子,竹之内辰也,五十川瑞穂,高橋 英明
・ニボルマブ+イピリムマブ併用療法後に生じた間質性肺炎により死亡に至った悪性黒色腫/伊藤 実奈,中川 倫代,三浦 慎平,大西 正純, 天野 博雄
【Editorial】
ゲノム医療/向井 秀樹
【ワンポイント解説】
Inverse Gottron papuleとChilblain lupus erythematosus/山本 俊幸
【学会ハイライト】
第39回日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会を開催して/中村 元樹
【皮心伝心】
皮膚病変は目に見えるけれど……/大松 華子
【病理診察室の窓辺から】
プロローグ/斉藤 隆三
【リレーエッセイ 私のワークライフバランス】
ワークライフバランスは自分の価値観で決める/小林 里実
【皮膚科のトリビア】
第223回/浅井 俊弥
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書籍情報
- ISBN:9784992004601
- ページ数:106頁
- 書籍発行日:2024年1月
- 電子版発売日:2025年5月30日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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