プライマリ・ケアのための眼科ナビ

  • ページ数 : 208頁
  • 書籍発行日 : 2025年7月
  • 電子版発売日 : 2025年6月24日
¥3,960(税込)
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商品情報

内容

【すべての「非」眼科医が持っておくべき一冊】 「眼が痛い」「ゴロゴロする」など、「よくある(眼の)訴え」別に、疑われる眼疾患を前眼部・眼底写真とともに解説、とくに見逃してはならない眼疾患については別途詳しく解説。また、眼科医に紹介する際に知っておくべき基礎知識や、非眼科医でも簡便に眼科検査が行えるポータブル診療デバイスも紹介する。

序文

編集のことば

はじめまして、眼科専門医の清水 映輔と申します。私は、医師としては、慶應義塾大学医学部眼科学教室で研鑽を積み、ドライアイ・遠隔診療・眼科AI を専門としています。大学病院での診療に加え、クリニックでの地域診療や患者様の要請に応じた眼科の往診など幅広く眼科診療に携わることで、特に専門の医療機関以外での眼科診療に重要なニーズがあると考え、本書の作成を企画いたしました。

眼科疾患は、内科診療や救急の現場において決して珍しいものではありません。しかし、画像診断が中心となる眼科診療は、専門的な知識と機器が必要とされるため、プライマリ・ケアの現場では診断や対応に戸惑うことが少なくありません。特に在宅医療、離島・へき地医療、救急医療の現場では、眼科専門医にすぐに相談できるとは限らず、初期対応が遅れることで視機能の予後に影響を及ぼすこともあります。また、糖尿病網膜症などの全身疾患に関連する眼合併症の早期発見は、内科診療の現場においてもきわめて重要です。こういった時の対応が重要であるため、以前、加藤 浩晃先生より、『プライマリ・ケア医&救急医のための眼科診療ガイド:これだけで眼科がわかる!』がご執筆され、さまざまな診療科の先生方に愛読されています。一方、眼科では診療機器が日々進化しており、さまざまなテクノロジーが発展し、 専門医がいない状況でも診療が可能となっております。

本書『プライマリ・ケアのための眼科ナビ―「よくある訴え」からわかる 前眼部&眼底疾患』は、日々進化する眼科診療を専門医でない方々にアップデートすべく企画されました。「よくある訴え」から眼科疾患を推測し、的確な初期対応を行うことを目的とし、プライマリ・ケアの現場で役立つ実践的な情報を網羅しています。対象は、在宅医療や離島・へき地医療の医療従事者、救急医療従事者、糖尿病内科医、初期研修医の方々など、眼科専門医が常駐していない環境で診療にあたる医療従事者の皆様です。

本書の構成は、実践的な診療フローに沿って組み立てられています。第2章では、「よくある訴え」から推測される前眼部および眼底疾患を、症状別に整理し、プライマリ・ケアの現場でどのように鑑別を進めるべきかを解説しています。第3 章では、緊急性のある眼科疾患に焦点を当て、視機能予後に影響を与えかねない疾患の特徴や、初期対応のポイントを具体的に示しました。第4 章では、プライマリ・ケアにおける眼科診療の実際を、診察の進め方や簡便な検査法、専門医への紹介のタイミングを含めて解説しています。さらに、第5 章では、すぐに使えるポータブル眼科診療デバイスを紹介し、限られた医療資源の環境でも実践できる眼科診療の手段を提案しています。眼科の中でもさまざまな専門性をもつ専門医、専門家の執筆のもと最新の内容をアップデートし、プライマリ・ケア専門医の監修も入れることで、あらゆる職種からも読みやすい内容になっています。

また、近年、眼科診療においてもスマートフォンを活用した診察ツールや遠隔診療技術が発展しており、プライマリ・ケアの現場でも応用できる機会が増えています。本書では、これらの最新の技術を含め、「今すぐ使える」「診療に活かせる」情報を提供することを重視しました。

本書が、眼科専門医がいない環境で診療にあたる医療従事者の皆様にとって、迅速かつ適切な眼科診療を行うための実践的なガイドとなることを願っています。そして、本書を通じて、現在眼科診療を行うことが難しい患者様に対して、適切な眼科診療が届けられることを心から願っています。


2025年4月

清水 映輔
株式会社OUI(OUI Inc.) 代表取締役
慶應義塾大学医学部眼科学教室 特任講師(非常勤)
横浜けいあい眼科和田町院 理事長

目次

【第1章 はじめに】

【第2章 「よくある訴え」から推測される前眼部&眼底疾患】

・1 総論

・2 「眼が痛い」

・3 「ゴロゴロする/物が入っているように感じる」

・4 「涙が出る」

・5 「目やにが出る」

・6 「まぶたがぴくぴく動く」

・7 「まぶたが開けにくい/まぶたが重い」

・8 「眼がかゆい」

・9 「眼が乾く」

・10 「眼が充血している/赤い」

・11 「まぶたが腫れている」

・12 「まぶたに“しこり”がある」

・13 「まぶしい」

・14 「視力が落ちた」

・15 「物が歪んで見える/見え方がおかしい」

・16 「かすむ/霧がかかって見える」

・17 「ゴミや虫が飛んでいる/光が見える」

・18 「物が二つに見える」

・19 「視野が欠けた/見えない場所がある」

・20 「眼が内(外)に寄っている」

・21 「眼の動きがおかしい」

・Column1 眼科医に送らないでプライマリ・ケアで治療が完結した症例

【第3章 緊急性のある前眼部&眼底疾患所見と疾患解説、取るべき対処】

・1 総論

・2 前眼部疾患① 緑内障発作

・3 前眼部疾患② ぶどう膜炎

・4 前眼部疾患③ 角膜化学外傷(アルカリ外傷)

・5 前眼部疾患④ コンタクトレンズ障害

・6 眼底疾患① 網膜剥離

・7 眼底疾患② 網膜動脈閉塞症

・8 眼底疾患③ 視神経炎

・9 その他 眼外傷

・Column2 非眼科医が持っていると役立つ物品・薬剤

【第4章 プライマリ・ケアにおける眼科診療の実際】

・1 総論

・2 訪問診療・介護老人保健施設

・3 離島・医療過疎地

・4 小児

・5 オンライン診療の活用(DtoPwithN)

・Column3 眼科遠隔診療サービス

【第5章 今すぐ使える便利なポータブル眼科診療デバイス】

・1 総論

・2 細隙灯顕微鏡① Smart Eye Camera

・3 細隙灯顕微鏡② Metori-50Ⅱ/MS1

・4 細隙灯顕微鏡③ SL-19/PSL D20

・5 直像検眼鏡① HEINE検眼鏡

・6 直像検眼鏡② D-EYE

・7 直像検眼鏡③SEC Direct Ophthalmoscope

・8 眼底カメラ① Aurora/Ryan Scope

・9 眼底カメラ② FOP NM-10/Eyer

・10 眼底カメラ③(新技術) SEC Fundus Model

・11 超音波画像診断装置 TUPシリーズ

・12 眼圧計 TONO-PEN AVIA/iCareシリーズ

・13 視力検査

・14 屈折計 ハンドヘルドレフラクトメータ・スポットビジョンスクリーナー

・15 遠隔診療 メミルちゃん/Smart Eye Camera

・16 海外技術 視力チェックアプリ

Glasses USA

・17 海外技術 視力チェックアプリ

Eyeque

・18 新技術 視力チェックアプリ

AImirun(アイミルン)/DryeyeKT

・19 新技術 眼圧計 タップアイ/トリガーフィッシュ

・20 新技術 細隙灯顕微鏡用の診断補助プログラム医療機器


索引

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書籍情報

  • ISBN:9784840488112
  • ページ数:208頁
  • 書籍発行日:2025年7月
  • 電子版発売日:2025年6月24日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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