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- 臨床区域麻酔科学書
商品情報
内容
超音波ガイド下区域麻酔を行うにあたり、各区域麻酔がどのような外科手術に適応となるのか、穿刺手技はどうしたら良いかなど、必要な解剖、適応、穿刺法、起こりうる合併症とその対策について解説。 また神経生理や薬理、必要機器の基本的知識、抗凝固療法、および区域麻酔の応用として小児区域麻酔、無痛分娩、Awake craniotomy、心臓血管麻酔についても取り上げた。
序文
まえがき
一般社団法人日本麻酔科医会連合では,事業活動の一環として出版部を設置し,麻酔科医としての基本的な知識・技術を網羅した書籍を出版していくことになり,本書『臨床区域麻酔科学書』は,『臨床麻酔薬理学書』に続く第2 冊目となります.
本書は,10年くらい前から盛んになった種々の超音波ガイド下区域麻酔を各論で中心に取り上げ,各々の区域麻酔における必要な解剖,適応,穿刺法,合併症と対策について述べています.各区域麻酔がどのような外科手術に適応となるのか,解剖学的知識をもとに穿刺手技はどうしたら良いか,起こりうる合併症とそれに対する対策をどうすれば良いか等を網羅的に解説することで,安全な区域麻酔に役立てていただければと考えております.
このほか総論では,区域麻酔の歴史,区域麻酔で必要な神経生理や薬理,必要機器の基本的知識や抗凝固療法にも触れています.区域麻酔の歴史や神経生理は直接診療には関係ないと思うかもしれませんが,背景をきちんと理解した上での区域麻酔には実際の診療に深みが出ます.抗凝固療法は,区域麻酔を行う上で麻酔科医にとっては厄介な問題なため,本書で取り上げましたが,他の薬剤と同様に,抗凝固薬も日々新しいものが出てきますので,すべてを本書で網羅することは難しく,あくまで本書編集中の2025年4月時点辺りまでのデータとなります.その点を,どうか御理解いただければ幸いです.
区域麻酔の応用として,小児区域麻酔,無痛分娩,Awake craniotomy,心臓血管麻酔を取り上げています.これらが実臨床のお役に立てることを期待しています.
私は日本区域麻酔学会・代表理事を務めておりますが,本書の内容は手術での区域麻酔だけでなくペインクリニック等の神経ブロックにも応用できると思われ,願わくは本書を診療の傍らに常に置いていただければ有り難いです.本書を通して,区域麻酔が益々発展し,あわせて日本の
麻酔科学研究の再興の一助になることを祈念しております.
2025年5月
一般社団法人日本麻酔科医会連合理事
青森県立中央病院・院長
弘前大学大学院医学研究科地域侵襲制御医学講座特任教授
弘前大学名誉教授
廣田和美
目次
1章 区域麻酔総論
1.1 区域麻酔の歴史 (斎藤淳一)
1.2 区域麻酔に必要な神経生理学 (川真田樹人)
1.3 区域麻酔で使用する薬剤
1.3.1 局所麻酔薬の薬理 (辻川翔吾,松浦 正,森 隆)
1.3.2 局所麻酔薬中毒 (小田 裕)
1.3.3 オピオイド (松岡 豊,天谷文昌)
1.3.4 区域麻酔下手術時鎮静法 (平田直之)
1.3.5 マルチモーダル鎮痛法 (野村有紀)
1.4 区域麻酔に使用する機器の知識
1.4.1 超音波診断装置 (佐藤 裕)
1.4.2 神経刺激装置の基礎 (堀内辰男,齋藤 繁)
1.5 抗血栓療法と区域麻酔 (田村高廣,西脇公俊)
1.6 単回投与法vs 持続投与法 (佐藤祐子,藤原祥裕)
2章 区域麻酔各論
脊柱管内で行う神経ブロック
2.1 硬膜外ブロック・仙骨ブロック (齋藤秀悠,山内正憲)
2.1.1 解剖
2.1.2 穿刺手順2
2.1.3 穿刺困難例での硬膜外穿刺
2.1.4 合併症と対策
2.2 脊髄くも膜下ブロック (青山由紀,土井克史)
2.2.1 脊髄くも膜下ブロックに必要な解剖
2.2.2 くも膜下腔における局所麻酔薬の拡散,吸収と排泄
2.2.3 合併症と対策
顔面
2.3 三叉神経末梢枝ブロック (大屋里奈,上野博司,天谷文昌)
2.3.1 解剖
2.3.2 適応
2.3.3 各種アプローチでの穿刺法
2.3.4 合併症と対策
頸部
2.4 頸神経叢ブロック (臼井要介,三浦真弘)
2.4.1 解剖
2.4.2 適応
2.4.3 穿刺法
2.4.4 合併症と対策
上肢
2.5 腕神経叢ブロック (堀田訓久)
2.5.1 解剖
2.5.2 適応
2.5.3 各種手技の穿刺法
2.5.4 合併症と対策
下肢
2.6 腰神経叢ブロック (北山眞任)
2.6.1 解剖
2.6.2 適応
2.6.3 穿刺法
2.6.4 合併症と対策
2.7 大腿神経ブロックと内転筋管ブロック (中本達夫)
2.7.1 解剖
2.7.2 適応
2.7.3 各種アプローチでの穿刺法
2.7.4 合併症と対策
2.8 外側大腿皮神経ブロック (藤野隆史,川越いづみ)
2.8.1 解剖
2.8.2 適応
2.8.3 各種アプローチでの穿刺法
2.8.4 合併症と対策
2.9 閉鎖神経ブロック (内野哲哉,三浦真弘)
2.9.1 解剖
2.9.2 適応
2.9.3 各種アプローチでの穿刺法
2.9.4 合併症と対策
2.10 腸骨筋膜下ブロック (森本康裕)
2.10.1 解剖
2.10.2 適応
2.10.3 各種アプローチでの穿刺法
2.10.4 合併症と対策
2.11 坐骨神経ブロック (吉田敬之)
2.11.1 解剖
2.11.2 適応
2.11.3 各種アプローチでの穿刺法
2.11.4 合併症と対策
2.11.5 坐骨神経ブロックと各種末梢神経ブロックとの組み合わせ
2.12 股関節包周囲神経群(PENG)ブロック (酒井規広)
2.12.1 解剖
2.12.2 適応
2.12.3 穿刺法
2.12.4 合併症と対策
2.13 膝窩動脈関節包間(IPACK)ブロック (大越有一)
2.13.1 解剖
2.13.2 適応
2.13.3 穿刺法
2.13.4 合併症と対策
2.13.5 IPACKブロックと各種末梢神経ブロックとの組み合わせ
体幹
2.14 脊椎近傍の末梢神経ブロック (柴田康之)
2.14.1 解剖
2.14.2 神経ブロックの種類と特徴
2.14.3 周術期鎮痛法への応用
2.15 胸部末梢神経ブロック (村田寛明)
2.15.1 解剖
2.15.2 胸部末梢神経ブロックの特徴と種類
2.15.3 周術期鎮痛法への応用
2.16 腹部末梢神経ブロック (橋本 篤)
2. 16. 1 解剖
2. 16. 2 腹部末梢神経ブロックの種類と特徴
3章 区域麻酔の応用
3.1 小児区域麻酔 (松本綾奈,戸田雄一郎)
3.1.1 小児特有の注意点
3.1.2 小児でよく施行される区域麻酔
3.2 帝王切開術
3.2.1 帝王切開術の麻酔術前評価 (細川幸希)
3.2.2 区域麻酔法(脊髄幹麻酔法) (加藤里絵)
3.2.3 術中管理 (加藤里絵)
3.2.4 術後管理 (加藤里絵)
3.2.5 合併症と対策 (細川幸希)
3.3 無痛分娩 (松田祐典)
3.3.1 無痛分娩から産痛緩和へ
3.3.2 適応
3.3.3 硬膜外鎮痛による産痛緩和の実際
3.3.4 CSEAによる産痛緩和の実際
3.3.5 合併症と対策
3.4 Awake craniotomy (植村景子,林 浩伸,川口昌彦)
3.4.1 解剖
3.4.2 術中麻酔管理
3.4.3 合併症と対策
3.5 心臓血管麻酔 (増田祐也,山田高成)
3.5.1 心臓血管外科の術式と区域麻酔
3.5.2 適応される区域麻酔法
3.5.3 手技の実際と合併症
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書籍情報
- ISBN:9784521751191
- ページ数:368頁
- 書籍発行日:2025年6月
- 電子版発売日:2025年7月2日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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