GLP-1受容体作動薬 進化と深化

  • ページ数 : 128頁
  • 書籍発行日 : 2025年6月
  • 電子版発売日 : 2025年7月11日
¥4,400(税込)
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商品情報

内容

●新たに肥満症にも適応が広がったインクレチン薬「GLP-1受容体作動薬」について、「進化と深化」というコンセプトで,その特性と最新の臨床エビデンスを踏まえた適正使用と糖尿病合併症における使い方を中心に解説されています。
●経口GLP-1受容体作動薬セマグルチド,GIP/GLP-1受容体デュアルアゴニストのチルゼパチドの可能性とは?
●治療におけるポジショニング,エビデンスからの俯瞰,注射薬化経口薬か,など適正使用のための最新の視点を盛り込んだ待望の1冊です

序文


わが国では2010年にGLP-1受容体作動薬である「リラグルチド」と「エキセナチド」が発売された。リラグルチドはヒトGLP-1のアナログで1日1回の皮下注投与製剤,エキセナチドはアメリカドクトカゲの唾液腺から単離された,ヒトGLP-1と53% の相同性を有する1日2回皮下注投与のペプチド製剤である(その後発売中止)。また,2013年には,エキセナチドと類似した構造を有し,1日1回皮下注投与のリキシセナチドも発売された(その後発売中止)。

GLP-1受容体作動薬は血糖依存性にインスリン分泌を刺激することから,単独で低血糖を起こしにくく,血糖値低下作用も強いことから,その後さまざまな工夫が加えられ,新たな製剤が開発された。まず,エキセナチドの持続型製剤(週1回皮下注)であるビデュリオンが2013年に発売された(その後発売中止)。そして,同じく週1回皮下注投与製剤であるデュラグルチドが2015年に,セマグルチドが2020年に発売され,これらの持続型GLP-1受容体作動薬が2型糖尿病治療薬として広く用いられるようになった。

また,リラグルチドやリキシセナチドと持効型インスリンとの合剤も開発された。

さらに,その後,サルカプロジン酸ナトリウム(SNAC)を配合する画期的な方法により経口セマグルチド製剤が開発され,2021年に発売されると,より多くの2型糖尿病患者に用いられるようになった。

そして,2023年には,週1回皮下注投与のGIP/GLP-1受容体作動薬チルゼパチドが登場し,GLP-1受容体作動薬は新たな展開を見せている。セマグルチド(高用量)やチルゼパチドは2型糖尿病だけでなく,わが国ではマジンドール以来約30年ぶりの肥満症治療薬として承認された。そして,さらに現在では,GIP/GLP-1/ グルカゴン受容体のトリプルアゴニストや低分子GLP-1受容体作動薬の開発も進んでいる。

このように,GLP-1受容体作動薬の開発は大いに進化を遂げたが,その臨床効果は,それぞれのペプチドの生理的作用だけでは説明が難しく,薬理的濃度における作用についてはまだまだ不明な点が多い。その意味で,その理解の深化が求められており,世界中で活発な研究が行われている。

本書は,このように「進化と深化」を遂げているGLP-1受容体作動薬に関する最新の知見を,エキスパートの先生方に分かりやすく解説いただいた。ご活用いただければ幸いである。


2025年5月

稲垣 暢也

目次

第1章 GLP-1受容体作動薬の基本知識

1)インクレチン作用とは

・GLP-1の生理作用

・生体におけるGIPの分泌と作用について

2)GLP-1 受容体作動薬の開発の歴史

3)GLP-1受容体作動薬の種類と作用メカニズム

・GLP-1受容体作動薬

・GIP/GLP-1受容体作動薬

・経口GLP-1受容体作動薬セマグルチド(リベルサス®)

第2章 適正使用のために

1)糖尿病治療におけるポジショニング

2)臨床エビデンスを俯瞰する

3)注射薬か経口薬か

4)安全性への理解を深める(副作用,相互作用)

第3章 糖尿病合併症・併存疾患における使い方

1)心血管疾患

2)糖尿病性腎症,DKD

3)代謝性脂肪疾患(MASLD/MASH)

4)高齢者

5)肥満症

第4章 トピックス:さらなる進化と深化

1)グルカゴン作用から考えるトリプルアゴニスト(GLP-1/GIP/グルカゴン)に対する期待

2)低分子GLP-1受容体作動薬

Column

糖尿病関連腎臓病

NAFLD/NASHからMASLD/MASHへの名称変更について

美容目的のGLP-1受容体作動薬使用の問題

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書籍情報

  • ISBN:9784862702586
  • ページ数:128頁
  • 書籍発行日:2025年6月
  • 電子版発売日:2025年7月11日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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