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- 循環器看護ケアマニュアル 第2版<ケアマニュアルシリーズ>
商品情報
内容
序文
序
循環器病-心臓と血管の病気-を取り扱う唯一のナショナルセンターである国立循環器病研究センター(以下,国循)から,循環器看護のエッセンスを冊子としてお届けします.
今を去ること36年前,国循はがんセンター(当時)に次ぐ2番目のナショナルセンターとして,大阪府の北部,万博記念公園の近くに設立されました.理念は国民の循環器病の究明と制圧.これをめざして病院では高度の医療を安全・安心とともに提供するだけでなく,併設の研究所と一体となって次世代の医療を創ることにもチャレンジしています.そして,医師の最強のパートナーとして国循の診療を支えるのは,言うまでもなく看護師の皆様であると思っています.
では循環器病の診療の特徴は何でしょうか.心筋梗塞を例にとると,時には前ぶれもなく,健康な人に突然,命に関わる重大な事態が発生します.そして残念な結果に終わる方がいる一方,早期の適切なタイミングでの投薬と手術やカテーテルなどの介入的治療によって,あっという間に驚くほど元気を回復される方も多いのです.病気の急性期や増悪期でのこのスピード感と,「時間との戦い」という様相が循環器病の診療の大きな特徴の一つで,正に看護の腕のふるいどころでもあります.そして重大な時期を逃れた患者さんとご家族のケア,循環器病独特の終末期の緩和ケアなどにも看護の力が求められています.
本書は,上記のような重大な局面での看護のポイントを,日々の実践に根ざした現場の声として取りまとめたものといえるでしょう.目次をご覧いただければおわかりのように,国循看護部の総力を結集して,さらにパワーアップした第2版は,必ず皆様の看護に役立つと確信します.そして,それとともに循環器看護の「やりがい」を少しでもお伝えすることができればと願っています.
2013年6月
国立循環器病研究センター病院長 内藤 博昭
はじめに
国立循環器病研究センターは,1977年7月にがんに次ぐ死因の循環器病の克服を目的に厚生省直轄のナショナルセンターとして日本で2番目に開設,2010年4月には独立行政法人に移行し,独立行政法人国立循環器病研究センター(以下,国循)に改称しました.現在,循環器病はがんを遙かに超える患者数を抱え,急性心筋梗塞と脳卒中は主な死因の上位を占めています.国循は脳と心臓をトータルに扱う国立高度専門医療研究センターであり,心臓血管部門と脳血管部門が連携して医療を提供している世界でも稀有な施設でもあります.
本マニュアルは,心臓血管系領域の病態生理の理解を深め,診断と治療における必要な看護を標準看護計画(観察項目,ケア項目,指導項目)として整理し,2009年9月に刊行されて以来,全国の循環器病診療に従事する看護師たちにとってはバイブル的存在になっているようです.今回の改訂は,国循の診療内容が進歩し続けている状況に伴い必然となりました.このマニュアルの基になっているのは,国循の看護師たちが高度医療の臨床で実践している看護ケアであるということです.国循の循環器看護は,高度医療,救急医療,高齢者医療,小児医療,周産期医療など,現代医療を集約的に実践しています.あらゆる心臓血管系の重症疾患の患者さんを24時間体制で受け入れ,担当医師や担当看護師は重症度によりトリアージを行います.IABP,PCPS,CHDF,人工呼吸器などの高度医療機器を常時使用するとともに,難易度の高い手術が実施されています.常に内科と外科が連携を保ち,治療のレベルを高めています.このような多くの症例を経験するなかで循環器看護は培われます.
本マニュアルの改訂ポイントは,病態関連図や解剖図を増やし,よりわかりやすくなるよう工夫し,ガイドラインやアルゴリズムを最新のものに差し替え,標準看護計画の内容も見直しました.さらに看護のポイントやTOPICSも追加し,新たな診療情報の提供,難易度・複雑度の高い処置やケア時の注意事項についても明示しました.
初版では「看取りの看護」としていたものを「終末期患者の看護」として修正し,循環器疾患の終末期医療のあり方,緩和ケアの考え方を記載しました.また,看護の質の評価指標として欠かせない,循環器疾患における「感染管理」,「皮膚・創傷管理」,「救急蘇生法」を新たに追記しました.
執筆者は,国循認定の循環器看護の専門看護師CVEN( Cardiovascular ExpertNurse)と,慢性心不全看護,緩和ケア,感染管理,皮膚・排泄ケアの認定看護師,急性・重症患者看護専門看護師です.循環器看護のスキルとやりがいを行間に詰め,読者の皆様に伝えるために努力いたしました.
マニュアルはどのように活用されるかでその真価が問われます.多くの循環器看護に携わっている看護師の方々に活用されることを願っています.
最後に,本書の改訂にご指導いただきました内藤博昭病院長をはじめとした諸先生方に感謝申し上げます.
2013年6月
国立循環器病研究センター看護部長 伊藤 文代
目次
1章 循環器の基礎知識
2章 緊急搬送時の看護
3章 疾患別看護
4章 周手術期看護
5章 循環器疾患をもつ患者を支える看護
6章 終末期患者の看護
7章 循環器疾患における感染管理
8章 循環器疾患における皮膚・創傷管理
9章 循環器疾患における救急蘇生法
付録 英略語一覧
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書籍情報
- ISBN:9784521737652
- ページ数:368頁
- 書籍発行日:2013年8月
- 電子版発売日:2025年8月19日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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