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腹腔鏡下肝切除術 ロボット支援下手術とICGナビゲーション

  • ページ数 : 172頁
  • 書籍発行日 : 2025年7月
  • 電子版発売日 : 2025年8月13日
¥11,000(税込)
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商品情報

内容

ロボット肝切除とICG蛍光ナビの最前線!

「ロボット支援下肝切除術」は,2022年度に保険診療として施行可能となり,導入する施設数も年々増えている.このような中,安全な普及と手術手技の標準化を目指すべく,最新情報を提供するために本書は企画された.第1部では,ロボット支援下手術の適応や基本手技・手術手技について,第2部では,大きな進歩がみられたICG蛍光ナビゲーション技術について,いずれも数多くのカラー図や動画(QRコード)を用いて解説した.そのほかにも,ロボット肝切除についてハイボリュームセンターへのアンケート調査結果やエキスパートによる座談会,ICG蛍光法のPros&Cons企画を掲載するなど,盛り沢山な内容となっている.

序文

NPO法人 肝臓内視鏡外科研究会から刊行された3冊目の新刊が南山堂から上梓されたことを大変喜ばしく思う.本研究会を東邦大学の金子弘真教授とともに2006年に創設して以来,腹腔鏡下肝切除の安全な普及を目指し,これまでに南山堂から2冊の書籍を刊行し,内視鏡外科デバイス各社と47回にわたりハンズオンセミナーを共催してきた.過去30年間にわたり肝臓内視鏡外科の分野は大きく発展し,近年ではロボット手術やICGカメラを用いた肝切除の技術革新が飛躍的な効果をもたらしている.これらはまさに肝切除の歴史を変える「ゲームチェンジャー」と言えるだろう.私が理事長を務める本研究会の使命は,ロボット肝切除の安全な普及にある.その中で,ICGカメラの意義は非常に大きい.ただし,現状では,腹腔鏡下手術でのICGカメラの進歩は,ロボットICGカメラよりも進んでいる.おそらく10年以内には,より進化したロボット機器が登場し,Intuitive Surgical社の市場支配も変化していくだろう.そうなれば,腹腔鏡下肝切除はすべてロボット支援下の手術へと移行し,座ったままでの手術,動作制限のない高度な鉗子操作で拡大視効果を享受できるロボット手術の優位性が高まると想像している.もちろん,費用対効果の検証は必要であるが,従来の腹腔鏡手術のエキスパートの技術は,目と手の協調作業に長けており,ロボット支援下手術ではそのような熟練技術を持つエキスパートでなくても,高難度な腹腔鏡下肝切除が可能となるであろう.つまり,両手を腹腔内に入れた感覚で,ロボットによる肝切除が可能になり,高難度肝切除の難易度も低下することは間違いない.そのためにも,本書に記載された標準術式を習得してもらいたいと考える.

また,日本発のhinotoriにはオーバーレイ機能を有するKarl Storz社のRubinaを搭載している.私にとって肝切除は,「intersegmental/sectional planeに入り,離断面を割いていく作業」と考えている.グリソンの分岐に沿ってこの平面に入り,出会うのは肝静脈のみというシンプルかつ合理的なアプローチである.そのためには,ICG染色による視覚化が不可欠であり,これにより比較的容易に肝切除が可能となる.もちろん,肝切除のエキスパートの中には,ICGを使わなくても感覚的に行える術者もいる.しかし,ロボット肝切除では,ICGの力を借りずしてこの方法を行うことは難しいと考える.そのため,次世代のロボットにはオーバーレイ機能を持つカメラの搭載を望む.

本研究会には理事が9名おり,それぞれが担当分野を持ち,役割を果たしている.本書の発刊にあたり,大きな貢献をしてくれた教育担当の本田五郎理事,教育委員会の新木健一郎委員に厚く御礼申し上げる.また,南山堂の石井裕之氏,熊倉倫穂氏にも深く感謝申し上げる.


2025年5月

上尾中央総合病院 院長補佐/同院外科 科長 若林 剛 

目次

第1部 ロボット支援下手術

第I章 適応と基本手技

1 手術適応

2 ロボット支援下肝切除導入に向けての準備

3 手術室の術前準備

4 体位とポート留置

5 ロボット支援手術に用いる器具と基本操作

6 術中偶発症とその対策

7 ロボット時代の肝臓外科医の教育

第II章 術式別の手術手技

1 S2およびS3部分切除

2 S6およびS7部分切除

3 S8部分切除

4 左肝切除

5 右肝切除

6 後区域切除

7 シングルポートロボットを用いた肝切除

第III章 座談会:ロボット支援下肝切除術の強みと弱点

第2部 ICGナビゲーション

第I章 ICGの基礎

1 ICG蛍光法の基本原理

2 ICG蛍光ナビゲーションの歴史

3 ICG蛍光法の装置

第II章 ICGの実際

1 ICG蛍光法による腫瘍同定

2 ICG蛍光法と陽性染色法を用いた腹腔鏡下系統的肝切除

3 ICG蛍光法による陰性染色法/肝区域の同定

4 ICG蛍光法による術中胆管評価・胆汁瘻の同定

5 ICG蛍光法(Fireflyモード)を利用したロボット支援下肝切除

第III章 ICG肝切除の問題点:Pros&Cons

A フレキシブルスコープは不要である,硬性鏡は頭側領域に使いにくい

B ICG染色境界はintersegmental planeと一致する

C 深部の腫瘍でも同定できる

D カメラの蛍光強度の閾値を変えても蛍光境界は変わらない

E カメラと組織の距離を変えても蛍光境界は変わらない

F ICGを希釈して投与すれば,くり返し蛍光範囲を同定できる

G 肝切除にICGは必須か

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書籍情報

  • ISBN:9784525313715
  • ページ数:172頁
  • 書籍発行日:2025年7月
  • 電子版発売日:2025年8月13日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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