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心電図7日間最強ブースト マイスターと鍛える1・2級合格へのテーマ別集中対策

  • ページ数 : 240頁
  • 書籍発行日 : 2025年8月
  • 電子版発売日 : 2025年8月22日
¥4,620(税込)
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商品情報

内容

心電図検定に向け短期集中トレーニング!分野別に極め実力アップ
心電図検定1・2級に向け短期集中トレーニング! 1日30問×7日間でテーマ別に重点強化.「今日は虚血性心疾患の梗塞パターンを制覇」「明日は起源推定の問題をマスターする」というように分野ごとに極めていき,1週間で総仕上げ.試験ポイントを詰め込んだ問題・解説なので,忙しくて時間がないという方にもおすすめ.姉妹書「心電図完全攻略マニュアル 1・2級合格への最強メソッド」とあわせて勉強すればさらに判読力アップ!

序文

はじめに


心電図を学ぶ皆さんへ


心電図の世界へようこそ!本書を手にとっていただいたということは,皆さんは心電図を深く勉強したい,あるいは心電図検定に合格したい(マイスターをとりたい!)と思っていることでしょう.本書は,2024年に出版した「心電図完全攻略マニュアル マイスターが教える1・2級合格への最強メソッド」(通称“黄色本”)の続編として,分野別に心電図判読力を高めてもらいたいという意図から作成しました.例えば,心筋梗塞の心電図を学ぶ際にどの部分の梗塞か?どの冠動脈が原因か?ということを判読することは重要ですが,実臨床ではその場の対応に追われて心電図所見をまとめて勉強する機会はなかなかありません.そこで,ST変化のある心電図を題材にした問題をたくさん準備し,計算ドリルのように力をメキメキとつけてもらいたいと私たちは考えました.一部の問題は決して易しくはありませんが,黄色本とあわせて,およそ心電図で問題となり得るすべてを網羅していますので,ぜひチャレンジしてください.


本書の使い方


本書は分野ごとにまとめて学習をすることで,1週間で満遍なく,かつ一気に心電図判読力が身につくよう構成しています.


1日目:P波,QRS波,T波

まずは,心電図波形を細かく読む訓練を行います.以前,心電図検定1級の試験で,まさに1問目に,「正常心電図か左房負荷所見か」で悩む問題が出題されたことがありました.心電図を判読する際には,ときに細かい基準も知っておく必要があります.診断基準は数値で暗記する部分が多いため,試験直前の追い込みにも活用してください.


2日目:虚血性心疾患

虚血性心疾患の心電図は,試験でも臨床でも大変重要です.どの冠動脈が責任病変となっているか予想することが重要なのはもちろん,一見ST上昇の所見が見当たらなくても,急性心筋梗塞と診断できるケースもあります.本書はすべてのパターンを網羅していますので,ぜひ2日目をマスターし,救急医療分野に強くなりましょう.


3日目:不整脈(頻脈)

3~5日目は試験のヤマ,不整脈です.3日目は特に頻脈性不整脈に集中して勉強できるようにしています.QRS幅の広い頻拍(wide QRS頻拍)を見たときに,上室頻拍と心室頻拍の鑑別はとても難しく感じるかもしれません.まずは心室頻拍と診断するための手順を頭にインプットし,心電図判読を行えるようになりましょう.数学や物理の試験で公式を頭に叩き込み,それを使って問題を解くのと似ていますが,覚えるべきことはそれほど多くありません.


4日目:不整脈(徐脈+デバイス)

4日目は徐脈およびデバイス関連の心電図です.徐脈には洞不全症候群と房室ブロックの2種類しかありませんが,非伝導性心房期外収縮や頻脈の合併,ペーシング波形と所見の合わせ技で一気に難易度が上がります.しかし,基本に忠実に,まずP波がどれか同定すること,そしてそのP波からつながっているQRS波はどれなのか…と考えていくと,自ずと診断が絞られてきます.正解に気づけたとき,一番「アハ体験」ができる分野でもあります.


5日目:不整脈(起源推定)

5日目は特に心電図検定1級を想定し,期外収縮やWPW症候群の副伝導路について,起源推定をまとめて学習しましょう.苦手意識をもちやすい分野ですが,起源推定はすべて心臓の解剖と心電図電極の位置関係を考えれば解答できます.例えば,心尖部起源の不整脈は,心尖部から心基部方向へ電気が流れるため,心尖部側からみるV5・V6誘導でQSパターンになります.また左側に副伝導路があるWPW症候群では,まず左室心筋から興奮がはじまるため,右室側,つまり前胸部に貼ってあるV1誘導の方向に興奮が向かい,V1誘導でR波が高くなるのです.このように,心電図電極と心臓の解剖との密接な関係を感覚的にわかるように特訓するのがこの5日目です.


6日目:その他の疾患など

1~5日目ではカバーしきれなかった分野,すなわち,心筋症,先天性心疾患や心電図電極つけ間違いなど,マイスター狙いであれば必ず習得すべき問題を集めました.一度問題を通じて理解をすれば試験の得点源にできる内容ばかりなので,5日目までで疲れた脳をここで癒しつつ,ポイントをおさえていきましょう.


7日目:応用

7日目は,もし心電図検定で出題されたら「割れ問(受検者によっては意見が二分される難しい問題)」になるであろう,判読の難しい心電図を集めました.ここまでマニアックな問題ばかりが出題されるわけではありませんが,ぜひチャレンジをして,いざ出題されたときに備えておきましょう.

これらの応用問題がより心電図の深みに入るきっかけになれば幸いです.

なお,本書で取り上げた症例はほぼ全てカテーテル検査,電気生理学的検査での確定診断を行っています.なるべく典型的な所見となるものを取り上げていますが,教科書的でない所見については臨床的な振れ幅と考えていただけますと幸いです.


心電図検定のその先へ


私たちとともに心電図を学ぶ皆さんへ,お願いしたいことがあります.それは,検定試験が終わっても心電図・循環器の勉強を続けて,そしてぜひその知識を臨床現場で活用してほしい,ということです.本書は心電図検定を想定し教科書的な知識をマスターするために,問題作成にあたっては「典型的な所見」がみられる心電図を用意し,皆さんが迷うであろう選択肢を準備しました.試験では「ある選択肢を正答とするには,その根拠となる所見やヒントが必ず心電図のなかになければならない」というルールがあります.しかし,実際の臨床現場では状況は全く異なります.救急外来には心電図変化のない心筋梗塞の患者もいれば,典型的な急性冠症候群の所見を呈する非心原性胸痛の患者もやってきます.弁膜症や気胸を心電図で診断することはまずありません.wide QRS頻拍でショックバイタルに陥った患者を前に,心電図とにらめっこをする時間はないのです.つまり,時として試験と臨床の心電図には大きな隔たりがあり,臨床において心電図はあくまで診断ツールの1つであることをよく認識しておく必要があります.そこで,心電図を勉強する意義とは何か?ということを考えてみました.私たちがたどり着いた答えの1つ…それは,座学で典型例を知り,臨床現場で非典型例を経験することで,心電図の勉強から循環器病の真の病態に迫る研究へと,その裾野を広げるということです.

本書をきっかけに,1人でも多くの読者の方が心電図に魅了され,そして私たちと一緒に心電図学・循環器病学の真の病態解明ができるようになれば,と願っています.

最後になりましたが,本書執筆にあたり,松山赤十字病院 循環器内科 松坂英徳先生にご指導ご鞭撻をいただきました.この場を借りて深く御礼申し上げます.


2025年7月

萬納寺 洋士(済生会福岡総合病院 循環器内科)
矢加部 大輔(九州大学病院 循環器内科)

目次

はじめに【萬納寺洋士,矢加部大輔】

1日目:P波,QRS波,T波 ~診断基準をおさえて,波形を読み解く

2日目:虚血性心疾患 ~梗塞パターンを制覇する

3日目:不整脈① 頻脈 ~診断基準とパターンを叩き込む

4日目:不整脈② 徐脈+デバイス ~複雑な徐脈の所見を紐解く

5日目:不整脈③ 起源推定 ~心電図所見と心臓解剖の関係をマスターする

6日目:その他の疾患など ~得点源となる問題を落とさない

7日目:応用問題 ~目指せマイスター!難問にチャレンジ

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書籍情報

  • ISBN:9784758113069
  • ページ数:240頁
  • 書籍発行日:2025年8月
  • 電子版発売日:2025年8月22日
  • 判:AB判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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