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医学のあゆみ294巻9号 止血・血栓・凝固の最新知見―研究と臨床を繋ぐ

  • ページ数 : 240頁
  • 書籍発行日 : 2025年8月
  • 電子版発売日 : 2025年8月27日
¥6,820(税込)
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商品情報

内容

・血栓止血や凝固と聞くと,苦手意識を持ってしまうだろうか.
・血栓止血を専門とする医師は全国的に見ても決して多いとは言えないのが現状であるが,血栓止血関連疾患の患者数は少ないわけではない.脳梗塞や心筋梗塞といった広く知られた疾患のみならず,悪性腫瘍に関連するトルーソー症候群,播種性血管内凝固(DIC)など,血栓止血異常が生命予後に大きく関わる症例が度々みられる.
・本特集では,現場の課題に応えるべく,血栓止血疾患に遭遇した際の検査の選び方や結果の読み解き方を基礎から臨床応用まで幅広く解説し,また,血友病に対する遺伝子治療や,iPS細胞由来の血小板製剤の開発などのテーマも紹介する.

序文

はじめに

血栓止血や凝固と聞くと,苦手意識を持つ医師は少なくありません.血液内科のなかでさえ,この領域に自信を持てない医師が多く見受けられます.その背景には,病棟で主に診療対象となるのが血液悪性疾患の患者であること,また血栓止血を専門とする医師が院内に不在であることがあげられます.さらに,近隣に専門家がいない場合も多く,遠方の信頼できる専門医にコンサルトせざるを得ない状況も珍しくありません.このように,血栓止血を専門とする医師は全国的に見ても決して多いとはいえないのが現状です.

しかし,患者数は決して少ないわけではなく,むしろ血栓止血関連疾患は日常診療のなかで頻繁に遭遇します.脳梗塞や心筋梗塞といった広く知られた疾患のみならず,悪性腫瘍に関連するトルーソー症候群,播種性血管内凝固(disseminated intravascular coagulation:DIC)など,血栓止血異常が生命予後に大きく関わる症例は少なくありません.筆者自身,血栓止血異常が適切に診断・治療されず,結果として不幸な転帰をたどったのではないかと感じる症例に幾度となく遭遇してきました.

本特集では,そのような現場の課題に応えるべく,血栓止血疾患に遭遇した際の検査の選び方や結果の読み解き方を,基礎から臨床応用まで幅広く解説していただきました.さらに,血栓止血学は決して“古い学問”ではなく,現在も医療の最先端で発展を続けています.血友病に対する遺伝子治療,iPS 細胞(induced pluripotent stem cells;人工多能性幹細胞)由来の血小板製剤の開発など,若い世代の医師や研究者が夢を持って取り組めるテーマが数多く存在します.その一端を本特集でご紹介できたことを嬉しく思います.

この特集をきっかけに,血栓止血領域に新たな興味を持ち,一歩踏み出す医師や研究者が一人でも増えることを心から願っております.それが本特集を立案した者として,何よりの喜びです.


松本雅則
Masanori MATSUMOTO
奈良県立医科大学血液内科・輸血部

目次

第5土曜特集 止血・血栓・凝固の最新知見─研究と臨床を繋ぐ

はじめに

止血と血栓の違い

血栓止血関連検査

血小板の機能と検査法

フォン・ヴィレブランド因子の機能と検査法

血液凝固因子と凝固制御因子の機能と検査

線溶因子の機能と検査

補体疾患における血小板・凝固系のクロストークと補体検査法

血栓止血疾患における遺伝子検査

血栓症の画像診断

血栓症の病理診断

血栓止血疾患における新規治療

輸血治療のイノベーションの達成に向けて―iPS血小板製剤の問題点

バイスペシフィック抗体医薬

血友病に対する遺伝子治療

血栓症と核酸アプタマー創薬

出血性疾患―病態の解明と診断,治療の進歩

免疫性血小板減少症(ITP)の病態,診断,治療の進歩

先天性血小板機能異常症

血友病―最近の治療の進歩

先天性凝固因子欠乏症(血友病以外)―rare bleeding disorders(RBD)

フォン・ヴィレブランド病

後天性血友病―診療ガイドライン(2017改訂版)以降の進歩と課題

自己免疫性後天性凝固因子欠乏症―後天性血友病以外

出血性線溶異常症―PAI-1欠乏症,α2-PI欠乏症,TM/TAFI異常症

血栓性疾患―病態の解明と診断,治療の進歩

敗血症に伴う播種性血管内凝固(敗血症性DIC)―好中球細胞外トラップ(NETs)の役割,血栓性微小血管症(TMA)との早期鑑別診断

播種性血管内凝固―造血器疾患

固形がんに伴う播種性血管内凝固の病態・診断・治療と今後求められるもの

先天性血栓性血小板減少性紫斑病

免疫性血栓性血小板減少性紫斑病の診断と治療の進歩

志賀毒素産生性腸管出血性大腸菌関連溶血性尿毒症症候群

非典型溶血性尿毒症症候群―抗補体治療時代の治療方針を考える

抗リン脂質抗体症候群のアップデート―新しい分類基準を中心に

ヘパリン起因性血小板減少症

遺伝性血栓性素因―遺伝性アンチトロンビン欠乏症,プロテインC欠乏症,プロテインS欠乏症

疾患・治療に伴う凝固異常

がん関連血栓症―がん治療関連血栓症の一次予防

骨髄増殖性腫瘍に伴う血栓症と出血

循環器疾患に伴う後天性フォン・ヴィレブランド症候群

発作性夜間ヘモグロビン尿症に伴う血栓症と抗補体薬

慢性骨髄性白血病に対するチロシンキナーゼ阻害薬と血栓性有害事象

移植関連血栓性微小血管症

CAR-T細胞療法に伴う凝固異常

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連凝固異常と血栓症

ワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症(VITT)と凝固線溶異常

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書籍情報

  • ISBN:9784006029409
  • ページ数:240頁
  • 書籍発行日:2025年8月
  • 電子版発売日:2025年8月27日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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