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- 症状からつなげる機能評価と運動療法 一目でわかる段階的な評価の流れと介入
商品情報
内容
臨床上よく出合う症状ごとに機能評価の流れと運動療法の進め方をわかりやすく解説.評価の流れが一目でわかるフローチャートや豊富な画像で初学者も迷わず手順を追える!臨床経験が長いセラピストが自身の判断を客観視するにも役立つ1冊.
序文
監修の序
本書『症状からつなげる機能評価と運動療法~一目でわかる段階的な評価の流れと介入』は,編集を務められた澤渡先生と吉田先生の臨床への情熱を,読者の皆さまがただちに現場で活かせる形に結実させた一冊です.監修者として私は,お二人が長年積み重ねてこられた経験知と最新の科学的根拠を丁寧に擦り合わせ,「わかりやすさ」と「確かさ」の両立を図りました.
本書の骨格となるのは,①全体像を捉える,②評価(全身・局所),③介入,④再評価(フィードバック)という考え方です.複雑に見える臨床推論をこの枠組みで整理することで,初学者が迷わず手順を追え,熟練者が自身の判断を客観視できる構造になっています.各項目には豊富な写真とフローチャートを配置し,見た瞬間に真似できる導線を徹底しました.忙しい臨床時間の合間でもページを開けば即座に実践できるよう,レイアウトや配色にも細心の注意を払っています.
さらに,すべての手技とエクササイズには関連エビデンスを簡潔に併記することで,知識が単なる情報で終わらず対象者の機能やADL改善に直結するよう配慮しました.
本書が,症状に惑わされず機能の障害を見抜き,患者さんの可能性を引き出す一助となれば望外の喜びです.
最後になりましたが,書籍づくりを先導してくださった澤渡先生,吉田先生をはじめ,熱意あふれる原稿を寄稿してくださった執筆者の皆さま,そして刊行に携わったすべての関係者に,心より御礼申し上げます.
2025年 8月
三木貴弘
編集の序
本書の編集作業も終盤に差し掛かった 2025年 8月現在,生成 AI技術は驚異的な速度で進化を遂げています.それに伴い,臨床現場における情報検索や意思決定支援の利便性も,私が理学療法士としての道を歩みはじめた約 13年前とは比べものにならないほど向上しました.疑問が生じた際には,関連する膨大な知識に瞬時にアクセスできるだけでなく,それらを統合・整理し,出力まで行ってくれる──今や,臨床判断をとり巻く環境は大きく変化したと言えるでしょう.
とはいえ,どれほど情報環境が整備されたとしても,臨床業務に携わる私たちが,目の前の患者に対して適切な評価とその解釈を行い,個別化された介入を選択・実行していく過程──すなわち臨床推論の実践──が自動化されることは(少なくとも現時点では)ありません.患者やクライエントの状態は常に多面的かつ可変的であり,それに対応するためには,知識の単純な適用を超えた,柔軟かつ再帰的な思考が求められます.そしてその能力こそが,AIには決して置き換えられない,われわれ専門職が提供すべき独自の価値であると考えています.
本書は,こうした臨床推論の構造化と臨床実装を支援することを目的に企画されました.特に,特定の疾患名に基づく画一的なアプローチのような疾患中心の視点では捉えきれない症状や機能障害に焦点を当て,臨床で遭遇しやすい訴えとそれに関連する機能障害に対し,評価と介入の展開を提示することを重視しています.そのため,本書では①全体像の把握,②評価,③介入,④再評価という考え方を根底においています.さらに各項では,「どのような情報を収集し」「どう解釈し」「いかに対処するか」が読者に明確に伝わるよう,構成と表現に工夫を凝らしています.加えて,図表・フローチャート・写真を多用し,視覚的にも理解と臨床応用が促進されるよう設計しました.
分担執筆は,科学的エビデンスに精通し,かつ豊富な臨床経験を有するエキスパートの先生方にご依頼しました.ご多忙のなか,本書のコンセプトにご賛同いただき,高い専門性と臨床的視点を兼ね備えた原稿をご執筆くださった執筆者の皆様に,改めて心より御礼申し上げます.
本企画の立ち上げから刊行に至るまでには,実に 2年以上の歳月を要しました.構成の再検討や方針の調整を幾度も重ねながら歩んでこられたのは,羊土社の大家有紀子氏・阿部壮岐氏による粘り強いご支援,そして監修の三木貴弘先生による的確なご助言があってこそです.この場をお借りして,謹んで深謝申し上げます.
本書が,運動器理学療法の臨床に携わる理学療法士および関連専門職の皆様にとって,よりよい思考と実践を導く一助となり,ひいては患者の可能性を最大限に引き出す支援へとつながっていくことを,心より願っております.
2025年 8月
編集を代表して
吉田亮太
目次
第1章 総論 【澤渡知宏,吉田亮太】
1 これから求められる治療介入戦略の考え方
2 機能障害の診かたと運動療法の進め方
第2章 頚部・胸椎 【永野雄太,吉田亮太】
・ はじめに
1 頚部を動かすと痛い(頚部屈曲時痛)
2 腕がしびれる,痛む(上肢の神経障害)
3 同一姿勢保持で頚部が痛い(頚部屈曲位保持の際の痛み)
第3章 肩関節・肩甲帯 【湯田智久】
・ はじめに
1 肩を上に上げようとすると痛い
2 手を背中の後ろに回せない・痛い(後ろに回そうとすると痛い)
3 反対の肩に手を置くと痛い
第4章 腰部・骨盤帯 【野沢哲矢】
・ はじめに
1 前に屈んだときに腰が痛い
2 長時間立っていると痛い
3 後屈動作で殿部から大腿部にかけて放散するような痛みがある
第5章 股関節 【山本一輝】
・ はじめに
1 股関節が詰まる(靴下着脱動作時の詰まり・痛み)
2 椅子から立ち上がるときに股関節が痛い
3 歩行時に股関節の外側が痛い
第6章 膝関節
・ はじめに 【澤渡知宏】
1 しゃがみ込んだときに膝の前方が痛い 【澤渡知宏】
2 長時間歩いたら膝が痛む(膝を伸ばせない) 【岡本雄作】
3 長時間座ったあとに立ち上がると痛い 【岡本雄作】
第7章 足部 【吉田大佑】
・ はじめに
1 しゃがんだときに足首の前方が詰まる感じがする
2 足首全体が安定しない
3 歩くと踵が痛い
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書籍情報
- ISBN:9784758110075
- ページ数:448頁
- 書籍発行日:2025年9月
- 電子版発売日:2025年9月17日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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