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- 忙しくてもできる 看護研究のはじめ方 ③データのまとめ方編
商品情報
内容
序文
はじめに
日々の看護実践のなかで芽生えた問いを研究テーマとして定め(第1巻)、患者さんや同僚に協力をしてもらいながらデータを集め(第2 巻)、いよいよ看護研究も最終ステップである「データのまとめ方」へと進んできました。ここまで歩んでこられた皆さんに、心より敬意を表します。看護研究の集大成が、今まさにかたちになろうとしています。
手元にあるデータは、決して単なる数字や言葉の集まりではありません。そこには研究者であるあなたの「目の前のケアをよりよくしたい」という切実な思いと、調査に参加してくださった方々の生の声が込められており、何にも代えがたい貴重なものです。それは、未来の看護を支える確かなエビデンスへとつながる出発点にほかなりません。
一方で、多くの方々が「データ分析」という言葉に最も高いハードルを感じていることも事実です。「統計に自信がない」「インタビュー記録をどう整理すればよいのか」「この解釈で正しいのだろうか……」。こうした迷いや不安は、誰もが経験します。しかし、まさにこの分析こそが、研究のプロセスのなかで最も創造的で、やりがいに満ちた部分でもあるのです。
本シリーズ最終巻の大きな特徴として、多くの入門書では十分に扱われない「介入研究」に一章を設けました。これは新たなケアの効果を科学的に検証し、実践現場を前進させる力をもつ、“現場を変える”可能性に満ちた研究手法です。さらに終章では、研究成果を社会に届ける「まとめと公表」について取り上げています。研究はまとめて終わるものではありません。学会発表や論文として公表することで、多くの仲間と共有され、看護の未来を支える確かなエビデンスとなります。研究の成果が臨床現場に還元されると、実践の改善につながり、さらにその実践から新たな問いが生まれます。そこには、研究と実践が互いを高め合うという「双方向の循環」が築かれていきます。
全3巻を通じて歩んでこられた学びの道のりが、皆さん一人ひとりの研究を完成へと導き、その成果に自信をもって、世に送り出す力強い後押しとなることを願っています。本書が、皆さんの看護研究における確かなパートナーとなり、臨床と研究をつなぐ架け橋となることを心から期待しています。
2025年9月
百田武司・木下真吾
目次
【第1章 介入研究】
■1 介入研究のプロセスを知ろう
■2 研究デザインと尺度を設定する
■3 操作・介入のプロトコルを設計する
■4 無作為化(ランダム化)で効果を評価する
■5 研究に信頼性と妥当性をもたせる
【第2章 量的研究のデータ分析】
■1 データを収集し、解析・統計を行う
■2 データクリーニングとデータコーディングをする
■3 データ(変数)に合わせて視覚化する
■4 統計的仮説検定で、仮説を確かめる
■5 統計的検定を行う(パラメトリック検定・ノンパラメトリック検定)
■6 2群間比較と3群以上の比較を検定する
■7 2群の比率差の検定と2つの量的変数の関係性を分析する
■8 多変量解析で複数の要素を分析する
■9 データ分析でソフトウエアを使う
【第3章 質的研究の基本】
■1 質的研究の目的と意義を知ろう
■2 帰納的アプローチと解釈学的視点で行う
■3 研究デザインを設計・構築する
■4 研究結果の信用性(「正しさ」)を高める
【第4章 質的研究のデータ分析】
■1 データ分析では、多様性と柔軟性をもたせる
■2 逐語録としてデータ化する
■3 意味の単位に分けて、コード化する
■4 意味の近いコードをまとめて、カテゴリ化する
■5 分析結果を解釈する
■6 研究デザインに合わせて分析する
【第5章 研究の公表】
■1 研究発表(学会・院内)を行う
■2 抄録(要旨)を作成する
■3 口頭発表は、自分の言葉で伝える
■4 ポスター発表(示説発表)を行う
■5 発表を論文にしてまとめる
■6 研究結果を図表で伝える
■7 論文を学会誌に投稿する
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書籍情報
- ISBN:9784840488433
- ページ数:160頁
- 書籍発行日:2025年11月
- 電子版発売日:2025年10月30日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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