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- ⑨最新 眼科低侵襲手術レベルアップ―患者満足度を高めつつ患者負担を軽減する<眼科診療エクレール>
商品情報
内容
近年普及しつつある低侵襲手術を取り上げ,角膜,屈折矯正,白内障,緑内障,網膜硝子体,眼窩・眼腫瘍,斜視の7つの領域ごとに,従来と比べた低侵襲性の特徴,手術適応,有効性・安全性,手技の実際・コツ,そして将来性や患者負担・医療経済などについて各領域のエキスパートが詳しく解説.
患者満足度を上げて再手術を避ける「広い意味での低侵襲化」まで含めてご執筆いただいた.
序文
序文
医学的侵襲とは,生体に対して何らかの刺激を与えることで変化をもたらす外力や刺激である.手術や医療処置のように外部から体を直接的に傷つける行為はもとより,様々な検査,薬剤投与,炎症,感染といった内部から発生する生体変化や,痛みや恐怖・不安などの精神的な因子も含まれる.眼科においても,患者負担が少ない検査や治療,すなわち診療の低侵襲化が進んでおり,日帰り手術が可能な術式も増えた.その結果,長期入院が激減したことで術後入院によるフレイルも軽減でき,高齢の患者にとってもたいへん良いことである.
しかし,いくら低侵襲化が進んだとはいえ,視機能の回復・維持という結果を伴わなければ,患者の十分な満足は得られない.特に現在の長寿社会においては,術後の短期的な結果だけではなく,長い生涯にわたって可能な限り視機能を維持し,合併症や再手術を含めた治療が軽減できるような,長期的な目標も必要である.
シリーズ第9巻となる本書では,主要7分野の低侵襲手術を取り上げ,各分野の専門家に編集協力を仰ぎ,各分野のエキスパートの先生方にご執筆をお願いした.基本的な低侵襲術式を紹介するだけでなく,さらなる視機能の維持と回復を目指し,周術期および術後の合併症や再手術を減らすことも考慮した内容構成とした.手術の適応や手技に留まらず,有効性や安全性,将来性や医療経済にも触れていただき,白内障手術であれば「適切なIOL 選択」や「適切な周術期抗菌薬使用」など,手術結果をできるだけ良好にして患者満足度を上げることで再手術を回避する「広い意味での低侵襲化」まで含めてご執筆いただいた.
眼科手術は日々進化しており,既に低侵襲化されて完成度が高いと思われていた術式でも,より高みを目指した技術の開発・革新がなされていることを,本書によってご理解いただけるであろう.ぜひ最新の技術をご参考にしていただき,低侵襲診療が広く普及して,その恩恵が患者に還元されるとともに,さらに新しい技術を開発する一助となれば,編集者一同望外の喜びである.
最後に,ご執筆者の先生方に感謝申し上げるのはもちろんのこと,編集協力者として各専門分野を担当していただいた6 名の先生方―宮井尊史先生(角膜),神谷和孝先生(屈折矯正),宮田和典先生(白内障),上田高志先生(網膜硝子体),鈴木茂伸先生(眼窩・眼腫瘍),木村亜紀子先生(斜視)に,深く感謝申しあげる.
2025年9月
担当編集 相原 一
目次
Chapter 1 角膜
1.1 治療的レーザー角膜切除術(PTK) 福岡秀記
1.2 円錐角膜手術(1)角膜クロスリンキング(CXL) 神谷和孝
1.3 円錐角膜手術(2)角膜内リング(ICRS) 小島隆司
1.4 パーツ移植(1)ALK・DALK(前部・深部層状角膜移植) 家室 怜,大家義則
1.5 パーツ移植(2)LT(輪部幹細胞移植) 冨田大輔
1.6 パーツ移植(3)DSAEK(デスメ膜剥離角膜内皮移植) 宮井尊史
1.7 パーツ移植(4)DMEK(デスメ膜角膜内皮移植) 横川英明,清水俊輝
1.8 羊膜移植術(AMT) 原田一宏,平山雅敏
1.9 再生医療―角膜内皮細胞注入療法 北澤耕司
Chapter 2 屈折矯正
2.1 角膜屈折矯正手術(1)SMILE®・SMILE® pro(KLEx) 吉田陽子
2.2 角膜屈折矯正手術(2)LASIK 稗田 牧
2.3 有水晶体眼内レンズ(ICL)手術(1)ホールテクノロジーによる低侵襲化 神谷和孝
2.4 有水晶体眼内レンズ(ICL)手術(2)デジタルデバイスによる低侵襲化 大内雅之
Chapter 3 白内障
3.1 術前・周術期の低侵襲化(1)適切なIOL 選択 佐々木 允,佐々木 洋
3.2 術前・周術期の低侵襲化(2)適切なIOL 度数決定 後藤 聡
3.3 術前・周術期の低侵襲化(3)適切な周術期抗菌薬使用 子島良平
3.4 術前・周術期の低侵襲化(4)適切な周術期抗炎症薬使用―糖尿病やぶどう膜炎合併例 寺田裕紀子
3.5 術中の低侵襲化(1)手術機器(超音波乳化吸引術) 鈴木久晴
3.6 術中の低侵襲化(2)デジタルデバイス 大内雅之
3.7 術中の低侵襲化(3)CCC―前囊切開技術の進化と自動化デバイスの臨床的意義 秦 誠一郎
3.8 術中の低侵襲化(4)FLACS 小島隆司
3.9 術中の低侵襲化(5)術後の光学的副症状軽減 柴 琢也
3.10 高難易度手術や合併症の低侵襲化(1)核硬度5 永田万由美
3.11 高難易度手術や合併症の低侵襲化(2)強度近視眼―低眼圧白内障手術 永本敏之
3.12 高難易度手術や合併症の低侵襲化(3)小眼球,小角膜 永原 幸
3.13 高難易度手術や合併症の低侵襲化(4)瞳孔異常 森 洋斉
3.14 高難易度手術や合併症の低侵襲化(5)チン小帯断裂眼 早田光孝
TOPICS spiral 法
ADVICE CTR の摘出
3.15 高難易度手術や合併症の低侵襲化(6)IOL 脱臼・交換 山根 真
Chapter 4 緑内障
4.1 選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT) 杉本宏一郎
4.2 レーザー周辺虹彩切開術(LPI) 内藤知子
4.3 流出路再建(1)iStent Inject® W 小野岳志,結城賢弥
4.4 流出路再建(2)谷戸氏ab interno マイクロフックトラベクロトミー 谷戸正樹
4.5 流出路再建(3)Kahook Dual Blade(KDB) 千原智之
4.6 流出路再建(4)HydrusTM 緑内障マイクロステント 庄司拓平
4.7 流出路再建(5)suture trabeculotomy 芝 大介
TOPICS 「MIGS」という用語についての考察
4.8 濾過手術(1)PreserFloTM MicroShunt(PMS) 坂田 礼
TOPICS XEN(ab interno 濾過手術)
4.9 濾過手術(2)濾過胞再建―スリット下ニードル法と極小切開濾過胞再建術 相原 一
4.10 毛様体光凝固(1)CPC 眼外法 根本穂高
ADVICE 筆者の考える治療のコツ
4.11 毛様体光凝固(2)内視鏡的毛様体光凝固(ECP) 谷戸正樹
4.12 プレート付きインプラント 石田恭子
Chapter 5 網膜硝子体
5.1 網膜硝子体手術(低侵襲硝子体手術:MIVS) 井上 真
5.2 網膜閾値下レーザー治療 三浦央子
5.3 気体網膜復位術(PnR) 秋山邦彦
5.4 未熟児網膜症(ROP)―網膜光凝固術vs. 抗VEGF 療法 福島正樹,日下俊次
Chapter 6 眼窩・眼腫瘍
6.1 眼窩骨折整復術 今川幸宏
6.2 涙道手術(涙囊鼻腔吻合術―鼻内法,涙道内視鏡下手術) 宮崎千歌
6.3 眼窩腫瘍へのアプローチ 尾山徳秀
6.4 結膜腫瘍 田邉美香
6.5 眼瞼腫瘍 後藤 浩
6.6 網膜腫瘍 鈴木茂伸
Chapter 7 斜視
7.1 短縮術―plication 木村友剛
7.2 後転術―小切開法 木村亜紀子
7.3 調節糸法―術中調整も含めて 彦谷明子
7.4 筋移動術(1)西田法 望月嘉人
7.5 筋移動術(2)double-under muscle transposition 長谷部 聡
7.6 斜筋手術(1)下斜筋切除,後転,前方移動 矢ヶ﨑悌司
7.7 斜筋手術(2)下斜筋前方鼻側移動術 古森美和
TOPICS 下斜筋減弱術の術式の違いと回旋矯正効果
7.8 回旋斜視―下直筋鼻側移動術 林 孝雄
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書籍情報
- ISBN:9784521750590
- ページ数:360頁
- 書籍発行日:2025年10月
- 電子版発売日:2025年11月8日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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