ECG.RED HANDBOOK 緊急度別心電図のみかた考えかた

  • ページ数 : 106頁
  • 書籍発行日 : 2025年11月
  • 電子版発売日 : 2025年11月12日
¥4,840(税込)
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商品情報

内容

心電図のエキスパートが次代に問いかける一冊
特に危険な症例を示しつつ,波形を判読し緊急度を把握するための心電図のみかた,考え方を中心に解説した.心蔵突然死などの危険な不整脈の実例から,危険な不整脈へのアプローチ,さらに最近重視されている急性冠症候群まで,心電図の臨床の基本から応用まで理解できるようになっている.また,現時点では原因がはっきりしていない乱れや,判読が困難な波形も敢えて掲載し,読者に波形にの意義を考えさせるつくりにもなっている.長年心電図に関わってきたエキスパートが次代に問いかける一冊.

序文

はじめに


本書は,心電図判読の立場から緊急度別に解説を試みた心電図症例トレーニング書であり,危険度をいかに把握するかを,心電図のみかた,考えかたを中心に解説した内容にした.心電図判読向上を目指す多くの方々に役立つことを願っている.

多年月,我々は電気生理学的アプローチ,心電図に関するME技術の発展,臨床的な心電図判読の発展などの環境に取り囲まれてきた.医師のみならず,看護師,検査技師,ME技師をはじめとする心電図に関わるすべての人々のためになるものが常に身近にあった.言い換えると,少なくとも心電図に関わる臨床各種部門が身近に常に存在していたのである.本書は,日本の各種国家試験レベル(医師,専門医・専門技師・看護師などでのレベル)での内容はもちろん,実際の臨床レベルで役立つ内容をまとめ,心電図の判読と考えかたを学ぶことを主体とした.心電図判読の臨床の基礎は波形の判読とその波形の意義を理解することである.本書は実際のベットサイドやME技術サイドで十分に活用できるものとして,また最近の体表心電図の臨床的有用性への活用を期待して編集された.そのために,内容の一部はやや高度のレベルとなっている.

本書の特徴は心電図の判読と臨床応用のトレーニングを,緊急度別に心電図の内容が理解できるように配列し,心臓突然死などの危険な不整脈の実例から,危険な不整脈へのアプローチ,さらに最近重視されている急性冠症候群の読みかた・考えかたや心電図の臨床の基本から応用への道程が理解できるようにした点にある.心電図症例の中には,新しいもの以外に,古い(貴重な)心電図も含まれているのはご容赦いただきたい.なお,基礎電気生理学(動物実験),臨床心臓電気生理学的検査,などの詳細な解説は専門的な他書にゆずり,本書はあくまでも体表心電図の臨床的な解説の展開を中心とした.本書が体表心電図の臨床の向上に有用であることを願っている.


2025年4月

笠巻祐二 奥村恭男 小沢友紀雄

目次

アトラス

刺激伝導系と冠動脈

刺激伝導系の概略図

刺激伝導系と各部位の興奮のおよそのタイミング 第II誘導の心電図波形との比較

刺激伝導系と主な冠動脈との略図

胸部誘導のレベルでの心臓水平断面図からみえるものとは?

誘導図

1章 致死的不整脈

はじめに

心臓突然死の心電図所見の報告

我々が経験したホルター心電図記録中の突然死の実例(心室細動)

最初の3分間が生死や予後を左右する!

Torsades de Pointes(多形性心室頻拍から心室細動へ)

完全房室ブロック

電気的機械的解離

心室細動も振幅が大で蘇生しやすい間が勝負

心室細動と心室静止の要点

完全房室ブロックの心室静止後にみられた心房波形(P波)の推移

心停止(静止)の処置

2章 危険な不整脈

はじめに

Torsades de Pointes(トルサード・ポアンツ)

心室頻拍

ベラパミル感受性心室頻拍

持続性心室頻拍(解離したP波が何とか指摘される例)

心室期外収縮のR on Tで3拍目から多形性心室頻拍が誘発されている例

失神発作(アダムスストークス発作)のある完全房室ブロック

失神発作のある第2度房室ブロック

3章 危険が示唆される主な不整脈

はじめに

多形性心室期外収縮(Lown分類III)

心室期外収縮(Lown分類II,III,IVa)

3連発以上(この心電図は10連発)の心室期外収縮(Lown分類 IVb)

危険なR on Tの心室期外収縮(Lown分類V)の典型例

4章 基本調律のみかた

はじめに 基本調律は何かをまず考える

洞頻脈

著明な洞性徐脈は2:1洞房ブロックの可能性もある

洞調律と心房調律(同一症例の5つの異なったP波の調律)

5章 発作性上室頻拍と心房粗細動

はじめに 偽性心室頻拍や1:1伝導の心房粗動に注意

房室結節リエントリー性頻拍:通常型,common type

房室結節リエントリー性頻拍:稀有型

房室リエントリー性頻拍:房室回帰性頻拍,WPW症候群

心房粗動(4:1伝導,2:1伝導)

心房粗動の分類

心房細動の心電図の特徴

直接経口抗凝固薬(DOAC)

The SAKURA AF Registryの要約(日本人の心房細動に対する抗血栓療法)

慢性心房細動の心電図(V1のf波の比較)

大きな心房粗細動波(V1とIIの比較)

心房細動のf波と紛らわしい筋電図

一過性無症候性心房細動

発作性心房細動(WPW症候群,偽性心室頻拍)

早期興奮症候群(WPW症候群)の強い頻脈の発作性心房細動

心拍数300/分以上に達する発作性心房粗動

房室伝導が治療で抑制された頻脈性心房細動

接合部補充収縮の可能性は?

ジギタリス薬による慢性心房細動の心拍コントロールでよくみられるSTの盆状低下

6章 頻脈性不整脈の機序とリエントリー

はじめに

微小なリエントリー回路

房室接合部性頻拍症のリエントリー

7章 一般的に多い期外収縮と頻拍発作のみかたと考えかた

はじめに

期外収縮と補充収縮と副収縮のみかた(上室性とは)

心室期外収縮

代償休止期のある心室期外収縮

期外収縮の連結期の測定の基本

上室期外収縮のみかた

期外収縮(上室性と心室性)の連結期の長さ

上室期外収縮

上室期外収縮の移動連結期

上室期外収縮3種

上室期外収縮の心室内変行伝導

心室期外収縮(Lown分類II, III, IVa)

等頻度房室干渉解離

期外収縮(能動的)と補充収縮(受動的)

心房細動に心室期外収縮の合併(固定連結期あり)

心房細動に幅の広い心室性補充収縮

8章 副収縮

はじめに

副収縮の移動連結期

9章 洞停止と洞房ブロック

はじめに

洞不全症候群(徐脈頻脈症候群)

第1度房室ブロック

第2度I型(ベンケバッハ型)房室ブロック

第2度(2:1)房室ブロックと進展性房室ブロック

第3度(完全)房室ブロック

心室捕捉の頻度の少ない完全房室ブロック

ベンケバッハ型房室ブロックに似た心室に伝導されない上室期外収縮

心室へ伝導されない上室期外収縮のP波

右脚ブロックと,左脚ブロック型QRSと変行伝導が加わった例

発作性心房細動(WPW症候群の偽性心室頻拍)

不整脈心電図波形を読んで考える習慣を

上室期外収縮の心室内変行伝導と間違いやすい心室期外収縮

10章 急性冠症候群の心電図のみかた

はじめに

心電図(ガイドライン1.5.1)

ST上昇型の診断基準(ガイドライン1.5.2)

STEMI (ST上昇型心筋梗塞) の心電図 (ガイドライン1.5.3)

Cabrera配列(虚血性心疾患,下壁右室梗塞)

標準12誘導心電図

陳旧性下後壁心筋梗塞の心電図

Cabrera配列(陳旧性下後壁心筋梗塞)

NSTE-ACS(非ST上昇型急性冠症候群)の心電図(ガイドライン1.5.4)

11章 たこつぼ心筋症の心電図のみかた

たこつぼ心筋症の心電図

Cabrera配列(広範な陰性T波):たこつぼ症候群

12章 急性心膜炎の心電図のみかた

急性心膜炎の広範なST-T上昇の所見

Cabrera配列(肢誘導:急性心膜炎)

左冠動脈主幹部の高度狭窄例

陽性冠性T波に尖鋭増高の表現は不要か

心電図コールセンターと,専門技師であるCCTの

今後の活躍を含めた問題点─AEDの使用からCCTの今後の役割を考える

おわりに

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書籍情報

  • ISBN:9784498137189
  • ページ数:106頁
  • 書籍発行日:2025年11月
  • 電子版発売日:2025年11月12日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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