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肺がん薬物療法 副作用マネジメント プロのコツ 改訂第2版

  • ページ数 : 464頁
  • 書籍発行日 : 2025年11月
  • 電子版発売日 : 2025年11月20日
¥5,060(税込)
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商品情報

内容

抗がん薬治療の効果を最大限に得るには,治療をできるだけ長く・患者負担なく継続することが重要である。そのためには副作用に対して適切な支持療法を行い,必要に応じて抗がん薬を減量・休止するといった「副作用マネジメント」が重要な鍵となる。
本書は,現時点で最新の肺がん薬物療法レジメンを解説。治療開始前の前投薬・前処方の工夫,副作用の発現時期や対処法,減量・休薬・再開の判断まで,治療の流れに沿ってプロのコツを徹底解説。アピアランスケアや心のケアのコツ,また,よりよいOSを得るための治療戦略のコツや,転移性腫瘍におけるQOL維持のコツまで,複雑化する肺がん薬物療法をフルサポート。
「臨床ですぐに・本当に使える」この1冊で,副作用マネジメントにはもう悩まない!

序文

改訂第2版 序

肺がんに対する薬物治療は、従来の細胞障害性抗がん薬に加え、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬といった新しい治療薬が導入され、飛躍的な進歩を遂げてきました。さらに最近、抗体薬物複合体および二重特異性抗体といった、これまでにない作用機序を有する新薬が臨床導入され、患者の予後は劇的に改善されました。一方で、治療オプションの広がりは結果として副作用の多様化と複雑化をもたらし、副作用マネジメントがこれまで以上に重要となったことは否めない事実です。長期予後が得られるようになった現在、いかに的確に副作用を予防・評価・対応できるかが、われわれ医療者に課された責務であると言ってもよいと思います。

本書は2019年に初版として刊行され、教科書やガイドラインだけでは対応しきれない副作用対策について、多くの症例経験のある肺がん診療のエキスパートに「現場ならではの細かいコツ」を執筆いただきました。また、日々の診療の傍らですぐに取り出し、バイブル的に活用いただきたいという思いからポケットサイズとしたところ、おかげさまで内容やサイズ感において大変よいご評価をいただきました。そのような背景と、2019年から2025年までの6年間で多くの新薬が導入されたこと、初版が現在の肺がん診療をカバーしきれなくなってきたことから、今回の改訂となりました。

改めて、本書は肺がん薬物療法の副作用について、基本的なメカニズムや標準的な対応、さらには臨床で役立つ細やかな視点や工夫を紹介しています。特に患者ごとの背景や価値観、併存症によって症状の現れ方や訴え方は異なり、現場では微妙な調整や工夫が求められます。そこにこそ、経験豊富な医療者の「プロのコツ」が生きてきます。副作用を適切にコントロールできれば、患者は安心して治療を継続でき、その先にある長期生存やQOLの維持へとつながります。

エキスパートの治療方針の決め方、副作用対策の経験、微妙な工夫といった「生きた知識」を本書で共有していただき、担当患者に役立てるための実践的な書として、先生方の日常診療の強い味方になりえたら幸いです。


2025年10月吉日

関西医科大学呼吸器腫瘍内科学講座主任教授 倉田宝保

目次

Ⅰ 肺がん治療体系概略  倉田宝保 

Ⅱ レジメン別プロのコツ

1 非小細胞肺がん

細胞障害性抗がん薬

1. Tegafur Uracil  金田俊彦 

2. CDDP+VNR(VNR単剤)  堀池 篤 

3. CBDCA+PTX(±BEV)  三浦 理 

4. CBDCA+nab-PTX(nab-PTX単剤)  小暮啓人 

5. CDDP+DTX(DTX単剤)  山田一彦 

6. 【NEW】CDDP/CBDCA+GEM(GEM単剤)  田宮朗裕 

7. CDDP/CBDCA+S-1(S-1単剤)  仁保誠治 

8. CDDP/CBDCA+PEM±BEV(PEM単剤)  軒原 浩 

9. DTX+RAM  山本 賢/秦 明登 

分子標的薬

10. Gefitinib・Erlotinib  榊原 純/大泉聡史 

11. Afatinib  水柿秀紀 

12. Osimertinib  美園俊祐/田中謙太郎 

13. 【NEW】Erlotinib+VEGF阻害薬  原武直紀 

14. 【NEW】Amivantamab+Lazertinib  山本将一朗/野上尚之 

15. 【NEW】細胞障害性抗がん薬+EGFR-TKI  宮内栄作 

16. Crizotinib  山本 岳/葉 清隆 

17. Alectinib  伊藤健太郎 

18. Lorlatinib  後藤 悌 

19. 【NEW】Brigatinib  和久田一茂/釼持広知 

20. 【NEW】Enterctinib・Repotrectinib  佐々木高明 

21. 【NEW】Selpercatinib  阪本智宏 

22. Dabrafenib+Trametinib  藤原 豊 

23. 【NEW】Tepotinib・Capmatinib・Gumarontinib  金田俊彦 

24. 【NEW】Sotorasib  岡田あすか 

25. 【NEW】Trastuzumab Deruxtecan  二宮貴一朗 

26. 【NEW】CBDCA+PEM+Amivantamab  田宮基裕 

27. 【NEW】CDDP+GEM+Necitumumab  吉岡弘鎮 

免疫チェックポイント阻害薬

28. Nivolumab  大熊裕介 

29. Pembrolizumab  久保寿夫 

30. Atezolizumab  善家義貴 

31. 【NEW】Nivolumab+Ipilimumab±細胞障害性抗がん薬  角 俊行 

32. 【NEW】Pembrolizumab+細胞障害性抗がん薬  守田 亮 

33. 【NEW】Atezolizumab+細胞障害性抗がん薬  白石祥理 

34. 【NEW】細胞障害性抗がん薬+Durvalumab+Tremelimumab  野嵜幸一郎/渡部 聡 

35. 【NEW】細胞障害性抗がん薬+TRT→Durvalumab(地固め療法)  立原素子 

2 小細胞肺がん

1. CDDP/CBDCA+ETP+TRT→Durvalumab(地固め療法)  味水 瞳/吉田博徳 

2. CDDP+CPT-11  近藤征史 

3. CBDCA+ETP  清水淳市 

4. 【NEW】CDDP/CBDCA+ETP+Durvalumab  加藤有加 

5. 【NEW】CBDCA+ETP+Atezolizumab  山中雄太 

6. AMR  佐藤 潤/山本 昇 

7. NGT  谷 陽子/金田裕靖 

8. CDDP+CPT-11+ETP(PEI)  和久田一茂/釼持広知 

9. 【NEW】Tarlatamab  加藤真衣/赤松弘朗 

Ⅲ 副作用症状別プロのコツ

1 全身

1. 【NEW】全身倦怠感  佐藤悠城 

2. Infusion reaction、抗がん薬による過敏性反応  東 公一 

3. 【NEW】サイトカイン放出症候群/ 血球貪食症候群  大矢由子 

4. 筋肉痛・関節痛  佐伯 祥 

5. 創傷治癒遅延  山口覚博/岩本博志/服部 登 

6. 浮腫  横山俊秀 

2 呼吸器

間質性肺炎(薬剤性肺障害)  林 秀敏 

3 消化器

1. 口内炎  金田俊彦/原田大二郎 

2. 食欲不振、悪心・嘔吐  藤本大智 

3. 食道炎  藤本大智 

4. 下痢  野崎 要 

5. 便秘  野崎 要 

6. B型肝炎ウイルスの再活性化・肝機能低下  武田真幸 

4 腎

腎機能障害・腎炎  濱口直彦 

5 循環器

1. 高血圧  池田 慧 

2. 血栓症  阿河昌治/下川恒生 

3. 不整脈  峯村浩之 

4. 【NEW】心筋炎・心筋障害  金村宙昌 

6 血液

1. 血小板減少  長友 泉 

2. 貧血  久山彰一 

7 神経

1. 味覚障害  辻 博行/藤阪保仁 

2. 末梢神経障害  森田絢子/市原英基 

3. 【NEW】中枢神経障害  南條成輝 

4. 【NEW】免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)  齋藤 合 

8 内分泌

1. 副腎皮質機能低下症(副腎不全症)  大倉直子/浅野麻衣/髙山浩一 

2. 1型糖尿病  西野 誠 

3. 下垂体炎  沖本民生 

4. 甲状腺機能障害  山口 央/栗原 進 

5. SIADH(バソプレシン分泌過剰症)  丹羽 崇 

6. 【NEW】低Mg血症  丹澤 盛 

9 皮膚

1. 皮疹・皮膚障害(皮膚乾燥、手足症候群を含む)  石川暢久 

2. 爪囲炎(主にEGFR-TKIによる)  中村洋一 

3. 脱毛  加藤俊夫/久保昭仁 

10 感染症

発熱性好中球減少症(FN)  井上貴子 

Ⅳ 肺がん薬物療法との上手なお付き合い

1. 肺がん患者のアピアランスケア  橋本麻衣 

2. 治療期の患者の心のケア  佐久間博子 

3. 肺がん患者の意志決定支援  福岡志野 

4. 抗がん薬の曝露対策  松森恵理 

Ⅴ 肺がん薬物療法をうまくこなすコツ―上級編

よりよいOS・QOLを得るための治療戦略

1. 【NEW】ドライバー遺伝子変異陽性例の治療のコツ  渡邉香奈/福原達朗/井上 彰 

2. 【NEW】遺伝子変異陰性例の治療のコツ  長谷哲成 

3. 小細胞肺がんの治療のコツ  服部剛弘 

4. 高齢者肺がんの治療のコツ  津端由佳里 

5. 【NEW】間質性肺炎合併肺がんの治療のコツ  池田 慧 

6. 【NEW】腎機能低下出現時のコツ  谷﨑潤子 

7. 転移性脳腫瘍の治療のコツ  栁谷典子 

8. 転移性骨腫瘍の治療のコツ  峯岸裕司 

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書籍情報

  • ISBN:9784758322492
  • ページ数:464頁
  • 書籍発行日:2025年11月
  • 電子版発売日:2025年11月20日
  • 判:B6変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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