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関節外科 2026年4月増刊号 45巻13号 運動器エコーを用いた注射のすべて

  • ページ数 : 10頁
  • 書籍発行日 : 2026年4月
  • 電子版発売日 : 2026年4月1日
¥5,940(税込)
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商品情報

内容

運動器エコーを用いた注射のすべて



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序文

introduction


運動器エコーに関する優れた書籍は,これまでも数多く刊行されてきました。そのような中で今回本特集を企画したのは,今改めて,運動器エコーを用いた診療の意義と可能性を見つめ直し,「未来に残すに値する」内容を形にしたいと強く思ったからです。

現在私は米国に留学していますが,異なる医療環境に身を置いたことで,むしろ日本の整形外科診療の良さや強みを,以前にも増して強く感じるようになりました。米国では,整形外科医は主として手術に集中し,エコーを用いたブロック注射やインターベンションなどの保存的治療は,主にPM&R の医師が担っています。一方,日本の整形外科医は,患者さんの痛みに耳を傾け,その原因を一緒に考え,運動器エコーを用いて診断や必要に応じたインターベンションを行い,その反応を確かめながら治療方針を組み立てていきます。そして,その延長線上で手術適応を判断し,必要であれば手術まで一貫して担うことができます。私はこの“患者さんの痛みを包括的に診ていく力”こそが,日本の整形外科医の大きな強みだと考えています。手術だけをしていては見えてこない痛みの本質や,保存治療の中でこそ得られる多くの気づきがあるはずです。専門化が進むこれからの時代だからこそ,患者さんと向き合いながら痛みの原因を探り,エコーを用いて診断と治療をつなぐこの診療スタイルは,これからも大切に受け継いでいくべき,「未来に残すに値する診療」だと思います。

本特集では,初学者の先生方にとっては運動器エコー診療の全体像をつかむ入口となり,すでに日常診療で活用されている先生方にとっても,新たな学びや整理につながる内容を目指しました。そのため,第1 章では運動器エコー診療の未来を見据えた総論を,第2 章では全身の筋骨格系の痛みに対するエコー下インターベンションを,第3 章では手術のためのブロック注射を取り上げ,できる限り幅広く,実践的な内容となるよう構成しました。執筆は,各分野の第一線で活躍されている先生方に加え,先進整形外科エコー研究会で意欲的に活動されている若手の先生方にもお願いしました。これからの整形外科診療をより良いものにしていこうという思いを共有する先生方と,このような特集を形にできたことを大変嬉しく思っています。

本特集が,日々の診療の中で患者さんの痛みに向き合う先生方にとって,少しでも実践の助けとなり,新たな一歩につながるものになれば幸いです。そして,運動器エコーを用いた診療がさらに発展し,患者さんの痛みをより深く理解し,より痛みを良くする治療へと結びつけていく力になることを心から願っています。


千葉大学大学院医学研究院整形外科学
岩田秀平

目次

特集:運動器エコーを用いた注射のすべて  企画・編集:大鳥精司・岩田秀平

1. 総論

運動器エコーの過去・現在・未来

スポーツ現場における運動器エコー診療の未来

難治性疼痛に対する運動器エコー診療の未来

2. 運動器エコーを用いた痛み診療

エコーを用いたブロック注射のコツ,合併症対策

頚椎由来の痛みに対するブロック注射

胸郭出口症候群に対するブロック注射

背部痛に対するブロック注射

腰痛に対するブロック注射

腰椎神経根ブロック注射

殿部痛に対するブロック注射

腹壁の痛みに対するブロック注射

肩の痛みに対するブロック注射

肘の痛みに対するブロック注射

手指の痛みに対するブロック注射

股関節の痛みに対するブロック注射

膝の痛みに対するブロック注射

膝の痛みに対する末梢神経ラジオ波焼灼療法

足部の痛みに対するブロック注射

3. エコーを用いた手術のためのブロック注射

上肢手術のためのブロック注射(腕神経叢〜腋窩)

Wide Awake Hand Surgeryのためのブロック注射

大腿骨近位部骨折に対するブロック注射

足部手術のためのブロック注射

子どもに対するブロック注射のコツ

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書籍情報

  • ISBN:9784008204505
  • ページ数:10頁
  • 書籍発行日:2026年4月
  • 電子版発売日:2026年4月1日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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