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病理と臨床 2026年6月号 44巻6号 肝臓Ⅱ:肝生検を正しく診断するために

  • ページ数 : 112頁
  • 書籍発行日 : 2026年6月
  • 電子版発売日 : 2026年6月4日
¥3,300(税込)
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商品情報

内容

肝臓Ⅱ:肝生検を正しく診断するために

特集記事として,脂肪性肝疾患の病理診断/自己免疫性肝炎/DRUG-Induced Autoimmune-Like Hepatitisとは何か?/免疫チェックポイント阻害薬による肝・胆管障害/PBCの診断とoverlap syndromeの取り扱い/PSC診断における肝生検の位置づけ/血流異常による肝疾患/全身性疾患に伴う肝障害 等を取り上げる.また連載では,[マクロクイズ],[がん薬物治療選択に関わるバイオマーカー検査],[今月の話題] 他を掲載する.


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序文

肝臓Ⅱ:肝生検を正しく診断するために


前号(2026 年5 月号)より2 号にわたり肝臓を特集しているが,後編である本特集号では肝生検をテーマとし,非腫瘍性疾患を取り扱う.非腫瘍性肝疾患の診断における肝生検の役割は大きく,臨床的に考えられていた診断の組織学的確認だけでなく,予想もされていなかった所見が得られることもある.また,亜型やoverlapの診断は主として肝生検所見に基づいている.本特集では,広範な領域にわたる非腫瘍性疾患をエキスパートの先生方に解説いただいた.

この領域は新規の知見が多いわけではない.しかしながら,診断に苦慮する症例は未だに多く,肝生検を得意にされている病理医は少ない.そこで本特集では新しい知見を解説してもらうとともに,実臨床での診断の「コツ」や「ピットフォール」について,個別の症例に基づいた実践的な解説をお願いした.

新しい領域としては,脂肪性肝障害の名称や分類の変更,自己免疫性肝炎の新しい病理診断基準,DRUG-Induced Autoimmune-Like Hepatitisの概念の提唱,porto-sinusoidalvascular disorderに関する議論などが挙げられる.チェックポイント阻害薬による肝障害の概念は定着し,典型例であれば診断は難しくはないが,最近では治療抵抗例や慢性経過例などこれまでとは異なった観点で肝生検が実施される機会が増えており,その多彩な組織像が注目されている.

本特集が古典的な疾患の多様な臨床・病理像の把握,新規知見の整理に役立つばかりでなく,肝生検診断に興味をもつ病理医が増える機会になることを期待したい.


全 陽 [King’s College Hospital]
秋葉 純 [久留米大学 病理学]

目次

【特 集】

脂肪性肝疾患の病理診断……高橋芳久 他

自己免疫性肝炎……佐々木素子

DRUG-Induced Autoimmune-Like Hepatitisとは何か?……全 陽

免疫チェックポイント阻害薬による肝・胆管障害……能登原憲司

PBCの診断とoverlap syndromeの取り扱い─診断のヒントとなる非特異的な病変や微細な所見も含めて─……中沼安二 他

PSC診断における肝生検の位置づけ……常山幸一 他

血流異常による肝疾患……草野弘宣 他

全身性疾患に伴う肝障害……宮川(林野) 文 他

【連 載】

マクロクイズ[206]

浦野 誠

がん薬物治療選択に関わるバイオマーカー検査:いまとこれから[7]

大腸癌における薬物治療選択のための検査……関根茂樹

病理学的研究に有用なdry解析の基本《新連載》

連載にあたって……柴田龍弘

病理学的研究に有用なdry解析の基本[1]

パネルシークエンスのための生物情報学的解析……加藤 護

知っておきたい眼病理《新連載》

連載にあたって……加瀬 諭

知っておきたい眼病理[1]

眼内リンパ腫の臨床病理学的所見……加瀬 諭

病理トレンド[11]

PathPortどこでも病理ラボ創設5周年の節目に寄せて:病理サイバーコミュニティの存在意義……福嶋敬宜

【今月の話題】

医療裁判に学ぶ誤診例・診断困難例の教訓:リンパ腫様胃症……加留部謙之輔

残しておきたい昭和の病理……黒瀬 顕

【Information】

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書籍情報

  • ISBN:9784011204406
  • ページ数:112頁
  • 書籍発行日:2026年6月
  • 電子版発売日:2026年6月4日
  • 判:B5変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:112

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