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- 治療 CHIRYO 2026年1月 Vol.108 No.1 【第1特集】特選! 医学教育のエビデンス/【第2特集】敗血症の尾を掴め 難しい敗血症診療を解きほぐすためのエッセンス
商品情報
内容
【第2特集】敗血症はいつ出会うともわからない疾患で,常に対応を備えておく必要があります.どういうときに疑うのか,治療の方針の立て方はどうするか,全身管理を要点はどこか.大事な点をコンパクトにまとめた永久保存版ともいえる解説です.
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序文
【第1特集】特選! 医学教育のエビデンス
現場で活かせる効果的な方法を
プライマリ・ケアに携わる先生方は,日常診療において研修医や若手の指導に携わる機会が多く,医学教育の重要性を肌身で感じておられることと思います.しかし,教育を行う際に「これで本当によいのだろうか」,「もっと効果的な方法はないだろうか」と悩まれることも少なくないのではないでしょうか.
医学教育学は急速に発展を続けており,best evidence medical education(BEME)に代表されるように,教育実践においてもエビデンスに基づいたアプローチが重視されるようになってきています.フィードバックやコーチング,シミュレーション教育,そして近年注目されているAIを活用した教育など,さまざまな手法に関する研究が蓄積され,その効果が明らかになっています.
しかし,これらの研究成果が現場の指導医に十分に届いているとはいえない状況があります.また,理論を知っていても,実際の診療現場でどのように活用すればよいのかわからないという声もよく耳にします.働き方改革が進み,限られた時間のなかでより効果的な教育を行う必要性も高まっています.
本特集では,医学教育における最新の研究や理論を,プライマリ・ケアの現場で活用できる実践的な形でお届けします.単なる理論の紹介に留まらず,明日からの診療で活かせる具体的なヒントやコツを,各分野のエキスパートに解説していただきました.
皆さまの教育実践がより充実したものとなり,ひいては次世代の医師の成長につながることを願っています.
[編集幹事]
名古屋大学医学部附属病院 総合診療科 近藤 猛
【第2特集】敗血症の尾を掴め 難しい敗血症診療を解きほぐすためのエッセンス
ドミノは倒れ始めた.しかし,まだできることはある
「敗血症なんだろうなぁ……」
今から遡ること13年前,当時,沖縄で研修医として薫陶を受けていた筆者に師匠はそう呟いた.ある患者を前に,敗血症という決して眼に見える形としては現れないものを,まるで見えるかのように示唆するその背中は大きかった.そのときの指導医が見ていたであろう景色を,今となっては追体験できているものと自負しているが,本当に大切なものごとは眼に見えないし,ことさら敗血症診療は難しいのである.まるで倒れはじめたドミノのように待ったなしの緊急事態であるが,どんなに重症の患者であっても,いつだってできることは残されている.では,そんな難しい診療領域に熟達するための方策はあるのか.それは,膨大な思考過程を背景にシンプルな診療を目指すことである.シンプルとは,「簡易」や「単純」と和訳されるような浅はかな実践ではなく,その道を極めた先に見えてくるような到達点の1つである.近代英国をデザインしたともいわれるテレンス・コンラン氏も「シンプルであるということは,物事と深く向き合うための間をつくるということでもある」と述べている.この特集では,そんな命題を掲げつつ,いくつかのヒントを提案していきたい.
[編集幹事]
飯塚病院 総合診療科 山口裕崇
目次
【第1特集】特選! 医学教育のエビデンス
総 論
医学教育におけるエビデンスとは?(宮地由佳,宮地純一郎)
教える前に学びたい医学教育
フィードバック(木村武司)
コーチング(田口智博)
小グループ学習 理論と実践の視点から(染谷真紀)
働き方改革と医学教育(吉原雅人)
多肢選択問題の作り方 明日から使える「良問」設計と見直しのコツ(木村友和)
シミュレーション教育(髙見秀樹)
AIを活用した教育(髙橋宏瑞)
データを活用した教育改善(尾上剛史)
医学教育における研究(林 幹雄)
【第2特集】敗血症の尾を掴め 難しい敗血症 診療を解きほぐすためのエッセンス
序;敗血症診療は「感染症治療だけ」ではない(山口裕崇)
何はともあれ敗血症に気づくこと 「それって敗血症じゃないですか?」
感染症の診断とトライアングルの構築 感染症治療の律速段階
目指せ! 感染症治療と全身管理の二刀流
破;感染症治療と全身管理を「分けて」考える(山口裕崇)
臓器ごとに考える全身管理 バイシステムの要諦
ケアのゴールを考える どこまでがんばるか
臓器専門医とのかかわり合い 協働してシナジーを生み出す
急;敗血症を制する者,ショックを制す(山口裕崇)
血行動態の管理が難しい 循環ってなんだ?
輸液について 何をどのように投与するか
循環作動薬について どれをどのように使うか
連載
えびさんぽ(49)
ランドマークスタディで振り返る 2025年(青島周一)
―ランドマークスタディと路地裏エビデンス
―臨床での使い方
Dr. Shinのよくわかる即戦力漢方(20)
血の充実でこころとからだを元気にする!(橋本進一)
薬剤師の知恵袋 〜医師に伝えたいマメ知識〜(8)
降圧薬を飲んでいるのに血圧が下がらない?(三宅更紗)
御縁ちゃんが導く誤嚥性肺炎クロニクル(13)
支えし者たち,集結 ─ゴエンジャーズ始動その5,薬剤師編(宮上泰樹,近藤慶太)
総合診療POEMs ─診療で使える!旬なオススメ文献─(27)
IBSに対する低用量三環系抗うつ薬はどのような患者に有効か?(木原沙也加,呉 明愛,玉井杏奈 )
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書籍情報
- ISBN:9784525930257
- ページ数:128頁
- 書籍発行日:2026年1月
- 電子版発売日:2025年12月16日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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