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治療 CHIRYO 2026年5月 Vol.108 No.6 【第1特集】解決! 在宅医療のお悩みポイント/【第2特集】ここまでわかった! 気象と体調不良

  • ページ数 : 120頁
  • 書籍発行日 : 2026年4月
  • 電子版発売日 : 2026年4月28日
¥2,970(税込)
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商品情報

内容

【第1特集】急速に普及が進んでいる在宅医療.病院とは異なる環境での診療には「お悩みポイント」が多くあります.移行,多職種連携,急性期対応などの課題をいかに解決するか,第一線で活躍する執筆陣が事例を挙げてわかりやすく解説します.
【第2特集】気象変化による体調不良はよくある愁訴ですが,その仕組みや適切な対応は意外と知られていません.本特集では近年の知見を踏まえ,気圧・気温変動が身体に及ぼす影響や臨床像,治療の流れを整理.診療での評価・説明に役立ちます.


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序文

【第1特集】解決! 在宅医療のお悩みポイント


在宅医療の課題に応える


高齢化社会の進行や多様な疾患をもつ患者・家族のニーズの高まりを背景に在宅医療が推進されてきました.日本の訪問診療は,年齢を問わず通院が難しい患者を対象とした在宅ベースのプライマリ・ケアであり,地域医療の重要な柱の1つとなっています.

しかし,その普及に伴い在宅現場ならではの課題もより顕在化しています.在宅という,病院とは異なる診療環境,複数の医療機関や事業所を含む多職種とのコミュニケーション,在宅医療特有の複雑な制度など,病院医療の経験やガイドラインの知識だけでは解決できない多様な悩みに直面し,戸惑いを感じている先生方も多いのではないでしょうか.

在宅医療の現場では医学的な正解だけでなく,患者・家族の生活背景や価値観,そしてかかわる多職種の視点を統合した,きわめて個別性の高いアプローチが求められます.そこでは,エビデンスもさることながら,在宅医療の現場で積み重ねられた「診療のコツ」や「現場の知恵」が,困難に向き合っていく支えとなります.

本特集では,在宅への移行から多職種連携,意思決定支援,複雑困難事例への対応,緩和ケア,食支援,小児・移行期ケア,急性増悪への対応,施設在宅,そして医療安全の確保など在宅医療で遭遇する10のテーマについて,各分野のエキスパートに,エピソードを交えながら,悩みやジレンマを解決するための具体的なアプローチを解説していただきました.

本特集が,日々の在宅診療における悩みを解決する一助となれば幸いです.


[編集幹事]
ひのでクリニック 世戸博之



【第2特集】ここまでわかった! 気象と体調不良


気象と健康に関連があることは古くから示唆されてきたが,近年は気候変動に注目が集まり,「気象病」や「天気痛」などの用語が一般の方にも認識が広まっている.患者側のロジックとして,「気圧が低いから頭が痛い」といったことは診察室で語られる機会が多いかと思うが,医師としては気象と疾患との関連について,医学的な論拠をつかめておらず,扱いに困っている方も多いと思われる.そこで,この病態をどのように捉え対処していけばよいかを,さまざまな臨床的な視点からみることを目的として,本特集を企画した.今回,取り上げた疾患は,頭痛,耳疾患,脳血管疾患,小児疾患である.いずれの疾患も気象病を呈する場合が少なくない.

気象病の実態はいまだ明らかになっていない点も多いが,メカニズムの重要な点は「気象に対する身体の生物学的,心理学的感受性が変化すること」だと考えている.気象病のメカニズム研究を目的として,編者らは「臨床気象病研究会」を立ち上げて,活動を行っている.今回の特集はこの研究会グループのメンバ−にお手伝いいただいた.本特集が読者の日々の臨床に大いに役立つことを願っている.


[編集幹事]
愛知医科大学病院 疼痛緩和外科・いたみセンター/竹橋クリニック 佐藤 純

目次

【第1特集】解決! 在宅医療のお悩みポイント

在宅医療のここが知りたい

「おうちへ帰ろう!」できる! 在宅へのケア移行(柏木秀行)

在宅医療における多職種連携の秘訣─「グループ」を「チーム」に変えられるか!?─(荒 隆紀)

在宅医療での意思決定支援(大森崇史)

在宅医療における困難症例・ジレンマ(松島和樹)

在宅医療における緩和治療薬の使い方のポイントとピットフォール(清水政克)

「本当にもう食べられない?」在宅で支える食支援(猪原 健)

在宅で診る医療的ケア児・者─小児期~移行期患者の在宅医療─(橋本和憲)

在宅で診られる? 病院へ紹介?─在宅医療における急性期疾患─(瀬尾卓司)

診療所で取り組む地域の患者安全(田原佳代子)

どう診ていますか? 施設在宅医療(大西 潤)

コラム

在宅医療におけるナラティブとエビデンス(世戸博之)

【第2特集】ここまでわかった! 気象と体調不良

天気と疾患の関連性は?

気象病のメカニズム(佐藤 純)

頭痛と気象(郭 泰植)

耳疾患と気象:気圧・温湿度・季節性が耳症状に与える影響(神﨑 晶)

脳血管疾患と気象(福永篤志)

小児疾患の発症・増悪に関連する気象要因(大貫裕太,池田裕一)

連載

えびさんぽ(53)

鎮咳薬の効果はどれくらいですか?(青島周一)

―ランドマークスタディと路地裏エビデンス

―臨床での使い方

薬剤師の知恵袋 ~医師に伝えたいマメ知識~(12)

皮膚外用薬の実践設計(田中みずき)

総合診療POEMs ─診療で使える! 旬なオススメ文献─(29)

敗血症性ショックに対するステロイド使用は必要なのだろうか?(平井建太郎,西村正大)

御縁ちゃんが導く誤嚥性肺炎クロニクル(17)

退院前カンファレンスで新メンバー登場!? MSW 編(宮上泰樹,近藤慶太)

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書籍情報

  • ISBN:9784525930295
  • ページ数:120頁
  • 書籍発行日:2026年4月
  • 電子版発売日:2026年4月28日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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