泌尿器科薬剤の考え方,使い方 改訂3版

  • ページ数 : 334頁
  • 書籍発行日 : 2025年11月
  • 電子版発売日 : 2025年11月18日
¥5,280(税込)
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商品情報

内容

泌尿器科医だけでなくプライマリケアやクリニック,研修医にも役立つ好評書が大幅アップデート
泌尿器科の薬はこの1冊で! ガイドラインの改訂と腫瘍領域の薬剤情報を反映して大幅にアップデート! 数あるガイドラインの薬剤の部分をかみ砕いてまとめ,フローチャートと表で適応,用法・用量,処方の注意点や評価項目,推奨グレードや薬剤選択の順序がひと目でわかる便利さで人気を得ているハンドブックの最新版.

序文

第3版序文


泌尿器科領域の疾患は,小児から高齢者の幅広い年齢層で,良性疾患から悪性疾患まで多彩です.また治療においても保存的治療と外科的治療,さらに保存的治療と外科的治療の併用など治療選択肢は非常に多くなっています.近年,薬物治療の進歩により泌尿器科領域においても多くの薬剤が次々と開発されており,また単剤による治療のみではなく様々な薬剤の併用,また薬剤投与時のシークエンス,すなわち薬剤選択の順序など,日進月歩で進歩する新しい情報が提供されています.

泌尿器科領域においても,多くの疾患に関するガイドラインが策定され,最新のエビデンスにもとづいて詳細な解説がなされていますが,すべてのガイドラインの内容を頭にいれることは難しく,実地診療の場に多くのガイドラインを携行することも現実的ではありません.そこで,泌尿器科医のみならず一般内科医,プライマリケア医,また研修医を対象として,泌尿器科領域の日常よく遭遇する疾患について,1冊を外来の手元に置いておけば,適切な薬物治療が症例毎に簡潔に調べられるような参考書として本書を編集いたしました.本書は,日常診療,特に外来診療で患者さんに投薬を行う時に,薬剤の選択,適応,用法・用量,投与時・投与中の注意点や評価項目が一目でわかるように記載されており,ガイドラインを補完するクオリティを備え,臨床医にとって有用な書と自負しております.

本書では日常診療で頻度の多い排尿障害,泌尿器科腫瘍,尿路・性器感染症を取り上げ,私が排尿障害,西山博之先生が泌尿器科腫瘍,山本新吾先生が尿路・性器感染症の編集を行い,第一線の臨床で活躍されている先生にご執筆をお願いいたしました.第1版が2020年9月に出版,2022年7月に第2版として改訂され,この度さらに第3版を出版いたしました.泌尿器科領域,特に泌尿器科腫瘍の治療については次々と新しい治療薬が開発されガイドラインの改定が追い付かない状況の中,できる限り最新の情報を提供したいという思いから短期間での改訂を重ねています.

ぜひ,本書を泌尿器科日常診療の現場に常備していただき,診療にお役立て頂きましたら,編者,執筆者の望外の喜びです.


2025年11月

編者を代表して
後藤百万

目次

第1章 排尿障害(下部尿路機能障害)

A.前立腺肥大症 〈後藤百万〉

1.総論

2.α1遮断薬

COLUMN 術中虹彩緊張低下症候群

3.PDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害薬

4.5α還元酵素阻害薬

5.併用薬物療法

COLUMN 併用療法後の単剤治療への変更は可能か

6.その他の薬剤(前立腺肥大症に保険適用のある)

B.過活動膀胱 〈橘田岳也〉

1.総論

2.β3作動薬

COLUMN β3作動薬と排尿機能

3.抗コリン薬

COLUMN ACBスケール

4.併用薬物療法

COLUMN ポリファーマシー

5.その他の薬剤

C.夜間頻尿 〈吉田正貴〉

1.総論

2.β3作動薬

3.抗コリン薬

4.α1遮断薬

5.PDE5阻害薬

6.利尿薬

7.デスモプレシン

8.その他の薬剤

D.その他の日常よく遭遇する下部尿路機能障害 〈後藤百万〉

1.間質性膀胱炎・膀胱痛症候群での薬の使い方

2.糖尿病による神経因性膀胱での薬の使い方

3.脳血管障害による神経因性膀胱での薬の使い方

4.排尿筋低活動での薬の使い方

5.小児夜尿症での薬の使い方

第2章 泌尿器腫瘍

A.前立腺がん

1.総論 〈宮澤慶行 鈴木和浩〉

2.LHRHアゴニスト,GnRHアンタゴニスト 〈宮澤慶行 鈴木和浩〉

3.抗アンドロゲン薬 〈宮澤慶行 鈴木和浩〉

4.CYP17阻害薬(アビラテロン) 〈宮澤慶行 鈴木和浩〉

5.ペムブロリズマブ(キイトルーダ®) 〈宮澤慶行 鈴木和浩〉

6.RI治療薬〔塩化ラジウム(ゾーフィゴ®)〕 〈内海孝信 神谷直人 鈴木啓悦〉

7.PARP阻害薬(オラパリブとタラゾパリブ) 〈内海孝信 神谷直人 鈴木啓悦〉

8.Taxane系抗がん剤(ドセタキセルとカバジタキセル) 〈内海孝信 神谷直人 鈴木啓悦〉

9.Doublet/Triplet療法などの併用療法 〈内海孝信 神谷直人 鈴木啓悦〉

10.骨粗鬆症・骨転移に対するデノスマブ 〈内海孝信 神谷直人 鈴木啓悦〉

11.その他前立腺がんに関する薬物療法 〈内海孝信 神谷直人 鈴木啓悦〉

B.尿路上皮がん

1.総論 〈北村  寛〉

2.抗がん剤膀胱内注入療法 〈北村  寛〉

3.BCG膀胱内注入療法 〈北村  寛〉

4.エンホルツマブ  ベドチン+ペムブロリズマブ併用療法 〈湯浅  健〉

5.ニボルマブ+GC化学療法の併用療法 〈湯浅  健〉

6.dose dense MVAC術前補助療法 〈湯浅  健〉

7.GC(ゲムシタビン/シスプラチン)療法 〈湯浅  健〉

8.MVAC療法とその他全身化学療法 〈湯浅  健〉

9.PD-1/PD-L1阻害薬 〈湯浅  健〉

10.エンホルツマブ  ベドチンなど抗体薬物複合体 〈湯浅  健〉

11.エルダフィチニブ 〈湯浅  健〉

12.デュルバルマブ+GC化学療法による術前および術後補助療法 〈湯浅  健〉

C.腎がん

1.総論 〈大澤崇宏〉

2.TKI 〈大澤崇宏〉

3.mTOR阻害薬 〈大澤崇宏〉

4.免疫チェックポイント阻害薬 〈後藤駿介 江藤正俊〉

5.免疫チェックポイント阻害薬+チロシンキナーゼ阻害薬 〈後藤駿介 江藤正俊〉

6.サイトカイン療法 〈後藤駿介 江藤正俊〉

第3章 尿路感染症・性器感染症

A.膀胱炎 〈山本新吾 速見浩士〉

1.総論

2.βラクタム系経口抗菌薬(BLI配合ペニシリン系・セフェム系)

3.キノロン系経口抗菌薬

4.ESBL産生菌に有効な経口抗菌薬

5.その他の経口抗菌薬

COLUMN 再発予防

COLUMN 複雑性膀胱炎(カテーテル非留置症例)の治療

COLUMN 無症候性細菌尿

B.腎盂腎炎 〈石川清仁〉

1.総論

2.βラクタム系経口抗菌薬(セフェム系・BLI配合ペニシリン系)

3.キノロン系経口抗菌薬

4.βラクタム系注射抗菌薬(セフェム系・BLI配合セフェム系・BLI配合ペニシリン系)

5.カルバペネム系注射抗菌薬

6.キノロン系注射抗菌薬

7.その他の注射抗菌薬(アミノグリコシドなど)

COLUMN 尿路閉塞を伴う腎盂腎炎の治療

COLUMN 重症度分類

C.細菌性前立腺炎 〈和田耕一郎〉

1.総論

2.βラクタム系経口抗菌薬

3.キノロン系経口抗菌薬

4.βラクタム系注射抗菌薬

5.カルバペネム系注射抗菌薬

6.キノロン系注射抗菌薬

7.その他の抗菌薬

COLUMN 尿閉患者に対する排尿管理は膀胱瘻か?  それとも尿道カテーテルか?

COLUMN 泌尿器科的な外科的介入は必要か?

COLUMN 経直腸的前立腺生検における予防抗菌薬,生検後前立腺炎に対する治療は?

D.精巣上体炎 〈和田耕一郎〉

1.総論

2.βラクタム系経口抗菌薬

3.キノロン系経口抗菌薬

4.テトラサイクリン系抗菌薬(経口/注射)

5.βラクタム系注射薬(カルバペネム系を除く)

6.カルバペネム系注射抗菌薬

7.キノロン系注射抗菌薬

8.その他の抗菌薬

COLUMN 細菌性前立腺炎を合併している症例に対する対処は?

COLUMN 治癒判定はどのように行うか?  硬結が消えるまで治療が必要か?

E.慢性前立腺炎 〈市原浩司 高橋  聡〉

1.総論

COLUMN 慢性前立腺炎の分類

2.抗菌薬

3.α1遮断薬

4.非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)・その他解熱鎮痛剤

5.セルニチンポーレンエキス

6.その他の併用可能な薬剤(筋弛緩薬,消炎酵素薬など)

COLUMN 2グラステストは必須か?

COLUMN 前立腺マッサージの有用性

COLUMN 治療における留意点

COLUMN 治療効果判定について

F.淋菌性尿道炎 〈濱砂良一〉

1.総論

2.薬剤の種類と実際の用法

COLUMN アジスロマイシン(ジスロマック®:AZM)

COLUMN 淋菌の性器外感染と治療

G.非淋菌性尿道炎 〈濱砂良一〉

1.総論

2.非淋菌性尿道炎としての第1選択薬

3.マクロライド系抗菌薬

4.ニューキノロン系抗菌薬

COLUMN Mollicutes網に属する細菌の病原性

H.梅毒 〈濱砂良一〉

1.総論

2.薬剤の種類と実際の用法

COLUMN 梅毒患者数の増加

I.性器ヘルペス 〈濱砂良一〉

1.総論

2.薬剤の種類と実際の用法

J.尖圭コンジローマ 〈濱砂良一〉

1.総論

2.薬剤の種類と実際の用法

3.その他の治療法

K.尿路性器結核 〈安田  満〉

1.総論

COLUMN 感染尿の取扱い,患者隔離の必要性

COLUMN 結核発見の遅れ(Total delay)

COLUMN 外科的切除との併用療法

COLUMN 服薬コンプライアンスを向上させる工夫

COLUMN BCG感染時の化学療法

2.リファンピシン

3.イソニアジド

COLUMN 減感作療法

4.ピラジナミド

5.ストレプトマイシン

6.エタンブトール

7.キノロン系経口抗菌薬

COLUMN 多剤耐性結核に対する併用療法

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書籍情報

  • ISBN:9784498064423
  • ページ数:334頁
  • 書籍発行日:2025年11月
  • 電子版発売日:2025年11月18日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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