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ピアジェ・思考の誕生 -ニューロサイエンスと哲学から読み直すリハビリテーションの新しい地平-

  • ページ数 : 568頁
  • 書籍発行日 : 2025年10月
  • 電子版発売日 : 2025年11月20日
¥7,150(税込)
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商品情報

内容

リハビリテーション界のトップランナーが5年ぶりに世に送る、渾身の書き下ろし!

ピアジェの理論を核にして、ニューロサイエンスと哲学の諸成果を織り込むことによってリハビリテーション理論の新たな姿を描き出す。

本書はジャン・ピアジェによる歴史的な心理学理論である「発生的認識論」を縦糸として、そこにニューロサイエンスと哲学の諸成果を織り込み、その共鳴を探究することによって、リハビリテーションの原理を新たな姿で浮かび上がらせようとする野心的な試みです。
その根幹となるのは、ピアジェによる「人間性」の理解、とりわけその知能の誕生と発達に関わる思考方法です。彼の残した仕事は、人間の発達過程を理解する際の理論として、今もなおいっそうその礎石とも言える価値をもっており、だからこそ、現代のニューロサイエンスや哲学の諸成果との整合性を丁寧に探りつつ、それを土台にして「回復の科学」としての新しいリハビリテーションのビジョンを描き出す探究を可能にしてくれます。

ピアジェによれば発達の本質とは、「思考と行為の質的に異なるシステムによって特徴づけられる一連の段階に沿って進行する。これはある段階から次の段階への移行は、子どもがより何かができるということだけを意味するのではなく、物事を異なったやり方でするということ」です。
ここで「ある段階から次の段階への移行」として指摘されている過程とは、まさに現代のシステム理論や、生きる環境との豊かな相互作用によって統合的に確立していく存在としての人間理解という視点から捉え直されつつあるリハビリテーションへの新たな意義とその必要性の再認識を私たちに迫る、きわめて現代的な問いかけなのです。

発達の障害を抱える子どもに教育者・支援者として向き合う人々はもちろんのこと、成人における脳損傷リハビリテーションに治療者として向き合う人々、そしてそうした人々の日々の努力によって確立していくこの国のリハビリテーションの未来のために、ピアジェ理論のさらなる理解とその活用は大きな意義をもっているのです。

序文

まえがき

人間の思考は、静かな湖面に映る月のように、ある時は鮮明に、またある時は微かに揺れ動きながら、私たちの意識に姿を現します。この思考の源泉を探る旅は、未知の森を進むような冒険であり、驚きと発見に満ちています。本書は、その道を切り拓いた偉大な観察者ジャン・ピアジェ(Jean Piaget)の足跡を辿り、彼の発見を脳科学や古典哲学の光で新たに解釈し、リハビリテーションにおける「思考の誕生」を探究する試みです。私たちにとって「思考」とは、自己と世界を再び結び直す深遠な行為の一つです。その起源は無垢で柔軟な子どもの脳に芽生え、成熟とともに自己や世界の形を再定義する力を育みます。本書『ピアジェ・思考の誕生─ニューロサイエンスと哲学から読み直すリハビリテーションの新しい地平』は、ピアジェの発達理論と現代の脳・神経科学、さらにそれらを包む哲学的視点を交差させ、リハビリテーションにおける回復と再生のプロセスを再考する一助となることを目指しています。

ピアジェは、発達理論の創始者として知られると同時に、何よりも優れた観察者でした。彼は日々の観察を重ねる中で、子どもの一つひとつの仕草や表情、動作に至るまで、丹念にノートに書き留めました。彼の観察ノートは、子どもの成長を写し取った繊細な織物のようであり、科学的な精緻さと詩的な洞察が編み込まれたものです。たとえば、ピアジェは、子どもが初めて「対象の永続性(la permanence de l’objet)」を理解した瞬間を「意識のあけぼの(l’aube de la conscience)」と表現しました。それは、存在そのものの意味が子どもの中で初めて芽生える瞬間でもあり、ちょうど夜明けのように、徐々に意識が目覚めていく過程を詩的に表現したものと言えます。ピアジェは、この対象の永続性の獲得を、子どもの認知発達における重要な転換点として位置づけ、意識的な思考の始まりを象徴する現象として捉えたのです。

この「意識のあけぼの」は、まさにリハビリテーションの新たな地平を開く概念でもあります。患者が失った身体の感覚や機能を再び見出し、新たな自己意識を取り戻す過程で生じる「小さな夜明け」とも言えるからです。ピアジェのような観察の目が必要なのは、その一瞬一瞬を見逃さず、患者の中に眠る「回復の可能性」を引き出すためです。このため、ピアジェが自らの子どもたちに捧げた観察の姿勢こそが、リハビリテーションにおいても不可欠であると言えます。

ピアジェが最も情熱を注いだのは、3人の子どもたち、ジャクリーヌ、ルシエンヌ、そしてローランがどのように外界を認識し、世界を自らの知識として取り込んでいくかという過程でした。彼は親であると同時に一人の研究者として、彼らの些細な行動や反応に注目し、それが示す意味を深く探ろうとしました。ピアジェの観察には、ただ記録するだけでなく、対象への深い敬意と探究心が感じられます。

たとえば、長女ジャクリーヌを観察していた際、彼は「対象の永続性」という概念の成立に気づきました。生後数か月のジャクリーヌは、目の前にあるおもちゃが視界から消えた途端に興味を失いました。彼女にとって、おもちゃは視界から消えると存在そのものが消えるように見えていたのです。しかし、成長するにつれ、ジャク リーヌは視界から消えたおもちゃを探すようになりました。このことからピアジェは、彼女が「対象の永続性」を認識し始めたと解釈しました。彼女は見えなくなった物も依然として存在すると理解し始めたのです。リハビリテーションにおいても、「対象の永続性」の概念は、患者が失われた自己や環境の認識を回復していくプロセスに密接に関係しています。たとえば、脳卒中などで一時的に身体感覚を失った患者が、リハビリテーションを通じて徐々に「隠れた感覚」を再発見する過程は、まさにこの「対象の永続性」を取り戻していくようなものです。失われた感覚や機能が消えたのではなく、再び見出されうるものとして、患者自身が主体的に「探し」始める。この探求は、リハビリテーションにおける最も重要な一歩となるでしょう。人間の成長や回復は、予測誤差をもとに自己の限界を超えていく過程でもあるからです。「自己の身体を探す」「自己の意識を探す」ことは、リハビリテーションにおいて欠かせない経験としての基盤です。

また、次女ルシエンヌを観察する中で、ピアジェは「循環反応」という重要な概念に気づきました。ルシエンヌが偶然手を動かしてモビールに触れ、それが揺れる様子に興味を持ち、繰り返し同じ動作を行うようになったのです。単なる偶然から意図的な行為へと変化し、やがて「自分の行動が何かを生む」という因果関係の理解につながりました。この「循環反応」の概念は、リハビリテーションにおける繰り返し学習にも通じます。患者が同じ動作を繰り返し行うことで、回復に向けた意図的で主体的な行為に昇華されるのです。ピアジェの発見した「行為(意図)と結果のつながり」は、患者にとって回復に向かう行動を意味づけ、「行為主体感(sense of agency)」を生み出す源泉ともなります。それは、自己効力感や物語的自己(ナラティブ・セルフ)を形作る重要な要素でもあるのです。

さらに、長男ローランの観察では「模倣行動」に注目しました。ローランが母親の動作を真似しようとし始め、少しずつその動作を取り入れていく過程を観察したのです。模倣行動は、リハビリテーションにおいても患者が医療スタッフの動作を真似ることで新たな身体の使い方を学ぶ基盤となります。他者の行動に倣うことで、自らの行動に変化をもたらし、新しい可能性を生み出していく。模倣はまた、患者と医療スタッフが相互に影響を与え合う「間主観的な経験」も生み出し、互いの成長に貢献するのです。

ピアジェの観察には、行動の背後に潜む発達過程を根気強く探究するという、科学的でありながらも詩的な視座が宿っていました。こうした視点があるからこそ、彼の発見は単なる観察を超えた深い洞察へと結びついたのです。そして、本書ではピアジェの洞察に加え、さまざまな哲学者や科学者の視点も取り入れています。ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel)が示した「止揚(アウフヘーベン/Aufheben)」の概念や、モーリス・メルロ=ポンティ(Maurice Merleau-Ponty)の「身体は世界内存在の媒体である」という洞察もその一例です。

止揚とは、ヘーゲルの弁証法における核心的概念です。これは「否定・廃棄」「保存・維持」「高める・引き上げる」という3つの意味を同時に含みます。子どもが大人へと成長する過程を例にとれば、子どもという状態は否定されつつも、その経験は保存され、より高次の発達段階である大人へと昇華していきます。同様に、リハビリテーションにおいても、従来の機能や状態は失われながらも、その人の経験や記憶は保持され、新たな適応や可能性を見出すことで、より高次の回復へと至ります。つまり止揚とは、単なる否定でも保存でもない、より高次の段階への発展的な統合を表す概念なのです。

また、メルロ=ポンティの視点では、私たちは身体を通じて世界を理解し、また世界に働きかけています。たとえば、コップを摑むという単純な動作でさえ、私たちの身体が世界との関係を築き、意味を形作る過程なのです。この考えは、特にリハビリテーションにおいて重要な示唆を与えます。なぜなら、身体機能の回復は単なる物理的な修復ではなく、患者が世界との新たな関係性を構築する過程として理解されるべきだからです。これらの見解をピアジェの発達理論、すなわち自己の生成に対して積極的に融合するのは、リハビリテーションが単に機能を修復するだけでなく、患者が新たな「自己」として回復する(“再構築する”が適した言葉ではある)ために必要だからです。ゆえに、本書では、ニューロサイエンスの精緻な知見と、人間の存在に関する哲学的考察を結びつけることで、豊かなリハビリテーションの視座を提供することを目指しました。

本書は、ピアジェの認識論と現代の科学や哲学の見解との融合による新たな地平を描き出し、各章で発達段階ごとに彼の理論を読み直すアプローチをとっています。特に、脳卒中リハビリテーションにおける急性期、回復期、生活期といった病期と、ピアジェの「感覚運動期」「前操作期」「具体的操作期」「形式的操作期」という発達段階とを照合しながら、認知機能と身体機能がどのように再構築されるかについて論理の展開を目指しました。こうして現代の脳神経メカニズムの理解と併せて、自己の回復や主体的な存在の再獲得に向けた新たな光が当てられるのです。

脳卒中リハビリテーションの急性期は「感覚運動期」とも言えます。この時期には、患者は新たな身体状況に適応し、喪失感や混乱を抱えながらも、残された機能で周囲の世界と接触しようとします。ピアジェが感覚運動期に見出したように、この段階では、身体感覚を通して「自己と外界の接触」が再構築される過程が重要です。患者は再び感覚や運動の調整を試み、自身の身体が新しい状況に対応しうるかどうかを模索します。この段階での「同化」と「調節」は、自己と世界を再び結びつけるための最初の一歩と言えます。

次に「前操作期」にあたる回復は、脳卒中リハビリテーションの回復期初期に重なります。この段階で、患者は単なる感覚と運動だけではなく、少しずつ概念的な理解や直感的な認識を取り戻し始めます。ピアジェが「自己中心性」を特徴として挙げたように、患者は自己の身体的感覚や心理的反応に強く向き合う時期にあります。リハビリテーションにおいて、ここで重要になるのは、他者との関係や外的な現実の再認識です。自らの回復状況を他者の視点から客観的に捉えるようになると、患者は再び社会や家庭生活の中での自己の役割を再定義するための基礎を築き始めます。

続く「具体的操作期」にあたる時期には、さらに深い回復がみられます。この段階は回復期全般に相当し、患者は自らの能力を使って実際の問題解決や日常的な動作に取り組む力を取り戻していきます。ピアジェの具体的操作期において、子どもが「保存の概念」を理解するように、患者もまた自らの身体が持つ「恒常性」を見出し始めます。機能の一部が失われても自己としての存在は保たれているという認識は、脳卒中の後に新たなアイデンティティを受け入れるうえで非常に重要です。この段階では、自己効力感や独立心が育まれ、自己決定によって新しい日常生活が形作られることが求められます。

最後に「形式的操作期」にあたるのは、リハビリテーションの回復期後期から生活期です。この段階において、患者はより抽象的で将来を見据えた思考を行い、社会復帰への具体的な計画を構想する力を取り戻します。ピアジェが形式的操作期に見出した「仮説的推論」や「抽象的思考」は、患者がこれからの生活や社会における役割を新たに見据える力として発展していきます。この段階では、自己が失ったものを含めた新たな意味のある生き方をつくりだすために、心理的な適応や精神的な成長が重要となります。

そして終章では、「人間復権としてのリハビリテーション」という大きなテーマのもとに、上記のプロセスを通じてリハビリテーションが単なる機能的な回復にとどまらず、真の意味での人間らしさや倫理的な存在の回復であることを強調しました。リハビリテーションとは、単に身体的な機能を回復するだけでなく、個人が自分自身と世界との新しい関係性を見出し、自己の内面的な意味を再発見する過程でもあります。

リハビリテーションに関わるスタッフが支える対象者は、単に失われた機能を取り戻すのではなく、自己と環境を結び直し、社会との新たな関係を編み直す過程にいる人々です。本書が、彼らの立っている状況を理解するための新たな視座となり、リハビリテーションに関わる皆様が人間の回復に向き合う際の一助となることを願い、ここに筆を擱きます。


目次

【序章】ピアジェの「運動性知能」という現代性

1 この本を書くにあたって

2 ジャン・ピアジェの生涯(1896~1980)

3 発生的認識論とリハビリテーション

4 発生的認識論の基盤

 ①概念の構築

 ②スキーマの形成

 ③同化、調節、そして均衡化

5 発達における4つの段階

6 現代的視点から捉えるピアジェの理論とその補完

 ①神経可塑性と社会文化的アプローチ -ピアジェの理論の限界-

 ②ピアジェの理論と認識論の融合

 ③段階説の再検討 -連続性・個人差、そしてニューロサイエンスの知見-

参考文献

【第1章】「ピアジェの発達段階1 感覚運動期」を読み直す

1 感覚運動期とは

2 6つのサブステージの概略

 ①原始反射(0~1か月)

 ②第一次循環反応(1~4か月)

 ③第二次循環反応(4~8か月)

 ④手段と目的の結合(8~12か月)

 ⑤第三次循環反応(12~18か月)

 ⑥スキーマの内面化(18~24か月)

3 認知発達の起源としての原始反射

4 第一次循環反応 -能動的探索の始まり-

5 第二次循環反応 -物と身体の関係づけ-

6 手段と目的の結合 -知性の黎明-

7 第三次循環反応 -子どもは研究者-

8 スキーマの内面化 -表象的思考の芽生え-

参考文献

【第2章】「ピアジェの発達段階2 前操作期」を読み直す

1 前操作期とは

2 表象と思考

 ①行為的表象

 ②視覚的表象

 ③象徴的表象

3 言語能力の発達

 ①語彙の増加と文法的マーカーの萌芽

 ②過剰般化のプロセス

 ③概念の理解と語彙の精緻化

4 直感的思考の特徴

 ①実念論

 ②アニミズム

 ③人工論

5 中心化と自己中心性

 ①見かけに惑わされる思考

 ②自己中心性

参考文献

【第3章】「ピアジェの発達段階3 具体的操作期」を読み直す

1 具体的操作期とは

2 洗練された言語の獲得

 ①能記と所記

 ②刺激等価性

 ③因果関係への言語の利用

 ④外言から内言へ

3 可逆性の理解と物語の形成

4 保存や数の概念の理解

5 脱中心化に伴う道徳的発達の進化

 ①他者視点取得と心の理論

 ②感情的共感と論理的思考の接合

 ③道徳発達と規則の理解

参考文献

【第4章】「ピアジェの発達段階4 形式的操作期」を読み直す

1 形式的操作期とは

2 物事の抽象化システム

3 仮説演繹的思考の形成

4 命題的思考と論理的操作の洗練化

5 物語的自己同一性と反省的自己意識

6 意思決定と自己効力感

7 メタ認知と三元ニッチ構築

8 倫理的思考と宗教的思想

参考文献

【終章】人間復権としてのリハビリテーション -発達理論と現代科学と哲学の統合的視座から-

1 現代のリハビリテーションの課題と限界

2 ピアジェの発達理論とリハビリテーション -認知構造の再構築と適応-

3 ピアジェの理論と現代科学の融合から脳卒中リハビリテーションを考える

 ①脳卒中後の回復過程における理論的枠組み

 ②リハビリテーションにおける「自己制御」の再構築

 ③身体化された認知と生成のプロセス

 ④統合的解釈 -リハビリテーション・モデルの構築-

4 ピアジェの発達理論に基づく脳卒中リハビリテーションの体系的展開

 ①「感覚運動期」-新たな自己の創造に向けた感覚と運動の統合-

 ②「前操作期」-象徴的思考と社会的認知の再編成-

 ③「具体的操作期」-論理的思考と柔軟な戦略の再構築-

 ④「形式的操作期」-自己の再獲得と超越、リハビリテーションの究極形態-

5 身体的自己と物語的自己の統合と再構築 -哲学的見解との融合-

6 新しい自己生成のためのフレームワーク

 ①生きたプロセスとしての発達 -ピアジェの理論の再解釈-

 ②動的なサイバネティクス -フィードバックから予測と創発へ-

 ③リハビリテーションの進化 -動作から生き方へ-

 ④多層的支援システムの必要性

 ⑤主観と客観の統合による評価システムの設計

 ⑥包括的リハビリテーション・モデルと未来のフレームワーク

7 臨床評価 -リハビリテーションにおける観察と記述の重要性-

 ①従来の機能評価の再考

 ②現象学的アプローチの導入

 ③身体的自己と物語的自己の統合評価

 ④エナクティブ・アプローチの導入

 ⑤社会的役割の再獲得に対する評価

 ⑥倫理的配慮と対話的プロセス

 ⑦長期的・生態学的評価の重要性

 ⑧統合的評価におけるピアジェの観察連続性の応用

8 リハビリテーションにおける自由、理性、活動能力 -スピノザとピアジェの統合的視点-

 ①自由の実現と自己保存

 ②感情の隷属から自由へ

 ③認識と自由 -明瞭判断と部分的な認識-

 ④活動能力の増大と理性の役割

 ⑤自由へのリハビリテーション

9 倫理的リハビリテーションの地平

 ①機械論的還元主義の超克と「生きられた身体」の再構築

 ②機能回復を超えて -環世界再構築の視点-

 ③患者の尊厳と自己決定権

 ④純粋客観性を超えて -個別性と相互作用を考慮した科学-

 ⑤リハビリテーションにおける倫理的責任 -応答する顔-

 ⑥社会的再統合と構造化理論 -個と社会の相互生成-

 ⑦「間(あいだ)」に生まれる自己 -リハビリテーションにおける物語的再構築-

 ⑧神経現象学と暗黙知 -前反省的自己の回復-

 ⑨リハビリテーションにおける命題的思考の役割

 ⑩解釈学的循環と新たな自己理解

 ⑪倫理的なリハビリテーションの新たな地平

10 未来への展望と課題、そして提言

 ①技術革新とリハビリテーションの融合

 ②ニューロサイエンスの進歩がもたらす新たな知見の統合

 ③中動態的自由と協働による多層的リハビリテーション

 ④改めて臨床知とは -生きた知識の生成-

 ⑤リハビリテーション教育・研究の新たな方向性

 ⑥東洋思想に基づく自己再構築の視点

 ⑦存在と変容の道筋

 ⑧人間復権としてのリハビリテーションの再定義

参考文献

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書籍情報

  • ISBN:9784763995797
  • ページ数:568頁
  • 書籍発行日:2025年10月
  • 電子版発売日:2025年11月20日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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