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- エキスパートが実体験から教える カテーテルアブレーション合併症対策 完全マニュアル[Web動画付]
商品情報
内容
・執筆者の実体験に基づく症例解説により,実際の現場で遭遇したときにどうすればよいか実践的に理解できる。
・高頻度の合併症はもちろん,非常にまれな合併症(1,000回,1万回に1回)をすべて網羅し,辞典として活用できる。
・囲み記事「ここが重要!」,「予防/発見/ベイルアウトのポイント」により,重要ポイントを簡潔明瞭に提示しており,現場ですぐに使える知識が満載である。
序文
序
不整脈に対するカテーテルアブレーション治療は,1980年代からはじまり,エネルギーソースや手技の変遷,3Dマッピングシステムの開発やアブレーション用カテーテルの進歩に伴い,現在では確立された治療法となっています。しかしながら本治療においても,頻度は少ないものの,周術期の合併症の発生を完全に抑制することはきわめて困難です。それでもわれわれは,本治療にかかわる者として,合併症をなくす努力をしなければなりません。とはいうものの,合併症の予防や対策は,治療の手技のように経験して習得するものではなく,合併症を経験しないで習得することが望まれますが,それを習得する場は限られています。そこで,2017年に,カテーテルアブレーションを多く施行している施設に声をかけ,Expert Meeting for SafeCatheter Ablationという研究会を立ち上げました。
その目的は,各施設で発生してしまった合併症症例を共有し,合併症の可能な限りの原因究明とともに今後の予防法や発生時の対処法を検討することでした。本研究会では,症例を提示していただいた施設には,参加者全員が敬意を払うとともに,意見がなくなるまで徹底的に討論することをモットーとしていました。
これにより参加者は,経験したことのない合併症をあたかも自分が経験したかのように感じ,その予防や発生時の迅速な対処法を学ぶとともに,翌日からの安全なアブレーション治療に役立たせていたと思います。
本書は,本研究会で8年間討論された合併症の予防や発生時の適切な対処法をまとめたものです。その思いは,カテーテルアブレーションを受ける患者様およびカテーテルアブレーションに関わる医療従事者(医師,看護師,臨床工学技士,診療放射線技師など)に,つらい経験をしてほしくないということであり,本書が,安全なカテーテルアブレーションを行ううえでの手引書として寄与できれば望外の幸せです。
2025年10月
横須賀共済病院
高橋 淳
田中泰章
目次
Ⅰ章 識ることは防ぐこと:カテーテルアブレーションの合併症予防
1 高周波アブレーションの合併症
A)合併症予防を意識した上室頻拍アブレーションの工夫
B)合併症予防を意識した心房細動アブレーションの工夫
C)合併症予防を意識した心室頻拍アブレーションの工夫
2 クライオバルーンアブレーションの合併症
3 高周波ホットバルーンアブレーションの合併症
4 レーザーバルーンアブレーションの合併症
5 パルスフィールドアブレーションの合併症
A)パルスフィールドアブレーションの合併症
B)VARIPULSE®における特有の合併症と予防
C)PulseSelect™における特有の合併症と予防
D)FARAPULSE™における特有の合併症と予防
6 合併症を好発させる因子
7 合併症予防を意識した術中鎮静総論
Ⅱ章 カテーテルアブレーションの合併症:診断編
1 術中にトラブル発生:バイタルサインから診断する合併症
A)血圧低下
B)心拍数低下
C)呼吸状態悪化
D)意識状態不良
2 退院後も気は抜かない:出現時期で整理する術後合併症
Ⅲ章 カテーテルアブレーションの合併症:ベイルアウト編
1 心タンポナーデ
2 脳塞栓症(血栓症・空気塞栓症)
3 洞不全・房室ブロック
4 肺静脈狭窄
5 左房食道瘻
6 迷走神経傷害による胃蠕動運動障害
7 横隔神経麻痺
8 カテーテルトラッピング・心腔内異物残留
9 末梢血管トラブル
10 喘息発作・各種アレルギー
Ⅳ章 症例から学ぶ出現頻度がまれな合併症
1 冠動脈攣縮
2 網膜中心動脈閉塞症(CRAO)
3 全身性塞栓症
4 血胸
5 対極板熱傷
6 カテーテルアブレーション後の心内血栓・血腫
7 中隔穿刺後の閃輝暗点・偏頭痛発作
おわりに
合併症を起こしてしまった当事者のかたへ
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書籍情報
- ISBN:9784758324311
- ページ数:288頁
- 書籍発行日:2025年12月
- 電子版発売日:2025年11月27日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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