スチュワート法で紐解く酸塩基平衡

  • ページ数 : 136頁
  • 書籍発行日 : 2025年11月
  • 電子版発売日 : 2025年12月2日
¥3,960(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 最大 216pt ( 6 %)
m3ポイント:1%相当
point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

実際どう使うかがわかる! スチュワート法の基礎と実践

「酸塩基平衡を勉強しても,なぜか“もやもや”が残る」――そんな経験はありませんか?
本書は,スチュワート法の基礎理論から臨床応用まで,手取り足取りわかりやすく解説する実践書です.Physiological approach や BE法といった従来の考え方も整理し直し,複雑に見える数式もすっきり理解できるようになります.
さらに,糖尿病性ケトアシドーシスや水中毒など多彩な症例を取り上げ,臨床現場で酸塩基平衡をどのように考えるかを具体的に示しました.購入者特典として「SIG計算シート」や近未来のpHを予測できる「pH計算シート」も利用でき,数値を操作しながら理解を深められます.
読み進めるうちに,“もやもや”は“納得”へと変わり,一段上のステージから酸塩基平衡異常を見渡せるようになる一冊です.

序文

はじめに

本書を手に取っていただき誠にありがとうございます.本書では,医学の酸塩基平衡につきまとう“ もやもや” を晴らすべく,スチュワート法に焦点をあてて,できるだけ明解に酸塩基平衡の解説を試みました.

スチュワート法について聞いたことがない方も,一度は勉強したことがある方もぜひ本書をご一読いただければと思います.スチュワート法はパラメータが多く,一見すると複雑に見えますが,実は「陽イオンの電荷合計」と「陰イオンの電荷合計」が等しいという単純明快な原理原則から酸塩基平衡を考えていく方法です.ごまかしや曖昧さがなく,数学的な感覚で理解することができます.

本書の内容は以下のようになっています.

1 章は導入編です.

2 章ではスチュワート法について詳しく解説しています.

3 章ではスチュワート法の観点からPhysiological approach やBE(base excess)法を見直しています.

4 章では架空の症例を作成して,酸塩基平衡の理解が進むように工夫しました.

5 章では少し足を延ばして血漿浸透圧についても解説しました.イオンの粒々に,尿素とブドウ糖の粒々を足せばそれが血漿浸透圧になりますので,酸塩基平衡の延長線上に整理することができます.糖尿病性ケトアシドーシスのように,酸塩基平衡と血漿浸透圧の両方に気を配る必要がある病態もよくありますもんね.

6 章は,実際の症例ベースで酸塩基平衡障害にどのように対応していけばよいのか,時系列に沿って追体験できるような内容としました.

7 章はおまけです.

また,本書をご購入いただけると,南山堂のウェブサイトから,本書の中で紹介している「SIG 計算シート」と「pH 計算シート」をダウンロードすることができます.特にpH 計算シートは私のオリジナルで,近未来のpH が計算できる仕組みとなっています.このpH 計算シートでさまざまなパラメータを動かしつつ近未来のpH 計算を体験すると,酸塩基平衡の成り立ちが手に取るように理解できるようになります.すると,私がそうであったように,皆さんもきっと酸塩基平衡を一段上のステージから俯瞰することができるようになるでしょう.

本書の内容を少しでも日常臨床に役立てていただければ幸いです.


2025年10月

壷井 伯彦

目次

1章 酸塩基平衡の迷宮から抜け出そう

1.酸塩基平衡の入り口

2.スチュワート法との出会い

3.高校化学の復習

2章 スチュワート法を理解しよう

1.スチュワート原法

2.ヘンダーソン・ハッセルバルヒの式の導出

3.スチュワート改変法

4.SIG計算

5.近未来のpH予想

3章 スチュワート法で考えてみよう

1.もう一度Physiological approach

2.BE法

3.簡易スチュワート法

4章 酸塩基平衡の理解を深めよう

1.酸塩基平衡を紐解く

2.酸塩基平衡の常識を疑え

5章 電解質から浸透圧の世界へ踏み出そう

1.血漿浸透圧

2.浸透圧と体液コンパートメント

6章 症例で考えてみよう

1.11歳男児,体重25kg #糖尿病性ケトアシドーシス

2.5歳男児,体重20kg #インフルエンザ肺炎,気管支喘息発作

3.48歳男性,体重69kg #生体肝移植ドナー

4.20歳女性,体重60kg #水中毒

5.生後1ヵ月女児,体重4kg #続発性偽性低アルドステロン症

6.14歳女児,体重25.7kg #メチルマロン酸血症,慢性心不全,慢性腎不全

7章 おまけ:pHにまつわるエトセトラ

1.温度とpH

2.緩衝作用

3.ノモグラム

4.AIによる酸塩基平衡の解釈支援

付録 SIG計算シートとpH計算シートの使い方マニュアル

関連書籍

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:21.3MB以上(インストール時:46.2MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:85.2MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:21.3MB以上(インストール時:46.2MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:85.2MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784525215316
  • ページ数:136頁
  • 書籍発行日:2025年11月
  • 電子版発売日:2025年12月2日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。