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- 皮膚病診療 Vol.48 No.1 陽の当たらない疾患
商品情報
内容
新年号恒例の「新春放談」は、「小児皮膚疾患の治療の進歩」がテーマです。生物学的製剤などの小児適応が拡がり、遺伝子治療・遺伝子検査も実装段階に入っている中で、小児皮膚疾患は「待つ」から「攻める」治療へ変化しています。弊誌編集委員が小児皮膚科診療の展望を語ります。さらに今号では「陽の当たらない疾患」をテーマにしており、収集が困難と思われる症例を多数取り上げています。ぜひ、ご覧ください。
序文
Editor’s eye 特集 陽の当たらない疾患
一般的に,ある疾患が脚光を浴びるきっかけは,新薬(それも画期的な薬剤)が登場した場合や,病態のブレイクスルーが発表された場合などが思い浮かぶ.新薬が上市されるには臨床試験が必要で,それには症例数がある程度揃わないとできないし,企業側は臨床試験にかかる費用を(発売後)回収できるかどうかも考えるだろうから,まれな疾患では治験を組むのもむずかしい.病態についても,新知見がないと学会でもなかなか取り上げてもらえない.
今号のテーマは「陽の当たらない疾患」である.2024年12月に福島医科大学が主催した日本皮膚免疫アレルギー学会学術大会で講演いただいた内容をいくつか執筆いただいた.衛藤 光先生には高齢者の臀部角化性苔癬化皮膚について解説いただいた.日常診療でみる機会はたまにあるが,視診で診断がつくので生検まで施行することは少ない.筆者の教室で生検した症例はアミロイド陽性だったが,外的刺激によって変性したケラチノサイト由来のアミロイド蛋白が表皮直下に沈着するのが通常と思っていたので,アミロイド陰性のことが多いとのことで少々意外だった.水川良子先生には,Ashy dermatosisと固定薬疹について,両者の鑑別や疾患を疑った際の診断の進め方,最近の考え方について執筆いただいた.筆者は昔から,Ashy dermatosisの原因は薬剤だと思っている.小児が感冒症状で受診すると数種類の内服薬を処方される.これまで内服歴のあるすべての薬剤から原因薬をみつけ出すのはむずかしいので,成書には原因不明と書いてある(と思っている).先述の学会では筆者自身でも陽の当たらない疾患について話をしたが,その中で主に取り上げたのは弾性線維の疾患と脂肪織の疾患である.弾性線維の疾患は,先天性,後天性のものがあるがどちらも日常診療で遭遇することはまれである.後天性の疾患は,遺伝子変異,光老化,Advanced glycation endproduct(s AGEs),senescence associated secretory phenotypes( SASP),autophagyなども関連すると思われ,今後の研究の進展に期待したい.「統計」ではLichen purpuricusを取り上げた.慢性色素性紫斑は立ち仕事や下肢循環障害を背景に生じ,薬剤性はほんの一握りで,原因不明なことが多い.治療もよいものがなく困る疾患である.
ほかに,近年みかけることが少なくなったが非常に重要なウイルス感染症(麻疹)をはじめ,さまざまな臨床例を執筆いただいた.いつも思うのだが,テーマがありふれたものでない場合,症例を集めるのに苦労する.今回執筆いただいた先生方に深謝します.
編集担当 山本 俊幸
目次
特集 陽の当たらない疾患
新春放談
小児皮膚疾患の治療の進歩
向井 秀樹,浅井 俊弥,山本 俊幸,馬場 直子,久保 亮治
Editor's eye
山本 俊幸
総説1
臀部角化性苔癬化皮膚
衛藤 光
総説2
ashy dermatosis―固定薬疹との鑑別を含めて―
水川 良子
総説3
結合織疾患~弾性線維の疾患
山本 俊幸
統計
lichen purpuricusの9例
中村 剛大,山本 俊幸
臨床例
eczema tyloticumの2例
大浦 葉子,山本 俊幸
小児の汎発性Schamberg病
秦野 暢子,藤森なぎさ,庄田裕紀子
軟部組織腫瘍との鑑別を要した皮膚Rosai-Dorfman病
牧野 輝彦,要藤 歩美,鹿児山 浩,清水 忠道
pachydermodactyly
永野 知佳,矢野優美子,堀田 綾子,齋藤 生朗,徳山 直人,大松 華子61 臭化カリウム投与中に生じた臭素疹
齊藤 奈那,西岡 誠,奥山 隆平
多数の陥凹病変を呈した斑状皮膚萎縮症
岩脇 文香,村尾 和俊,久保 宜明
サーモグラフィーで肢端紅痛症と診断した例
島 英輝,田中 厚,篠川 美希
Edwardsiella tardaによる急性感染性電撃性紫斑病
坪井 雅敬,松尾 佳美,古川 大,菊谷 知也,田中 暁生
Editorial
運のいい人/向井 秀樹
the case of the month
当院近隣で短期間に集団発生した麻疹―医師会と行政の連携を含めて/浅井 俊弥
日常診療に役立つ豆知識
高齢者瘙痒症診療における新たなパラダイム:
老人性アトピー性皮膚炎かCPUOか?/相場 節也
壊死性筋膜炎かな?
試験切開に踏み切るための“痛み”の見極め/伏間江貴之
皮心伝心
AIとの付き合い方/福田 英嗣
病理検査室の窓辺から
生検/斉藤 隆三
リレーエッセイ 私のワークライフバランス
大好きな仕事に出会えた幸せ~研究は臨床の幅を広げる~/三上万理子
皮膚科のトリビア
第247回/浅井 俊弥
広告索引/次号予告
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書籍情報
- ISBN:9784992004801
- ページ数:92頁
- 書籍発行日:2026年1月
- 電子版発売日:2025年12月23日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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