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- やってよかった 介護医療院
商品情報
内容
【対 象】施設経営者・福祉・介護関係者
序文
はじめに
介護療養病床の廃止、地域医療構想の病床再編に伴い、入院している医療行為の少ない患者、医療区分1の患者の行く先として2018年に介護医療院が創設されました。
厚生労働省のHPでは
【「介護医療院」は、長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者を対象とし、「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」等の医療機能と「生活施設」としての機能とを兼ね備えた施設。】と紹介されています。
2022年6月時点で727 施設43323 床となり、増加が見込まれる慢性期の医療・介護ニーズを併せ持つ高齢者の受け皿となることが期待されています。
介護医療院の創設により
①長期療養、医療区分1の患者・利用者の居場所ができた。
②病院にとっては医療区分1の患者が退院して空床になるのではなく、介護医療院に移行することで、施設の空きがなくなり、経営にも利点がある。施設では医療行為のある利用者の受け皿ができた。
③医療保険の病院病床を介護保険の介護医療院に移行することで、地域医療構想に沿った病床削減と自宅・介護施設への転出がスムーズに進むことができる。
以上の利点から介護医療院は、利用者・病院/ 施設・行政の3 者にとって、得をする三方得のWin Win Win の施設であると言え、今後の発展が楽しみです。
日本介護医療院協会では2019年から毎年全国の介護医療院に実態調査を実施しています。調査の最後に「介護医療院の開設は貴法人にとって総合的によかったですか。」と質問していますが、4年を通じで64 - 71%の施設で「よかった」と回答があり、「悪かった」の回答はわずか3%にとどまっています。
新しい制度でこれほど高い支持を得られることはなかなかないことだと考え、本書のタイトル「やってよかった介護医療院」はこの結果から取らせていただきました。
本書は日本の慢性期医療の存在価値を高めた武久洋三先生(当時日本慢性期医療協会会長、現名誉会長)が2019年に上梓された「どうする どうなる 介護医療院 (武久洋三著 日本医学出版)」の続編として、その後の介護医療院の現状と未来を論じています。日本介護医療院協会、日本慢性期医療協会の関係者にも執筆をお願いして、現場の雰囲気が伝わる内容になったと自負しています。「変化を進化に 進化を笑顔に」2009年に鶴巻温泉病院院長になった時に作った造語ですが、今では私のモットーとなっています。日本は超高齢社会に対応するために、医療・介護行政、制度、社会システム等さまざまなものが大きく変化し、そのスピードも速くなっています。その変化に躊躇せず柔軟に対応することで、病院・施設が進化し、進化することで、患者・利用者、職員、地域の満足度が上がり、関係する皆さんが幸福になり笑顔になるという意味です。
介護医療院も同様です。新しい変化を取り入れることにより、関係する皆さんに笑顔が広がることを祈っています。
2022年11月吉日
鈴木 龍太
第1特集
近年、NICU(新生児集中治療室)におけるケアのあり方が見直される中で、「命を救う」ことにとどまらず、「その子らしい成長を支える医療」への転換が求められています。その象徴ともいえるのが、赤ちゃんの発達や個別性を重視するディベロプメンタルケアです。
本特集では、「より良いケアとは何か」「なぜそのケアが必要なのか」について、根拠をもとに、赤ちゃんの発達を支える環境づくりや家族とのかかわり、ケアに携わる医療スタッフの実践例など各施設での取り組みを多角的に紹介し、ディベロプメンタルケアの本質と可能性に迫ります。単なる技術論ではなく、「赤ちゃんの声を聴く医療」「こころを育てるケア」を通して、未来につながる新生児医療の形を描き出したい……そんな思いを込めて、本特集を企画しました。
プランナー
大阪母子医療センター新生児科
豊 奈々絵
第2特集
命の誕生の祝福の場であるNICU ですが、図らずもお看取りのケアが必要な赤ちゃん・ご家族がいます。どの施設でも赤ちゃんとご家族のために、残された大切なかけがえのない時間をどう生かせるか、それぞれの症例に対し一番良い方法を日々模索していることと思います。
本特集では、NICU スタッフのためのターミナルケア・グリーフケアに関して、さまざまなケースをご報告いただき、赤ちゃんとご家族が中心にありながら、私たちが個別性に合わせて試行錯誤しながらケア提供していることを分かち合いたいと思っています。また、ターミナルケア・グリーフケアを行う上で大事にしていきたいことやご家族の心理的な支援について、臨床心理士、こどもホスピス、遺族会のお話も取り上げています。私たちがあらためてターミナルケア・グリーフケアを考える機会になることを願っています。
最後に、私たちスタッフも悲しみを抱えます。本特集が、悲しみを抱きながらも、また次に出会う赤ちゃんやご家族にかけがえのない時間と安心を届けていくために立ち上がれるようなヒントにもなれたらと思っています。
2025年9月吉日
プランナー
北里大学病院周産母子成育医療センターNICU 主任、新生児集中ケア認定看護師
菅野さやか
目次
第1章 介護医療院
1.介護医療院の創設と移行の現状 鈴木龍太
2.地域包括ケアと地域医療構想と介護医療院 鈴木龍太
3.どうなる 2024年度診療報酬・介護報酬の同時改定 江澤和彦
4.日本の医療・介護の未来は介護職確保にかかっている 鈴木龍太
5.ACPといわれてもACPはできていない 鈴木龍太
6.やってよかった介護医療院 日本介護医療院協会2022年度調査結果から 鈴木龍太
7.介護医療院のリハビリテーション Enjoyment of Life 木村 達
第2章 介護医療院 事例集
1.地域医療における慢性期多機能病院と介護医療院の役割 鈴木龍太
2.介護医療院と回復期リハビリテーション病棟との連携 進藤 晃
3.医療病床非併設型(単独型)介護医療院としての利点と課題 猿原大和
4.個室ユニットタイプの介護医療院 田中圭一
5.介護医療院Ⅱ型の利点と課題 野村秀幸・原 寛
6.尊厳を保障する介護医療院 江澤和彦
7.介護医療院開設までの苦労話 田中裕之・村山正道
第3章 介護医療院Q&A
Q1 病院、診療所の病床をすべて介護医療院に移行しました。無床診療所は併設しています。病院名は使えますか?(鈴木龍太)
Q2 療養病床10床のほかに、一般病床9床を有しています。一般病床についても介護医療院に移行できますか?(鈴木龍太)
Q3 介護医療院移行後に認知症治療病棟や精神一般病棟、医療療養等の医療機関に再転換することは可能ですか?(鈴木龍太)
Q4 コロナ禍の終息が見えないが、介護療養型医療施設の廃止期限の延長はありますか?また廃止の場合、今何をしないといけないのでしょうか?(鈴木龍太)
Q5 介護職の業務改善方法は何かありますか?(小玉達也)
Q6 生活の場として入所者の気持ちで大切にしているところは何ですか?(青木美穂)
Q7 抑制ゼロを実現するにはどうしたらよいでしょうか?(田中志子)
Q8 介護医療院の役割・理念には介護医療院と地域との交流が書かれています。地域との交流、地域に開かれた施設とはどのようにしたらよいでしょうか?(小玉達也)
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書籍情報
- ISBN:9784865770537
- ページ数:144頁
- 書籍発行日:2022年12月
- 電子版発売日:2026年1月7日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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