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  • そのグラフで正しく伝わりますか?~医師・研究者のための、わかりやすい可視化の考え方

そのグラフで正しく伝わりますか?~医師・研究者のための、わかりやすい可視化の考え方

  • ページ数 : 176頁
  • 書籍発行日 : 2026年1月
  • 電子版発売日 : 2026年1月30日
¥3,960(税込)
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商品情報

内容

デザインにもエビデンスがある!!
グラフを作ることは一応できるけど,いまいち良いグラフとは思えない….デザインセンスがないから仕方ないのかな….いいえ!デザインにもエビデンスがあります!わかりやすく,誤解なく伝わるグラフや表の作成方法を,根拠をもって解説します.良い例,悪い例など,たくさんの実例を示しながら,見せ方の工夫やテクニック,考え方を紹介していきます.

序文

本書を読みはじめる前に、皆さんが作成したグラフや表について、次のような質問を考えてみてください。

•何を目的に、グラフや表を作成したのか?

•なぜ、そのグラフや表の種類にしたのか?

•なぜ、そのような装飾(色や形)にしたのか?

•そもそも、グラフにする必要はあるのか?(表の方が良いのでは?)

これらは、本書で読者の皆さんに投げかけたい究極的な問いであり、本書を読んだ後にはこれらの問いに対する回答を言語化できるようになっているでしょう。

グラフや表を作成することは、プレゼンテーションや論文執筆をする機会が多い皆さんにとっては切っても切り離すことができないものだと思います。そして、情報の量が膨大になってきた時代だからこそ、以前にも増して「適切なグラフや表を作成する」技術が重要になっています。

皆さんご存知のとおり、グラフや表はデータセットから洞察を得たり、伝えたいメッセージを要約できる非常に有益なツールです。ただし、それはデータから情報を適切に抽出し、表やグラフに上手く落とし込んだ場合の話であって、データの配置やグラフの選択を誤ると意図が伝わらないどころか、誤解を招くことさえあります。実際に、学会や論文、プレスリリースで、非常に残念なグラフや表を見かけることも多々あります。それらの多くは、上述の質問を考えずにテンプレートや既存のグラフを流用していることに原因があるように思われます。このような状況をなんとか打開すべく、医療者や研究者向けに可視化に関するエッセンスを紹介する本書を作成しました。統計ソフトやプログラム言語に依存することのない構成となっていますので、多くの方に手に取っていただけると嬉しいです。

昨今は、大規模言語モデルをはじめとする生成AIの市民化が進み、データを指定の形で用意さえすれば、グラフや表を自動生成してくれるようになりました。しかし、「適切なグラフや表を作成する」というのは、それだけでは実現することはできません。適切なグラフや表はそんなに簡単に作れません。そして、生成AIのような便利なツールを本当の意味で使いこなして図表を作成するためには、表現しようとしているデータや図表に対する前提知識、そして図表にする目的や表現方法、について戦略を立てることが極めて重要です。本書では、このきちんと戦略を立てて図表の作成に取り組む必要性を認識していただきたいと思います。

本書は第1章から第7章で構成されており、基本原則から実践までを幅広くカバーしています。第1章では日頃の図表作成について立ち止まって見直す機会を提示しつつ、第2章や第3章では目的・相手・場面を細分化しつつ、届けたいメッセージが際立つ戦略を立てるという本書の核心に迫っています。第4章では表やグラフについて基本原則を解説し、第5章ではグラフの種類や配色と、その使い分けを紹介しています。第6章からは少し発展的な内容ではありますが、グラフや表で誤解を招かないためのTipsや、第7章ではビッグデータ時代のグラフやインタラクティブな図表の作成にも踏み込んでいきます。

最後に、本書が目指すのは、皆さんの図表作成を窮屈にすることではなく、豊かにすることです。もちろん、先人たちがまとめた研究や理論に則してグラフや表を読み解いていきますので、それらがあたかも「正解」であるかのように感じるかもしれません(実際にそうかもしれませんが…)。しかし、皆さんにそれを強制したいわけではありません。私が本書でもっとも伝えたいのは、皆さんが図表を描くとき、見るときに、「考えて選ぶ」癖をつけてほしい、ということです。是非、「なんとなく」可視化する習慣から脱却し、適切なグラフや表を通じて、科学を、社会を、未来を変えていくためのきっかけに本書がなることを願っています。


2026年1月

藤井亮輔

目次

第1章 そのグラフで正しく伝わりますか?

1 こんな図表を作っていませんか?

2 伝わりやすい図表とは?

第2章 なぜ? 誰に? どこで?

1 図表を作成する目的は?

2 図表を見せる相手(聴衆・読者)は?

3 図表を見せる場面は?

第3章 伝えたいメッセージは何か?

1 届けたいメッセージは明確か?

第4章 基本骨格に沿っているか?

1 表は効果的に表現できているか?

2 図は効果的に表現できているか?

第5章 どのように伝えるか?

1 グラフの種類は適切か?

2 選択した配色は適切か?

第6章 誤解を与えないか?

1 不要な3Dグラフは使わない!

2 不確実性は描かれているか?

3 透明性はあるか?

4 差別を助長しないか?

第7章 もっと良い表現はないか?

1 データを最大限活用して表現しているか?

2 動的な表現は検討したか?

Let's Exerciseの解答例

特典:グラフのRコード ダウンロード


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書籍情報

  • ISBN:9784758124461
  • ページ数:176頁
  • 書籍発行日:2026年1月
  • 電子版発売日:2026年1月30日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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