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- 感染対策 BASIC LESSON 標準予防策
商品情報
内容
★研修中~新人の感染管理認定看護師(CNIC)などが基礎をしっかり学べます!
★医療現場で自信を持って感染対策を推進するために必携の教科書です。
序文
はじめに
ヒトはその一生のうちに様々な病気に罹るが、感染症に一度も罹らず天寿を全うする人はおそらくいないであろう。それほどまでに感染症がありふれた疾患である理由は言うまでもなく、感染症が他の疾患と異なりヒトからヒトへうつる(伝播する・伝染する)ことを特徴としているからである。感染症以外の疾患は、個人の生活習慣や遺伝的素因などによって発生のリスクが左右され、生活習慣の改善や健診などによる早期発見・治療などが主な対策となる。一方、感染症の対策は、そのようなアプローチもある程度は有効だが、他人からの伝播防止という要素が非常に大きな割合を占める。
感染症の原因である病原体は肉眼で観察不可能であり、その存在は光学顕微鏡が発明される19 世紀まで知られることはなかった。その後、数多くの細菌や真菌などが同定され、感染症との関連が明らかになった。一方、鎖国によりそれらの知見から取り残されていた江戸時代の日本には、「はやりやまい」として麻疹の流行を記述する文書が作成されていた。感染症という疾患と、伝播するという性質はかなり昔から認識されていたが、起因病原体が明らかになり、感染経路が明らかになったのはそう遠い昔の話ではないと言える。20 世紀に入ると電子顕微鏡の発明によりウイルスが観察可能となり、多様な感染症の存在が明確になったが、治療に関しては対症療法が主であった。
1920 年代にはペニシリンが発見され、1940 年代には臨床応用されるようになってはじめて感染症に対する積極的な治療が行えるようになった。その後、多様な抗菌薬、そして抗ウイルス薬が研究開発されていった。最近では薬剤耐性菌の問題なども発生しているが、感染症の治療に関しては着実に進歩してきていると言えよう。
一方、感染経路に関する研究や医療における感染対策の実践に関しては、必ずしも着実とは言えない道のりを経てきた。現在、医療における感染症の伝播経路は、接触感染・飛沫感染・空気感染の3 つに整理されており、それぞれに関する経路別予防策が確立している。一般社会では、これ以外にも蚊などが媒介する感染症や食事を介した伝播(食中毒)なども、該当疾患とともに整理され、重要な感染経路として位置づけられている。しかし、こういった感染経路が明確にされて整理されるのには意外と長い時間を要したのであった。
森兼 啓太
目次
はじめに…森兼 啓太
標準予防策の考え方…森兼 啓太
(1)手指衛生…中澤 靖
1.手指衛生とは
2.手洗いと手指消毒
3.質の高い手指衛生の実践
4.手指衛生の評価法と遵守率向上の戦略
(2)個人防護具…中澤 靖
1.個人防護具とは…
2.個人防護具の使い方
3.個人防護具使用時の注意点
(3)呼吸器衛生/咳エチケット…石田 直
1.呼吸器衛生/ 咳エチケットとは
2.患者がマスクを装着する時
3.医療従事者がマスクを装着する時
(4)患者の配置…石田 直
1.患者の配置の考え方
2.コホーティング
3.隔離
(5)ケアに使用した医療器材の処理…水谷 光
1.医療器材の種類
2.滅菌供給部門(CSSD: central sterile supply department)
3.使用後RMD の取り扱い
4.洗 浄
5.消 毒
6.包 装
7.滅 菌
8.滅菌工程の監視
9.保 管
10.リコール
(6)環境整備…中村 造
1.環境整備
2.清掃
3.環境消毒
(7)リネン類の取り扱い…中村 造
1. 使用前リネンの管理
2.運搬
3.洗濯
(8)安全な注射手技…水野 友貴・遠藤 史郎
1.正しい手技
2.注射器・針の取り扱い
(9)腰椎穿刺時のサージカルマスクの着用…水野 友貴・遠藤 史郎
1.腰椎穿刺時のサージカルマスクの着用
(10)労働者の安全…水野 友貴・遠藤 史郎
1. 血液・体液曝露予防、呼吸器感染予防
2.針刺し防止
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書籍情報
- ISBN:9784860921552
- ページ数:80頁
- 書籍発行日:2025年11月
- 電子版発売日:2026年1月28日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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