画像でみる人体解剖アトラス 原著第6版

  • ページ数 : 306頁
  • 書籍発行日 : 2023年12月
  • 電子版発売日 : 2026年2月20日
¥8,800(税込)
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商品情報

内容

最新モダリティで“立体的に理解する”人体解剖—画像で学ぶ決定版アトラス。

本書は、X線、CT、MRI、超音波、核医学、血管造影など現代の画像診断モダリティを網羅し、全身の解剖を臨床眼で立体的に把握できることに定評のある書籍です。各部位の構造と相互関係を、最新の高精細画像と丁寧なラベリングで示し、学生から放射線科・画像診断、外科系の研修医・専攻医、診療放射線技師まで幅広い学習・実践に役立ちます。
本版では、凡例・ラベルの全面改訂と高画質の新規画像を多数追加。CT/MRI の断層像、胎児画像、平面X線、機能画像や血管造影まで、臨床と同等の画質で最も明瞭な解剖学的ビューを提供します。さらに、各部位にみられる臨床的に重要な解剖学的変異の要約、断面画像の見方を助ける新しい方向の画像など、学習効率を高める工夫が随所に盛り込まれています。
原著(“Weir & Abrahams' Imaging Atlas of Human Anatomy”)はアメリカで最も権威のある文学賞の一つであるBMA Book Awards(全米図書賞)のベーシック&臨床科学部門も受賞しています。

本書はこんな人におすすめ
・画像で“立体的な解剖学”を理解したい医学生:最新の X線・CT・MRI・超音波などの画像と解剖の対応がわかり、基礎から臨床への橋渡しに最適です。
・放射線科・画像診断の研修医・専攻医:全身の画像解剖を最新モダリティで体系的に学べるため、日常読影の基盤強化や試験対策にも有用です。
・診療放射線技師(放射線技師):撮影部位の構造理解や画像の読影補助に役立つ、豊富な描出例と高精細画像を収録しています。
・外科系(整形外科・一般外科・脳外科・心臓血管外科など)の研修医:外科解剖を画像で直視でき、手術解剖の立体的理解に直結します。
・解剖学を教える大学教員:重要画像や解剖学的変異のまとめなど、教育素材としても使いやすい構成です。
・解剖学的変異を把握したい臨床医:「20%以上の人に臨床的意義のある解剖学的変異がある」という事実を踏まえ、部位別に要約された変異情報を提供します。
・画像解剖を学びたいすべての医療従事者:救急・整形・リハビリ・麻酔など多領域で役立つ「実臨床に近い画像」を豊富に収録。

※本書に記載のあるElsevier ebooks+コンテンツ(英語版)については,本コンテンツでは提供しておりません.ご了承ください

序文

監訳者序文

最適な画像検査と正確な画像診断を行うには,正常画像解剖の理解が不可欠である.さらに,異職種間で画像情報を共有するには,共通の解剖用語と画像用語を知る必要がある.本書Imaging Atlas of Human Anatomy はこのための学習と日常診療のリファレンスに最適な画像解剖テキストである.前回第4版日本語版の出版から10年が経ちこのたび第6版日本語版を刊行することとなった.医学領域においてこの10年は飛躍的な進歩があったが,画像診断においても例外ではない.CT はDual Energy CT が一般に使用されるようになり,次世代CT として期待されるPhotonCounting CT も臨床利用されるようになった.MRI では,3T 装置が普及し,造影剤を使用することなく高精細な画像情報が得られるようになった.核医学領域ではPETCTが普及し,健診やがん診療などにおいてルーチン利用されるようになった.さらにAI の導入により,より高精細な画像情報や高度の機能解析が可能になり,一部ではAI による読影支援もなされるようになった.

これまで見えなかった形態解剖や機能解剖が可視化される時代になり,画像検査の現場で撮影・撮像を担当する放射線診療技師,画像ガイド下で介入治療を行う医師・診療放射線技師・看護師の放射線診療チーム,放射線診断を行う放射線診断医,画像カンファレンスを行う放射線診断医・臨床医・病理診断医の集学的画像検討チームにとって,最新の画像で得られる画像解剖や画像情報を共通の用語で理解し表現することは不可欠である.したがって,本書は以下のような状況で画像解剖を学習する者や放射線診療を行う医療従事者に利用されることが見込まれる.

①画像解剖のテキストとしての利用

人体解剖や画像解剖を学ぶ医学生,放射線課程の大学や診療放射線技師専門学校の学生,また,これらの画像解剖講義を担当する解剖学者,放射線診断医,診療放射線技師の教員である.

②臨床におけるリファレンスブックとしての利用

最適な撮影・撮像が求められる診療放射線技師,正確な画像解剖の知識のもとで安全な画像ガイド下介入治療が求められる医療チーム,正確な画像診断が求められる放射線診断医である.

③医療関連業務における画像解剖書としての利用

診察室において患者説明などで用いる正常画像集として利用する臨床医や医療機器関連企業などの勤務者である.本書は,「はじめに」において,単純X 線写真,血管造影/インターベンショナル・ラジオロジー,CT,MRI,超音波検査,核医学検査の概要を述べ,第1 章~第11 章では臓器ごとの画像解剖を解説し,最終の第12 章では最新の画像診断技術である機能画像が紹介されている.各章いずれも,鮮明な画像解剖の写真と解剖名とともに画像の成り立ち,検査の内容,検査でわかること,臨床で役立つ画像破格などが要領よく紹介されている.本書は,初心者や専門外の読者から画像診断業務を専門とする医療従事者まで,画像解剖のテキストとしても診療におけるリファレンスブックとしても最適の画像解剖書である.

最後に本書の翻訳は40 を超える画像診断クリニックで構成されるメディカルスキャニングに勤務する若手診療放射線技師12 名が,第1 章~第12 章をそれぞれ1 章ずつ担当した.また,膨大な数の画像解剖用語を一語ずつ原著と解剖学関連や専門領域の用語集とを照合させながら,正確な解剖用語に立脚した日本版の発刊に向けて粘り強く編集をしていただいたエルゼビア・ジャパン株式会社の飯塚真一氏に深く感謝する.


2023年12月

福田国彦



第6版への序文

優れた診断医であるためには,放射線科医は優れた解剖学者でなければならない.この第6版では,シンプルで伝統的なアトラス形式は維持しつつ,強化されたWEB ベースのアプリケーションは,さまざまなレベルの解剖学を学ぶ者にとって貴重なツールになると確信している.生体病理解剖の応用研究である放射線画像は,人体の非破壊的検査の中で最も重要な手法である.手術台,剖検台,解剖台で実演される解剖学は,より少数精鋭の専門家に限定されつつある.本書で紹介されているように,複数の断面で見た解剖学的に重要な関係を理解することは,専門的な放射線科医がどのように画像を見ているかを理解することにつながる.それは,重要な意思決定が同僚の理解によってこれまで以上に正確に行われる集学的なチームミーティングにおいてであっても,解剖学の鋭い知識が的を絞った効率的な診断の骨組みとなっているレポートワークステーションにおける個人的な読影においてであっても同じである.

本書で紹介されているように,画像処理ハードウェアとソフトウェアの開発が絶え間なく続いたことによって,絶妙な空間分解能とコントラスト分解能がもたらされた.そしてそれは,放射線解剖学,病理組織学,外科解剖学の境界を曖昧にし,腫瘍の統一的な病期分類にますます反映されている.特に3T MRI は,放射線解剖学を前例のないレベルにまで押し上げた.

放射線画像は,重要な構造的関係をより明瞭に捉え,解剖学研究にダイナミックな側面をもたらし続けている.リンパ管,喉頭,咽頭,気管・気管支,女性乳房,冠状動脈循環,中耳,脳室系,関節内構造,肝区域,心房心室腔などは,解剖学的解剖よりも画像解剖の方がよくわかる.超音波のダイナミックな機能は,患者の症状や徴候を解剖病理と直接関連付けることができ,3D での解剖学的関係の深いリアルタイムの理解は,放射線診断に力を与える.今後の改訂版では,解剖学的理解をさらに深めるために,断面画像のダイナミックな次元の進歩が取り入れられるに違いない.

この第6版の構成は旧版と変わらない.本文中では,医学生にとって必要不可欠なページを星型のアイコンで強調し,核となる解剖学と基本的な関係が最もよく理解できる場所に焦点をあてている.WEB ベースの教材も拡充され,動画や34 のチュートリアルなど,放射線病理学へのシンプルかつ包括的な分析アプローチを中心とした症例を取り上げている.これらのチュートリアルは9 つのコンセプト─正常な構造が押される,引っ張られる,追加される,欠落する,拡大する,縮小する,局所的またはびまん性の構造異常を示す,異常な輪郭,そして最後に目に見えない構造(誤ったモダリティまたは解決できない顕微鏡的病理)に基づいている.オンラインコンテンツeBooks +(https://ebooks.health.elsevier.com/)に収録されている断面画像と問題は,一般的な臨床画像検査をより幅広く網羅するように拡張された.eBooks +の新しいX 線写真スライドは,歯科放射線のための重要な画像解剖を提供している.eBooks +には,60 以上のUSMLE 高得点トピックが臨床写真と症例とともに追加され,聴診器のアイコン(Abrahamsʼs and McMinnʼs Clinical Atlas of HumanAnatomy から引用)で示されるように,書籍の画像に関連している.また,外科用メスのアイコンは,eBooks +で閲覧できる関連解剖画像を示している.

本書では,より一般的な解剖学的破格と臨床への影響について,各章末に表形式で解説している.本書がさらなる読書を促し,臨床における生きた解剖学への理解を深める一助となれば幸いである.

本書により,放射線解剖学に対する理解が大幅に深まり,診断や治療介入においてすべての患者に利益をもたらし,正確性を向上させ,合併症を減らすことができると確信している.


2020年5月

Jonathan Spratt,Tom Turmezei,Marios Loukas,
Lonie Salkowski,Peter Abrahams,Jamie Weir

目次

第1章 脳と脳神経

脳血管

下垂体窩

後頭蓋窩

脳神経

頭蓋内破格(血管と血管以外)

第2章 頭蓋骨,眼窩,副鼻腔,顔面

頭蓋骨

顔面骨,副鼻腔

顎関節

副鼻腔

側頭骨

眼窩

眼窩,眼球

正常変異一覧

第3章 頸部

頸部

喉頭と甲状腺

咽頭

頸部の血管

唾液腺

正常変異一覧

第4章 脊椎と脊髄

脊椎

脊椎と脊髄

脊髄

脊椎の血管

正常変異一覧

第5章 上肢

肩の発育

上肢

肘の発育

前腕

手・手関節の発育

上肢血管

前腕

手関節

手関節(冠状断)

手関節(矢状断)

正常変異一覧

第6章 乳腺と腋窩

乳腺組織の構成

マンモグラムと超音波画像

乳腺画像

乳腺MRI

正常変異一覧

第7章 胸部(心臓を除く)

胸郭

縦隔

胸部の血管

肺の血管

気管・気管支

正常変異一覧

第8章 胸部(心臓)

心臓の血管

肺の血管

心臓

胸郭の血管

右心室

頸部の動脈

正常変異一覧

第9章 腹部と骨盤部:断層画像

腹部

骨盤部(男性)

腹部と骨盤部

骨盤部MRI (女性)

骨盤部MRI (男性)

正常変異一覧

第10章 腹部と骨盤部:非断層画像

上腹部超音波画像

腹部と骨盤部の超音波画像

骨盤部

胃と十二指腸

小腸

結腸

胆道

腹部血管

上腹部血管

遠位大腸の血管

骨盤部と大腿部の血管

男性の骨盤部と腹部の血管

門脈系の血管

肝臓の血管

膵臓の血管

腎臓と副腎の血管

子宮卵管

尿路

男性の骨盤部と尿道

前立腺と精嚢腺

骨盤部と腹部のリンパ管

リンパ管

正常変異一覧

第11章 下肢

股関節とその発達

膝関節とその発達

足関節とその発達

足部とその発達

下肢の血管

股関節

股関節/鼡径部

膝関節

腓腹部

足部と足関節

正常変異一覧

第12章 機能画像

機能画像

肺画像

腎画像

心画像

骨画像

PET CT

fMRI とDTI

トラクトグラフィー

正常変異一覧

和文索引

欧文索引

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書籍情報

  • ISBN:9784860346911
  • ページ数:306頁
  • 書籍発行日:2023年12月
  • 電子版発売日:2026年2月20日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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