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肝臓クリニカルアップデート 2025年12月号(Vol.11 No.2)【特集】肝細胞癌に対する根治をめざした薬物療法の進歩 ─コンバージョン治療を含めて─

  • ページ数 : 108頁
  • 書籍発行日 : 2025年12月
  • 電子版発売日 : 2026年2月21日
¥4,400(税込)
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商品情報

内容

【特集】肝細胞癌に対する根治をめざした薬物療法の進歩 ─コンバージョン治療を含めて─
進行肝細胞癌の「切除可能性」を考える薬物療法/肝細胞癌に対する周術期薬物療法(perioperative combination therapy)/複合免疫療法による ABC コンバージョン治療の可能性 ほか

序文

序文

肝細胞癌治療のパラダイムは,近年劇的に変化しています。かつて切除不能とされた進行症例においても,複合免疫療法を中心とする薬物療法の進歩により“根治” が視野に入る時代となりました。とくに,薬物療法を橋渡しとして手術や局所療法へ導く“conversion(コンバージョン)治療” の概念は,肝細胞癌の治療戦略に大きな変革をもたらしています。

本特集では「肝細胞癌に対する根治をめざした薬物療法の進歩─コンバージョン治療を含めて─」をテーマに,薬物療法を中心とした多角的アプローチに関する最新の戦略を取り上げました。まず,進藤潤一先生には「切除可能性を考える薬物療法」と題し,コンバージョン治療の適応判断の出発点となる「BR の定義と評価」について詳説いただきました。従来の外科的な視点に加え,薬物療法を組み合わせた視点が今後ますます重要になると考えられます。

次に,内田洋一朗先生による「周術期の薬物療法」では,肝切除を前提とした治療成績向上に向けた術前・術後の薬物治療の役割について,実例を交えて解説いただいています。青木智子先生からは「複合免疫療法によるABC コンバージョンの可能性」について,最新の臨床データに基づいた考察と将来の可能性を探ります。

また,國近瑛樹先生には「薬物療法における画像診断による効果予測」についてご執筆いただき,治療効果を的確に評価し治療戦略を判断するうえでの画像モダリティの活用法についての知見をご提供いただいています。

明神悠太先生による「複合免疫療法におけるバイオマーカー」では,免疫応答性を予測するマーカーの現状と展望について取り上げ,個別化医療の可能性を照らします。さらに,舩岡昭宏先生と黒田英克先生には「薬物療法と局所療法の併用」による根治戦略について,それぞれ実臨床での症例を交えて取り上げていただいており,薬物療法によって“RFA やTACE を生かす”ための視点が示されています。

寺島健志先生からは「薬物療法と局所療法の併用効果の可能性」として,免疫賦活の観点からのRFAやTACE との併用の意義を解説してもらいます。

牧島弘和先生は「放射線治療と薬物療法の併用」について,とくに粒子線治療との併用戦略を中心に,根治性を高める新たな可能性を提示しています。

最後に,山田友春先生からは「複合免疫療法後の肝移植」の視点から,コンバージョンのもう一つの選択肢とも言える肝移植の現状と今後の展望について論じていただいています。これらのラインアップは,切除・局所療法・放射線・移植という各治療オプションを“ 薬物療法で生かす” という肝細胞癌治療の最新の考え方を多角的に示したものです。治療選択が飛躍的に広がるなかで,患者ごとの最適な治療を導くための判断力が,われわれ臨床医に強く求められる時代になったことを実感させられます。

さらに本誌では,若手医師らに向けた実践的かつ示唆に富む連載企画も併載しています。本号では,「免疫関連有害事象(irAE)のマネジメント」に関して,土谷薫先生が「他科へのコンサルト」の要点を,加藤綋大先生が「薬剤師の役割」を中心に多職種連携の重要性について解説します。また,病理や画像診断に関連して,「ELF スコアとCK-18F」(杉本勝俊先生)のご紹介や,「病因による肝線維化進展パターンの違い」(佐々木素子先生)も取り上げました。新しい診断・薬の情報として「セマグルチド(ウゴービ ®)」(池嶋健一先生)と「ニボルマブ+イピリムマブ併用療法」(森本学)についてもご紹介致します。また,地域連携の取り組みとして,熊本大学病院の「熊本モデル」(瀬戸山博子先生)のご紹介や,エキスパート

外科医から「BR1 症例に対する肝切除の意義」を戸島剛男先生に解説いただきます。本誌が,日々進化する肝細胞癌診療の理解と実践を支える一助となることを願っております。


森本 学
横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター内科

目次

特集 肝細胞癌に対する根治をめざした薬物療法の進歩 ─コンバージョン治療を含めて─

序文 肝細胞癌に対する根治をめざした薬物療法の進歩

 横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター内科 森本  学

1.進行肝細胞癌の「切除可能性」を考える薬物療法

 虎の門病院消化器外科 進藤 潤一

2.肝細胞癌に対する周術期薬物療法(perioperative combination therapy)

 京都大学医学研究科肝胆膵・移植外科 内田洋一朗,他

3.複合免疫療法による ABC コンバージョン治療の可能性

 近畿大学医学部消化器内科 青木 智子,他

4.全身薬物療法における画像所見による治療効果予測

 奈良県立医科大学放射線診断・IVR 学講座 國近 瑛樹,他

5.複合免疫療法におけるバイオマーカー

 大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学 明神 悠太,他

6.局所療法・薬物療法併用で根治をめざす─肝細胞癌に対するLEN-RFA 療法─

 横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター 舩岡 昭宏,他

7.切除不能肝細胞癌に対する LEN-TACE 併用療法:根治をめざした治療戦略

 岩手医科大学内科学講座消化器内科分野 黒田 英克

8.進行肝細胞癌に対して全身薬物療法と局所療法の併用効果の可能性

 金沢医科大学腫瘍内科 寺島 健志

9.放射線治療(粒子線治療を含む)と薬物療法

 量子科学技術研究開発機構 QST 病院 牧島 弘和,他

10.薬物療法後の肝移植:

ブリッジング治療,ダウンステージング治療を活かした新たな戦略

 東京大学医学部附属病院消化器内科 山田 友春

連載

◎若手に役立つ議論・オピニオンリーダーからのメッセージ

・irAE マネジメント:他の診療科の医師にはどのような場合にコンサルトするのか?

 武蔵野赤十字病院消化器内科 土谷  薫

・irAE マネジメント:薬剤師の役割について

 国立がん研究センター東病院薬剤部 加藤 紘大,他

◎画像診断と病理

・MASLD における新しい血液マーカー(ELF スコアと CK-18F)と画像診断

 東京医科大学消化器内科 杉本 勝俊

・病因による肝線維化進展パターンの違い:病理診断のポイント

 金沢大学医薬保健研究域医学系人体病理学 佐々木素子

◎新しい診断・薬の情報

・ニボルマブ+イピリムマブ併用療法

 横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター内科 森本  学,他

・セマグルチド(ウゴービ®)

 順天堂大学大学院医学研究科消化器内科学 池嶋 健一

◎各都道府県における肝疾患対策取り組みの現状

・肝がんゼロへ挑む熊本モデル:地域連携とコーディネーターが支える肝疾患対策

 熊本大学病院肝疾患センター 瀬戸山博子,他

◎エキスパート外科医に聞いてみよう

・肝細胞癌 BR1 症例に対する肝切除の意義

 九州大学大学院消化器・総合外科 戸島 剛男,他

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書籍情報

  • ISBN:9784865176643
  • ページ数:108頁
  • 書籍発行日:2025年12月
  • 電子版発売日:2026年2月21日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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