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- NEWはじめての心臓カテーテル
商品情報
内容
序文
はじめに
心臓カテーテル検査・治療は、日進月歩の医学的進歩のなかで、高度かつ繊細な技術が求められる医療行為です。そしてその成否や安全性は、医師や看護師だけでなく、薬剤師、臨床工学技士、診療放射線技師、臨床検査技師、事務スタッフ、清掃スタッフ、物流スタッフなど、多職種が連携して成し遂げる“ チーム医療” の力によって支えられています。私たち看護師もまた、その一員として患者さんの不安に寄り添い、安全で円滑な検査・治療を実現する役割を担っています。
本書では、カテ室に配属されたばかりの方や、これから循環器にかかわる方々が、安心して現場に臨めるよう、看護師の視点から必要な知識と対応を、やさしく・わかりやすくまとめました。日々の実践をふまえ、リアルな看護の現場に即した内容に仕上げています。
カテーテル検査・治療は、多職種の連携によって支えられるチーム医療の結晶です。本書が、その現場に携わるすべての方々への敬意と感謝を込めた一冊となり、看護師の皆さまの実践に役立つことを願っています。
2026年1月吉日
公益財団法人榊原記念財団附属榊原記念病院副院長兼主任看護部長
池亀俊美
心カテ室は1950年代に心臓カテーテル検査が臨床応用されたことに始まります。当初は心内圧測定や造影による診断が中心でした。冠動脈造影とともに件数は増加しましたが、1977年のPCI 導入を契機に治療部門へと大きく変化しました。1990年代にステント、IVUS などの新しい医療技術が発展し、その流れを加速させました。ペースメーカ植込みが心カテ室で行われるようになり、不整脈治療の場としての役割も拡大しました。2000年代以降はカテーテルアブレーションの高度化による治療適応が拡大し、2010年代にはTAVI などの構造的心疾患治療が加わりました。心カテ室は、包括的心血管治療空間として重要性を増しています。
これらの検査・治療を支えるデバイス、放射線管理、画像技術の進歩は、高度化した多職種連携によって支えられています。医師が安全確実な施術を行うことは当然ですが、看護師は患者との架け橋として不安や疑問に寄り添って安心感を与えるとともに、苦痛に注意を払うのみならず循環動態や不整脈を的確に監視し、合併症に迅速に対応するといった心カテ室の安全を確保する大切な役割を担っています。
看護師が、その役割を実践するための知識として“ 榊原記念病院心カテ室の今” をお伝えさせていただきます。本書が、ますます高度化する心カテ室に勤務されている看護師皆さんのお役に立てることを願っております。
2026年1月吉日
公益財団法人榊原記念財団附属榊原記念病院院長補佐兼成人診療部長
七里守
目次
【1章 これだけは知っておきたい心臓の働きとしくみ】
・1 心臓のつくりと働き
・2 冠動脈の解剖
・3 弁のつくりと働き
・4 心臓カテーテル検査・治療にかかわる血管
・5 刺激伝導系
【2章 心臓カテーテルってどんなことをするの?どんな疾患が対象?】
・1 心臓カテーテル検査・治療とは?
・2 冠動脈疾患
・3 弁膜症
・4-1 頻脈性不整脈
・4-2 徐脈性不整脈
・5 心筋症
・6 成人先天性心疾患
・7 末梢動脈疾患
【3章 心臓カテーテルを受けるにはどんな検査が必要?】
・1 採血
・2 採尿
・3 12誘導心電図
・4 運動負荷心電図
・5 胸部X線
・6-1 心エコー:術前(経胸壁、経食道、バブルテスト)
・6-2 術中経食道心エコー(TEE)
・7 負荷心筋血流シンチグラフィ
・8 心臓CT
・9 心臓MRI
【4章 心臓カテーテルにはいろいろな検査がある!】
・1 左心カテーテル検査
・2 右心カテーテル検査
・3 血管内超音波(IVUS)
・4 OCT/OFDI
・5 冠血流機能的評価(FFR/NHPRs/CMD)
・6 電気生理学的検査
・7 心筋生検
【5章 心臓カテーテルにはいろいろな治療がある!】
〈1 冠動脈疾患の治療〉
・1 血管を広げて支える:ステント
・2 病変を削る:DCA、ロータブレーター(Rotablator(TM))、ダイヤモンドバック
・3 特殊なバルーンを応用する:カッティングバルーン、DCB、IVL
・4 レーザーで広げる:ELCA
〈2 弁膜疾患の治療〉
・1 TAVI
・2 経皮的僧帽弁接合修復術(M-TEER):MitraClip(R)/PASCAL
・3 PTMC
・4 経カテーテル的肺動脈弁留置術(TPVI)
・5 経皮的三尖弁接合部修復術(T-TEER):TriClip(TM)
〈3 不整脈の治療〉
・1 上室不整脈のカテーテルアブレーション
・2 心室不整脈のカテーテルアブレーション
・3 ペースメーカ
・4 ICD(植込み型除細動器)/CRT(心臓再同期療法)
〈4 心筋疾患の治療〉
・PTSMA(経皮的中隔心筋焼灼術)
〈5 成人先天性心疾患の治療〉
・1 ASD閉鎖
・2 PDA治療
・3 PFO閉鎖
・4 経皮的左心耳閉鎖術(LAAC)
〈6 末梢動脈疾患の治療〉
・EVT(血管内治療)
〈7 補助循環〉
・1 IABP
・2 PCPS
・3 Impella
〈8 鎮静と患者安全〉
・1 心臓カテーテル検査・治療に必要な麻酔・鎮静の知識
・2 鎮静中から鎮静後の看護
【6章 心臓カテーテルの合併症を知ろう!】
・1 造影剤アレルギー
・2 迷走神経反射
・3 周術期心筋梗塞
・4 心タンポナーデ
・5 不整脈
・6 血腫
・7 脳梗塞/神経障害
・8 腎機能障害
【7章 心臓カテーテル看護はこうする!】
・1 病棟でよく使用される薬
・2 カテーテル室でよく使用される薬
・3 入院前の(外来における)カテーテル看護
・4 病棟でのカテーテル前看護
・5 カテーテル室での検査・治療前看護
・6 カテーテル検査・治療中の看護
・7 カテーテル室での検査・治療終了後の看護
・8 病棟でのカテーテル後看護
・引用・参考文献
・索引
・資料ダウンロード方法
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書籍情報
- ISBN:9784840490986
- ページ数:224頁
- 書籍発行日:2026年3月
- 電子版発売日:2026年2月24日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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