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- 非結核性抗酸菌症マネジメント 第2版
商品情報
内容
●結核が減少傾向なのに対し,非結核性抗酸菌症は急増。プライマリケアでいつ遭遇してもおかしくない状況となっています。common diseaseかつ「わかりにくい疾患」をどう診るか,マネジメントの要点がわかります。
●千差万別な経過をどう解釈して方針を決めるか,模擬症例も交えて実践的に解説。
●最新のエビデンス,関連学会の見解・指針の改訂を盛り込み,より実践的な内容へとブラッシュアップ!
●最近増加しているアブセッサス症についても重点的に加筆。
序文
第2版 序文
このたび『非結核性抗酸菌症マネジメント ─ 咳と痰をどう診るか? リアルワールドでのコツと工夫』の第2版が刊行の運びとなりました。「咳と痰」は診療所やクリニックを受診される方にとても多い主訴です。そこで本書は,慢性的な「咳や痰」を訴える患者さんの診療で必ず鑑別しなければならない非結核性抗酸菌症を取り上げました。
非結核性抗酸菌症は環境常在菌の吸入曝露によって発症しますので,すべての人が感染しうるcommon diseaseと言えます。一方で,診断や治療において多くの疑問が生じる「わかりにくい疾患」でもあります。初版では,環境常在菌である非結核性抗酸菌が検出された際の診断の妥当性,薬物治療の適応判断,さらにはマクロライド系薬や抗結核薬の多剤併用による長期治療における注意点など,実際の診療現場で生じる様々な疑問に答えることを目指し,総論と症例を交えた各論で構成致しました。
そして,その初版を刊行した2020年から5年あまりが経ちました。この5年の間に,注射用アミカシン・アジスロマイシン・イミペネム・クロファジミンが保険審査上認められるようになったことを受け,日本結核・非結核性抗酸菌症学会と日本呼吸器学会の合同で,化学療法に関する見解(成人肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解 ─2023年改訂─)が発表されました。また,抗GPL-core IgA抗体の保険収載とアミカシン硫酸塩吸入用製剤(ALIS)の薬価収載を受け,同じく二学会共同で,診断に関する指針(肺非結核性抗酸菌症診断に関する指針 ─2024年改訂)とALISに関する使用指針(アミカシン硫酸塩 吸入用製剤に関する使用指針 ─ 改訂2024 ─)がそれぞれ発表されました。
このような見解・指針の改訂に加え,非結核性抗酸菌症の診断・治療に関する知見は大きく進歩してきています。そのため,第2版では「実臨床で直面することの多い課題への対応を,実際の症例を交えながらわかりやすく解説する」という初版のコンセプトを引き継ぎつつ,さらに最新のエビデンスや見解・指針の改訂を盛り込んで,より実践的な内容へとブラッシュアップしました。また,肺MAC症だけでなく,最近患者数の増加が目立ってきているアブセッサス症についても重点的に加筆しています。
本書が,慢性的な「咳や痰」を訴える患者さんの診療現場で,より一層お役立て頂けることを心より願っております。
2026年1月
菊地利明
目次
Ⅰ 総論:基礎編
1:わが国の診療指針
2:病態─病型,画像上の特徴,臨床上の特徴
トピック 次世代の診療につながる最新知見
Ⅱ 各論:CQ編
1:疫学
1.なぜ日本,東アジアで多いのか?
2.本当にヒト─ヒト感染しないのか?
3.地域差はあるか?
2:検査・診断
1.慢性気管支炎や気管支拡張症をどうみて,鑑別するか?
2.質量分析法はどのように使うのか?
3.検査結果をどう解釈するか?
4.血清診断は可能か?
コラム 検査のための痰がとれない
3:治療
1.治療開始の判断は?
2.治療継続の期間は?
3.治療目標はどこに置くのか?
4.予後の見きわめは?
5.化学療法剤の使い分けは?
6.アブセッサス症の治療は?
7.副作用の頻度と対応は?
8.対症療法はどうする?
9.ストレスや栄養と,悪化機序との関係は?
10.合併症例:緑膿菌
11.合併症例:アスペルギルス
12.合併症例:免疫不全
13.薬の止めどき・替えどきは?
14.推奨レジメンが使えないときはどうするか?
15.線維空洞型,結節・気管支拡張型のフォローと予後はどうするか?
16.再発時の対応は?
17.いつ,どのような場合に外科に紹介するか?
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書籍情報
- ISBN:9784784949380
- ページ数:240頁
- 書籍発行日:2026年3月
- 電子版発売日:2026年3月5日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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