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Cardiology Mania 心臓画像の制圧 CT・MRI・RI・PETを臨床に活かす!

  • ページ数 : 258頁
  • 書籍発行日 : 2026年3月
  • 電子版発売日 : 2026年3月19日
¥8,580(税込)
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商品情報

内容

画像診断と評価を臨床にどう活かす? トップランナー視点と思考がわかる!
シリーズ第三弾は,循環器診療における心臓CT,MRI,RI,PETなどの画像による診断,治療効果の評価ポイントについて,疾患別に著者の自験例をベースに豊富な画像を掲載.診断や治療効果判定のために撮像や読影の際の注意点を疾患別に分け,臨床の現場での判断や他の検査とどのように組み合わせて使用すべきかなどについて最新の知見をもとに解説する内容となっている.

序文

序文


本書は,循環器診療において不可欠な画像検査について,基礎的な内容から臨床現場での実践的な活用までを網羅した教科書である.画像に関連した書籍は,最先端の検査技術やエキスパートが注目する指標に焦点が当たることが多く,多くの施設で日常診療に携わる医療従事者にとっては,やや実感の湧きにくい内容となりがちである.そこで本書では,循環器診療に従事する者が日々の臨床現場で用いている画像診断ツールについて,改めて学び直し,より深く理解し,明日からの診療の質を高めることができるような構成を目指した.

循環器領域では,カテーテルインターベンションや心臓血管手術といった侵襲的治療の発展により,多くの疾患で予後の改善が図られてきたが,その根底を支えてきたのは,紛れもなく精度の高い画像診断である.私自身もカテーテルインターベンションに従事しているが,手技や処置を成功に導くため,あるいは合併症を回避するために最も重要なことは「準備」であると教えられてきた.すなわち,カテーテル室の処置台に患者さんが上がるその時点で,すでに勝負は決まっているということである.それは,患者さんの病歴や病態を正確に把握していることはもちろん,これから行う手技や起こり得るトラブル,その対処法までを含めて,心技体の準備が整っているかどうかに他ならない.侵襲的手技に関わる多くの医師が,同様の教えを受けてきたのではないだろうか.

心臓画像の書籍を企画するにあたり,改めて自身にとっての画像検査の意義を考えたとき,この言葉を思い出した.そして,これまで指導してくださった多くの先生方の姿が自然と思い浮かんだ.その中で,編集をご相談すべく最初にご連絡差し上げたのが野口暉夫先生である.野口先生は,私に最も厳しく,そして最も熱心にご指導くださった恩師の一人であり,臨床・研究の両面において本領域を牽引されてきた第一人者である.野口先生のお力をお借りしながら,世界のトップランナーの先生方にご参集いただき,「画像を臨床にどのように活かすか」という視点に重きを置いた本書が完成した.

本書が,心臓画像の制圧に挑む読者の一助となることを心より願っている.


2026年2月

川上将司

目次

CHAPTER 1 虚血性心疾患の診療に画像を活かす! 

1 心筋梗塞とMRI [森田佳明]

1 シネMRI 

2 T2強調画像 

3 遅延造影 

2 心筋梗塞とRI [木曽啓祐]

1 心筋血流SPECT 

2 心機能評価(心電図同期心筋血流SPECTと心プールシンチグラフィ) 

3 18F標識FDG—PET 

3 梗塞サイズの評価とリアル [三浦弘之]

1 MRIを用いた梗塞サイズの評価 

2 心臓核医学検査を用いた梗塞サイズ評価 

3 心筋バイオマーカー 

4 その他の梗塞サイズ評価法 

4 心筋バイアビリティの評価のリアル [澤田賢一郎]

1 心筋バイアビリティの定義 

2 各種検査の特徴と比較 

3 臨床でのエビデンス 

4 各症例での心筋バイアビリティ評価の活かし方 

5 今後の課題 

5 左室駆出率の評価 [兼田浩平]

1 虚血性心疾患診療におけるLVEF評価の意義 

2 LVEF評価に用いられる主要画像モダリティ 

3  臨床現場での使い分けと診断アルゴリズム 

4 特殊な臨床シナリオでの考慮事項 

6 左室内血栓の評価のリアル [藤野雅史]

1 低左室機能症例における左室内血栓の画像的評価法 

2 疫学やリスク層別 

3 左室内血栓に対する治療 

7 冠動脈病変とCT [米田秀一]

1 非心臓手術の術前に指摘された冠動脈病変:拡げるか,否か 

2 術前冠動脈CTの読影ポイント 

8 石灰化病変に対するPCIとCT [西平賢作]

1 冠動脈CTにおける石灰化病変の画像的特徴,有用性,その限界 

2 PCI術者の視点からの冠動脈CTの術前活用法 

3 石灰化病変に対するRAとIVLの戦略的使い分け 

4 OCT/IVUSによる術中評価との統合 

5 術前CCTAを踏まえた,PCIの実際 

9 慢性完全閉塞病変に対するPCIとCT [黒木一公]

1 画像再構成法と読影の注意点 

2 CTによるCTO病変評価のポイント 

3 注意すべきCTO前後の高度石灰化 

4 CTのlimitation 

10 非造影T1強調画像による冠動脈プラーク評価法 [野口暉夫]

1 MRによるプラーク・イメージング 

2 冠動脈プラーク・イメージング 

3 冠動脈high−intensity plaque

4 非造影T1強調画像による冠動脈プラーク評価のエビデンスと臨床応用 

5 冠動脈HIPは何を反映しているか 

6 冠動脈石灰化の影響は受けるか 

11 心筋虚血と負荷心筋SPECT [片迫 彩]  

1 負荷心筋SPECTの適応と禁忌 

2 画像所見に基づく虚血の診断とピットフォール 

3 重症虚血を示唆する高リスク所見 

4 虚血の重症度判定と予後 

5 覚えておくべき所見 

12 心筋虚血と血流予備量比(FFR)—CT [細田勇人]

1 虚血性心疾患の診断とは? 

2 冠動脈CTの限界 

3 FFRCTの登場:非侵襲的診断の新たな地平 

4 FFRCTの原理:CT画像から血流を読み解く 

5 FFRCTの有用性確立に寄与した主要臨床試験 

6 ガイドラインにおける推奨と位置づけ 

7 FFRCT検査上の注意点と不適切な症例 

8 今後の展望:Comprehensive Cardiac CTへの進化  

13 非閉塞性冠動脈疾患と画像診断の役割 [岩井雄大 福山 緑 立石恵実]

1 MINOCAに対する画像診断:非閉塞性心筋梗塞の実像に迫る 

2 INOCAに対する画像診断 

3 PETによるCMD評価の意義 

4 冠攣縮性狭心症におけるI—123BMIPPシンチグラフィの可能性 

14 心筋虚血の評価のリアル [邑井洸太]

1 各種心筋虚血モダリティの比較 

2 実臨床を元に紐解く虚血評価のリアル 

CHAPTER 2 不整脈の診療に画像を活かす! 

1 突然死・致死性不整脈リスクとMRI [上田暢彦]

1 心臓MRIのガイドラインでの位置づけ 

2 心臓MRIの評価方法,特徴と限界 

3 遅延造影の分布と致死性不整脈リスク 

4 遅延造影の広がりと致死性不整脈リスク 

5 T1 mappingによる致死性不整脈リスク層別化

6 心臓MRIを用いた治療選択・アブレーション戦略 

2 心房細動と心臓CT [林 高大]  

1 術前手術計画におけるCTの有用性 

2 左心耳血栓評価におけるCTの有用性 

3 CTでの心房中隔穿刺の術前評価ポイント 

4 特殊な症例でのカテーテルアブレーションの治療戦略に対する寄与 

5 明らかな解剖学的異常がない症例におけるCT評価とアブレーション戦略 

6 CT画像の統合と術中ナビゲーション 

7 心臓CTにおける心房脂肪評価と治療戦略 

CHAPTER 3 心筋炎・心筋症の診療に画像を活かす!

1 心筋炎とMRI [津田浩佑]

1 MRIによる心筋炎の診断基準 

2 MRIによる心筋性状評価 

3 MRIによる心筋炎の予後予測・リスク層別化 

4 症例提示 

5 心臓MRIの限界と注意点 

2 たこつぼ症候群とMRI [石井奈津子 森田佳明]  

1 たこつぼ症候群の定義と臨床的診断アプローチ 

2 たこつぼ症候群におけるCMR撮像プロトコル 

3 T2強調画像やT2 mappingを用いた心筋浮腫の評価

4 たこつぼ症候群における,Gd造影の役割 

5 たこつぼ症候群の予後評価とフォロー 

3 たこつぼ症候群とRI [西村祐希]

1 たこつぼ症候群の診断と鑑別 

2 たこつぼ症候群における核医学検査(RI)の有用性 

3 主要な鑑別診断 

4 たこつぼ症候群の経時的変化 

4 心アミロイドーシスとMRI [田巻庸道]

1 心アミロイドーシスの病型 

2 MRIを撮影するのはどのような状況か? 

3 心アミロイドーシスのMRI所見 

4 MRIの診断能力 

5 心アミロイドーシスの早期診断にMRIは有用か? 

6 MRIによる予後評価 

7 治療効果判定 

5 心アミロイドーシスとRI [岡田 厚 立石恵実] 

1 病型分類:AL,野生型ATTR,変異型ATTRが主要な3タイプ 

2 アミロイドーシスはRare diseaseではなくなった

3 心アミロイドーシスの診断 

4 陽性判定とピットフォール 

5 必要に応じて生検での検査も 

6 心アミロイドーシスに対する最新の疾患修飾療法 

6 肥大型心筋症とMRI・CT [中川頌子]

1 HCMの診断 

2 HCMと診断後に評価すべきこと 

7 肥大心の鑑別のリアル [中野宏己 小菅寿徳]  

1 肥大心の鑑別 

2 肥大心の鑑別の実際 

3 心臓MRIや核医学検査を用いた鑑別 

8 拡張型心筋症とMRI [入江勇旗]

1 診断の流れ 

2 DCMにおけるMRIの役割 

3 他のモダリティ 

9 拡張型心筋症とRI [福山 緑]  

1 心筋血流SPECT 

2 Dyssynchrony(心室内同期不全)の評価:心電図同期心筋血流SPECTと位相解析,CRTへの応用  

3 心筋交感神経イメージング 

4 心筋脂肪酸代謝イメージング 

10 不整脈原性右室心筋症とMRI [木村義隆]

1 Task Force基準(2010—TFC)におけるCMR

2 突然死のリスク層別化におけるCMR 

11 心臓サルコイドーシスとMRI [永野伸卓]

1 心臓サルコイドーシスの診断 

2 心臓サルコイドーシスの診療におけるMRIの有用性 

3 シネ画像 

4 遅延造影MRIを用いた病変の存在判定 

5 T2強調STIR画像 

6 予後予測としてのMRI 

7 実臨床における具体的な応用例 

12 心臓サルコイドーシスとPET・Gaシンチグラフィ [永井利幸]

1 核医学画像を用いた活動性炎症検出による診断精度 

2 活動性炎症評価による予後リスク層別 

3 活動性炎症評価による治療効果判定 

13 拡大心の鑑別のリアル [立石恵実]

1 「心拡大」の鑑別 

2 拡大心の定義 

3 機能的拡大と器質的拡大 

4 画像を用いた診断戦略 

5 拡大心の鑑別(疾患別アプローチ) 

6 デバイス植込み後の鑑別・リモデリング評価 

7 右室拡大と予後 

CHAPTER 4 弁膜症の診療に画像を活かす!

1 大動脈弁狭窄症とCT [縄田志保美 倉島真一]  

1 アクセスの選択 

2 大動脈弁複合体の評価 

3 各Valveの特徴 

2 TAVI術後のCT [菅根裕紀]

1 TAVI術後CTで評価できること 

2 TAVI弁留置後に心エコーで異常を認めた場合のCTの役割 

3 PCI after TAVI術前としてのCTの役割  

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書籍情報

  • ISBN:9784498136885
  • ページ数:258頁
  • 書籍発行日:2026年3月
  • 電子版発売日:2026年3月19日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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