間違いだらけの緩和薬選び Ver.5

  • ページ数 : 254頁
  • 書籍発行日 : 2026年3月
  • 電子版発売日 : 2026年3月19日
¥3,520(税込)
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商品情報

内容

選ばれ続ける緩和薬の実用書,待望の改訂版
緩和薬選びの常識を変えてきたロングセラー,待望の最新版がついに登場.第4版刊行から約5年ぶりとなる改訂では,新たにがん悪液質に関する情報を加え,臨床現場の課題に真正面から向き合いました.今回は原点に立ち返り,薬剤そのものの解説をさらに重視.豊富なエビデンスを丁寧に吟味し,忖度のない客観的視点で実践に直結する情報を提示します.一般病院・大学病院・在宅・ホスピスなどを経て,緩和ケア外来専門の診療所の運営者としての立場から,緩和薬を必要とする幅広い場面に役立つ情報をコンパクトかつシンプルにまとめた一冊です.

序文

第5版の序


皆さまからの継続的な温かい支持のおかげさまで,初版から11年で5版まで版を重ねさせて頂くこととなりました.ありがとうございます.緩和医療の世界に激震が走るほどのブレイクスルーは起きておりませんが,いくつかの薬剤が新たに使用可能となっています.逆にタペンタドールのように,使えなくなった薬もありました.

第5版においては,第3・4版で先駆的なアプローチとして開始した苦痛緩和とコストのテーマに賛否があったことを鑑みて,原点回帰で薬自体の解説を重視するよう改訂しました.そこに進歩著しい生成AIも複数活用しながら,特にエビデンス等の記載に関して,客観的な視点を付与するように心がけました.筆者も緩和ケア外来専門の診療所を8年運営し,在宅医としての活動も続けており,これまで「一般病院・大学病院・在宅療養支援診療所・ホスピス」での勤務歴があったところに,運営者としての視野も加わることになりました.本版にも,あらゆる診療形態で緩和ケア医として活動してきた経験が反映されると存じます.

本書は『間違いだらけの車選び』へのオマージュから名づけられた書籍です.『間違いだらけの車選び』においては,決してメーカーにおもねることなく,また「個人の意見」になることを厭わず,自身の感性に照らして判断したものを伝える書籍であったと感じております.

前版である4版とこの5版の間に起きたのがいわゆるコロナ禍でした.筆者はこの間,情報発信に努め数多くの経験を得ました.その中で痛感したこととして,年を重ねることで一部独善のような姿勢となってはいけないというものでした.新しいことを意欲的に摂取し,そしてエビデンスの点からも十分吟味する.その上で,曇りなき目で見て,効果を得られると思われるものはしっかり推薦する.そして,間違いだらけの緩和薬が間違いだらけとならないように,今回はそういう点でも厳しく律して改訂作業にあたりました.おかげさまで第5版となった本書においても,これまでの版と同様に,建前論は極力排し,また申告すべき利益相反がないという立場から,症状緩和に適している薬剤を紹介していきたいと存じます.皆さまが明日からより緩和の薬剤を理解して使用する一助となれば,この上ない喜びです.第5版,どうぞよろしくお願い申し上げます.


2026年1月

大津秀一

目次

はじめに 

使用上の注意 

緩和スペクトルの見方 

第5版の特徴 

序章 がんの患者さんの苦痛を取る時のポイント薬を適切に使用するための

(薬以外の)基礎知識

がん終末期予後判断指針

(筆者版) 

(1) ベタメタゾン,デキサメタゾン,プレドニゾロン

1 概略

処方例 

2 疼痛に対して

3 全身倦怠感に対して

4 食欲不振に対して

5 呼吸困難に対して

6 嘔気・嘔吐に対して

7 胸水・腹水に対して

8 腸閉塞

(下部消化管閉塞)に対して

9 下肢浮腫に対して

10 その他に対して

Column  最後に一口コラム,及び在宅にて 

説明例 

(2) ミダゾラム

1 概略

処方例 

2 疼痛に対して

3 全身倦怠感に対して

4 呼吸困難に対して

5 嘔気に対して

6 不眠に対して

7 せん妄に対して

8 その他

Column  最後に一口コラム,及び在宅にて 

説明例 

(3) 疼痛の治療法

■処方の前に…… 

1 侵害受容性疼痛の内臓痛

2 侵害受容性疼痛の体性痛

3 神経障害性疼痛

4 その他

(腸蠕動痛や筋肉の痛みなど)

A アセトアミノフェン

B NSAIDs

処方例 

C オピオイド

D モルヒネ

E オキシコドン

F フェンタニル

G ヒドロモルフォン

ピコスルファート液の使い方の1例 

オピオイド副作用対策処方例 

オピオイドレスキュー設定法 

■フェンタニル口腔粘膜吸収剤について 

■オピオイドの開始処方 

オピオイドの増量法 

オピオイド開始処方例 

1)持続痛がメインのパターン 

2)突出痛がメインのパターン 

骨転移痛の処方例 

【鎮痛補助薬のすべて】 

1 プレガバリン

2 デュロキセチン

3 ミルタザピン

処方例 

鎮痛補助薬の処方例 

神経障害性疼痛の処方例 

■痛みの分類 〜事例と画像で考える〜

(4) ブロマゼパム坐剤

ブロマゼパム坐剤の処方例 

説明例 

(5) 呼吸困難の治療法

1)モルヒネ 

2)ステロイド

(コルチコステロイド) 

3)マイナートランキライザー 

呼吸困難緩和の頓用薬 

呼吸困難緩和の定時薬 

説明例 

(6) フェノバルビタール◇(注射と坐剤)

ミダゾラム等で鎮静不良の場合に 

説明例 

【 精神症状の治療薬 】

(7) せん妄の治療薬

A クエチアピン

B ペロスピロン

C ハロペリドール

D ブロナンセリン貼付剤

せん妄緩和の定時薬 

(8) 不安の治療薬

◆ 抗不安薬

不安緩和の治療薬 

説明のポイント 

(9) 睡眠障害の治療薬

1)ダリドレキサント 

2)ボルノレキサント 

■薬剤選択の実際 

不眠の治療薬 

質問と説明のポイント 

(10) 抑うつの治療薬

抑うつの治療薬 

説明 

【 消化器症状の治療薬 】

(11) 消化管閉塞の治療薬

◆ オクトレオチド

消化管閉塞の治療薬 

説明 

(12) 腸蠕動痛の治療薬

◆ ブチルスコポラミン

Column  死が迫っている際のブチルスコポラミン皮下投与で死前喘鳴が有意に少ない 

ブチルスコポラミンの処方例 

説明 

(13) 嘔気・嘔吐の治療薬

嘔気・嘔吐の治療薬 

説明 

(14) 便秘の治療薬

下剤の処方例 

説明 

【 その他の身体症状の治療薬 】

(15) 高カルシウム血症の治療薬

高カルシウム血症の治療 

説明 

(16) 浮腫・腹水の治療薬

浮腫・腹水の治療 

説明 

(17) めまいの治療薬

めまいの治療薬 

説明 

(18) 口腔カンジダ症の治療薬

口腔カンジダ・食道カンジダの治療薬 

説明 

(19) 抗菌薬と皮下点滴

■皮下点滴をご存じですか? その歴史 

在宅での抗菌薬使用例 

説明 

(20) がん悪液質に

処方例 

(21)皮膚転移の悪臭に

説明 

おわりに 

索引 

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書籍情報

  • ISBN:9784498117327
  • ページ数:254頁
  • 書籍発行日:2026年3月
  • 電子版発売日:2026年3月19日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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