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- 心電図教えてノート -MACTで変わる!モニター管理の新常識- 改訂3版
商品情報
内容
心電図モニターへのリアルな疑問を解決するテキストとして好評を博してきた書籍がリニューアル!今回は近年関心が高まっている心電図モニターを安全に管理するための「モニターアラームコントロールチーム:(MACT)」を重点的に改訂.長年MACT活動に力を入れ,MACTへの関心が高い医療従事者が数多く見学に訪れるさいたま市民医療センターでのノウハウやディスカッションからの学びを余すことなく組み込みこんだ.波形や心電図モニターの解説もより充実させ,安全な心電図モニター管理の一助となる一冊となっている.
序文
改訂3版刊行にあたって
本書は2015年4月に初版が刊行されました。初版では、現場看護師の「リアルな質問」に対して、「リアルな波形」を用いた説明をコンセプトに、実臨床で実際に質問のあった波形をベースに、現場で働く看護師向けの内容で構成しておりました。その構成の一部に、当院で行っていた心電図モニターを安全に管理するための「モニターアラームコントロールチーム:Monitor Alarm Control Team(MACT)」の取り組みも紹介しました。
そこから5年が経過し、2020年の3月に改訂第2版が刊行されます。第2版では、MACTの活動についての解説を大幅に増やし、看護師だけでなく、これからMACT活動を始めようとする多職種の皆様の参考となるよう改訂を行いました。
それからさらに5年が経過した現在、これからMACTを始めようという病院や、実際にMACT活動に取り組む病院も増えてきました。医療機器や医療安全に関連した講習会や学術集会などでも、MACT関連のセッションが増えてきており、「安全な心電図モニター管理」の必要性が認知されてきたと感じています。
病院では、より質の高い医療を患者に提供するため、様々なチーム活動が行われています。栄養に関するチーム、薬に関するチーム、感染に関するチーム、呼吸管理に関するチーム等があり、条件を満たせば診療報酬の加算がつくものもあります。これは、そのチーム活動により患者が受ける医療の質が向上し、安全な療養環境の構築につながることが認められているからです。一方で、現在のところMACT活動に関しての加算は認められていません。MACT活動自体は徐々に広がりを見せていますが、まだまだ本邦における実績は少なく、多くの病院が手探りで活動を行っているのが現状だと思います。
当院では2012年の4月に医療安全委員会のワーキンググループ(WG)としてMACTの前身の活動をスタートさせ、同年12月に正式にMACTとして独立したチームでの活動を開始しました。WGとしての活動開始から数えると、およそ13年間の活動を行ってきた中で、心電図モニター管理における多くの問題と向き合い、解決に向けて取り組みを行ってきました。当院のMACT活動を参考として、活動を開始したいという病院も増えてきて、多くのMACT見学者を受け入れてきました。見学にいらっしゃった病院の皆様と、心電図モニター管理における課題やあるべき姿についての意見交換を重ねる中で、私たち自身が学ぶことが非常に多くありました。その学びと経験を踏まえて思うことは、他の諸チーム活動と同様に、MACT活動は確実に安全な療養環境の構築につながる活動であり、必要な活動だということです。MACT活動の必要性が認知され、多くの病院がMACT活動を行い、正しい心電図モニター管理の文化が根付いていくことで、いずれは診療報酬の加算もつくようになるとも考えています。
本書では、これまで私たちがMACT活動の中で積み重ねてきたノウハウや、当院のMACT活動を見学に来られた多くの病院の皆様とのディスカッションからの学びを余すことなく組み込み、第2版からさらにMACTに関する内容を充実させています。構成も変更し、前半でMACTの解説、後半を心電図モニター及び波形の解説としております。「MACTって聞いたことあるけど何?」「MACT気になる」「何から取り組めばいい?」と思っている皆様が「なるほど!」「やってみよう!」と思える内容となっています。本書が、より安全な心電図モニター管理の一助となることを願っています。
2025年9月
さいたま市民医療センター
看護部師長
冨田晴樹
臨床工学科科長
富永あや子
目次
1 MACT(モニターアラームコントロールチーム)
Section 1.病院で取り組む心電図モニター管理の現状
Section 2.モニターアラームコントロールチーム(MACT)による心電図モニター問題への取り組み
Section 3.テクニカルアラームについて
Section 4.当院でのアラーム削減に向けた取り組み
Section 5.いろいろあるモニター誘導法
Section 6.当院モニターアラームコントロールチーム(MACT)の成果
Section 7.誘導変更、アラーム値設定のtips
コラム 日本の医療従事者が罹患している「モニター依存症」
2 総論
Section 1.心電図モニターにできること
Section 2.心電図モニターの基本波形
Section 3.心拍数の数え方
Section 4.刺激伝導系
Section 5.トレンドグラフの活用
3 診断
はじめに 不整脈フローチャート
1.心停止(cardiac arrest)
コラム 除細動器
コラム 心停止を発見したら
1-1.心室頻拍(VT)
1-2.心室細動(VF)
1-3.心静止(asystole)
1-4.無脈性電気活動(PEA)
2.洞調律(サイナスリズム)
3.洞性頻脈
コラム 報告はSBARで!!!
4.心室期外収縮(PVC)
5.心房期外収縮(PAC)
6.非伝導性心房期外収縮(blocked PAC)
7.心室内変行伝導
コラム 考える前にホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)!
8.多源性心房頻拍(MAT)
9.心房細動(AF)
10.心房粗動(AFL)
11.発作性上室頻拍(PSVT)
12.洞不全症候群(SSS)
12-1.洞性徐脈
12-2.洞停止
12-3.徐脈頻脈症候群
13.房室ブロック
13-1.I度房室ブロック
13-2.II度房室ブロック
13-3.III度房室ブロック(完全房室ブロック【complete AVB】)
14.脚ブロック
15.促進性心室固有調律(AIVR)
16.補充収縮
17.ペースメーカー
コラム 実際には単独で使用されないAAI
17-1.AAIモードでの正常波形
17-2.VVIモードでの正常波形
17-3.DDDモードでの正常波形
17-4.ペーシング不全(pacing failure)
17-5.アンダーセンシング
17-6.オーバーセンシング
18.ノイズ
19.受信障害、電波障害
コラム ディスポ電極の取り扱い
20.ローボルテージ波形(低振幅波形)
さくいん
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書籍情報
- ISBN:9784498176027
- ページ数:130頁
- 書籍発行日:2026年3月
- 電子版発売日:2026年3月19日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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