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- 医療者のためのGemini×Google Workspace最強フレームワーク DXで仕事もプライベートも充実させる!
商品情報
内容
「生成AIは敷居が高い」と感じる初心者,仕事にうまくAIを活かせない,あるいは指示を考えるのに疲れてしまったAI疲れの中級者も必読.紹介状の返信,当直表づくり,理不尽なクレーム対応から論文執筆まで,面倒な仕事を生成AI「Gemini」とGmailやGoogleカレンダーを集約したグループウェア「Google Workspace」を組み合わせることで大胆に効率化します.仕事から家族旅行の計画まで,任せられるものは全てAIに任せて,今日はいつもより早く家に帰りましょう.
序文
はじめに
これは「AIの解説書」ではない
パシフィコ横浜で山下達郎のライブを浴びた翌日、私は新宿御苑の中華料理店「南方急行」にいた。担当編集者とランチがてらの打ち合わせだ。山の民のレモン鶏の酸味と、海苔と豚肉炒めの旨味を楽しみ、名物の発酵トマトと牛肉のスープがサーブされたあたりで、彼は唐突にこう切り出した。「長澤先生、AIでなんか一冊書いてくださいよ」
私はスプーンを止めた。正直に言えば、食傷気味だった。書店に行けば「生成AIで業務効率化」といった本が山のように積まれ、SNSを開けば「AIを使わない者は時代遅れだ」と煽るインフルエンサーの声が響いている。ネットには神プロンプトなる怪しげな呪文が並ぶ。
そんなAIバブルの狂騒に、いまさら私が加担する意味があるのか?
しかし、医師としての私の現実は、そんな綺麗なバズワードとは無縁の場所にある。増え続ける書類、複雑化するガイドライン、終わらない当直、そして一向に減らない事務作業。私は決してAI職人ではない。気の利いたプロンプトを書いて悦に入る趣味もない。だが、可処分時間(Disposable Time)を捻出するために、使えるものは親の遺言とAI以外すべて使ってきた(幸い親は元気なので、立っている親は使わせてもらっているが)。
自分のデスク周りを見渡せば、Google Geminiを中心に、Microsoft Copilot、Notta、Perplexity、そして愛憎入り混じるEvernote……。彼らは確かに、私の臨床と研究を支えるチームになっていた。
特に、この打ち合わせの数日前にリリースされたGoogle Gemini 3.0の衝撃は決定打だった。2025年後半、Alphabet社の株価を大きく押し上げたあのインパクトは、もはや便利なツールの域を超え、新しい知性の出現を予感させるものだった。「……まあ、こんな感じの『泥臭い使い方』なら、書けそうだよ」数日後、そう返信すると、あっという間に企画が通ってしまった。
本書を書き進めるうちに気づいたことがある。当初はAI活用術を書くつもりだった。しかし、出来上がったものは、DX(デジタルトランスフォーメーション)による医師の生存戦略書になっていた。
その本質は、医師が本来やるべき仕事(診療・研究・休息)に集中するための時間を、デジタルという暴力的なまでのパワーで強奪し返すことである。本書に記した具体的なノウハウは、あるいは一部の志の高い医師にしか刺さらないかもしれない。だが、それでよい。重要なのはどのAIを使うかではない。「なぜ、そこにAIを使ったのか?」という思考のプロセス(Why)だ。
そこさえ咀嚼していただければ、ツールがGeminiから次の何かに変わったとしても、あなたの時間は守られ続けるはずだ。これは、AI礼賛本ではない。忙殺される現代の医師が、人間らしさと知性を取り戻すための、ささやかなレジスタンス(抵抗)の記録である。
2026年 春
新宿御苑の木漏れ日を思い出しながら
長澤 将
目次
はじめに これは「AIの解説書」ではない
序章 たった60点のたたき台が、あなたの働き方を変える
1 AI疲れの正体と2026年の現在地 ~「ウィル・スミスのパスタ」を見て笑っていた、あの頃の私たちへ~
2 なぜ、ハイパフォーマーほどAIに失望するのか? ~「1000→600の法則」の正体~
1章 GeminiのOverview プラン・仕組み・指示の基本原則
1 医師のための「松・竹・梅」プラン選択術
2 生成AIの正体は「確率論的オウム」である
3 プロンプトは「AIへの指示書」ではない、「思考の言語化」である
4 AIに入力してはいけない情報と根拠となる法令 ~セキュリティ・コンプライアンス編~
2章 書類・メール・カレンダー デスクワークの全自動化マニュアル
1 時短術 ~Geminiを「有能な医療秘書」にする~
2 面倒な書類作成を60点まで自動化する ~難解な行政・院内文書の「3行要約」術~
3 NotebookLMでガイドラインをハックする ~自分専用の嘘をつかない検索エンジンを作る~
4 Googleカレンダーで可処分時間を強制確保する ~AIを冷徹なタイムマネージャーにする~
5 「タイパ」の罠と、AIに食わせてはいけないもの ~「60点の人間」にならないために~
3章 論文執筆のAI革命 AIを「攻め」と「守り」の両翼に
1 Paperpile×Gemini:論文のサイドパネルで対話する ~PDFとチャットする、研究者の新しい日常~
2 英語論文の査読をAIに依頼する ~Geminiを鬼の査読者に変える魔法の呪文~
3 関連論文を芋づる式に釣る ~キーワード検索という竹竿を捨て、ネットワークで網を張れ~
4 鉄壁のファクトチェック ~対・アカデミック警察用の防御策~
4章 プロの実験場 +αの「沼」へようこそ
1 プロ仕様の実験場Google AI Studioを使い倒す ~優等生ブロックを突破し、素のGeminiを操る~
2 100万トークンの極限活用 ~論文100本ノックで総説を書く~
3 執筆のAI Studio、学習のNotebookLM ~使い分けの決定版~
4 スプレッドシートを賢くする ~Gemini関数と自動化の美学~
5章 Geminiだけでは足りない人のために 医師の総合AI戦略
1 忖度なしのAI比較論:Geminiを捨てる勇気が、あなたを救う ~「三股」こそが、プロフェッショナルの嗜みだ~
2 Notta×Geminiで議事録を完全制圧する ~音のゴミを黄金の資産に変える、最速のワークフロー~
3 Perplexity/Consensusで検索の質を極限まで上げる ~エビデンスの番人を味方につけ、情報の解像度を高める~
4 AIとのシャドーボクシング勉強法(習慣化) ~論理の壁を叩き、医師としての戦闘力を研ぎ澄ませ~
6章 シフト・出張・経費・SNS 「仕事以外」もAIでハックせよ
1 「当番表作成」という名のパズルゲームを終わらせる ~複雑な多変数方程式は、AIという計算資源に丸投げせよ~
2 学会出張を極上の旅に変えるロジスティクス ~Google Maps連携で、見知らぬ土地をホームに変える~
3 面倒な人間関係調整と挨拶文の自動生成 ~感情というコストをAIに外注し、精神的自由を勝ち取る~
4 即レスの呪縛を解く:Google Workspace Studioと変数の魔術 ~自分が寝ている間に、AIに一次対応を済ませる仕組み~
5 デスク環境を制圧せよ:Loupedeckアイコン生成プロンプト ~画像を探す時間はゼロ。AIにアイコン生成アプリを作らせる~
6 確定申告・経費精算の領収書地獄を画像認識で突破せよ ~スマホの「目」を使い、入力作業という苦行を過去のものにする~
7 AIは執筆アシスタントではない。敏腕マーケターとして雇え ~Xをつぶやきから生存戦略の武器に変える技術~
8 次世代のAIエージェント「Antigravity」による校正・執筆の自動化
あとがき これはAIの本ではない。DXの本である
巻末付録 コピペで即・処方! Dr.長澤式・厳選プロンプト集
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書籍情報
- ISBN:9784498148826
- ページ数:166頁
- 書籍発行日:2026年4月
- 電子版発売日:2026年4月14日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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