インスリン療法マニュアル 第6版

  • ページ数 : 260頁
  • 書籍発行日 : 2026年4月
  • 電子版発売日 : 2026年4月21日
¥3,740(税込)
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商品情報

内容

待望の第6版!構成刷新でさらに使いやすくなったインスリン療法のポケットマニュアル決定版!

インスリン製剤の特徴や使用法の実際をコンパクトにまとめたマニュアルとして,医師をはじめ多くの医療関係者に愛読されてきた好評マニュアルの第6版.今回,さらに分かりやすく使い勝手がよくなるように章の構成を大きく見直した.各インスリン製剤の特徴や様々なケースでのインスリン療法など,前版からの丁寧な解説はそのままに,週1回インスリン製剤の特徴や使用法,GLP-1受容体作動薬・GIP/GLP-1受容体作動薬の位置づけと使い方,AID療法など,最新の臨床情報と考え方についてもアップデート!インスリン療法の心強いパートナーとなる,常に手元に置いておきたい1冊.

序文

序文
第6版編集にあたって


本書「インスリン療法マニュアル」は平成4年に初版が発行された.以来,インスリン製剤の特徴や使用法の実際をコンパクトにまとめたマニュアルとして,医師をはじめ多くの医療関係者に愛読されてきた.インスリン療法に特化して,その時代ごとの最新の臨床情報と考え方を,30年以上の長きにわたってまとめた書籍はほとんどないと思われ,著者・編者としてその歴史を繋ぐ責任の重さを感じている.

第5版が発行された令和元年から約7年の時が経ち,その間にインスリン療法に関する環境にも様々な変化があった.また,第5版をお読みいただいた方からのご意見やご感想も多くいただいた.これらを受け,また国内外の学会より出されているガイドラインやコンセンサスステートメントなどを反映させ,第6版では内容の大幅な見直しをおこなった.なかでも,次の点については,大きな加筆をおこなった.すなわち,①専門医への紹介基準(第1章C)や災害時のインスリン療法(第7章I),病院内におけるインスリン療法(第8章)などは,新たな章として整理した.②最近使用可能になった週1回インスリン製剤の特徴や使用法についてまとめた(第3章A,B).③ 2型糖尿病の注射療法を考えるうえで近年避けて通れなくなっているGLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1受容体作動薬の位置づけと使用法について,解説を充実させた(第10章).④持続グルコースモニター(CGM)や,持続皮下インスリン注入療法(CSII)にCGMデータが連動するAID(automated insulin delivery)療法など,大きな進歩がみられる関連機器についても情報をアップデートした(第2章C,第6章).一方で,文字数が多くなりすぎず,図を見てインスリン療法の実際が直観的に理解できるという第5版までの本書の特徴はできるだけ残すように心掛けた.

このような点からも「インスリン療法マニュアル第6版」は,第5版までと同様に,最新かつ適切なインスリン療法の情報を,多くの医師,医療従事者の方々にお届けできるマニュアルになったと確信している.

本書は,藤坂志帆先生をリーダーとする富山大学医学部第一内科糖尿病グループの現役メンバーおよびOB・OGに執筆をお願いした.小林 正教授,戸邉一之教授より教えていただいた糖尿病臨床の魅力も盛り込まれていると思っている.最後に,大変な編集作業に最後までご尽力いただいた,文光堂の藤木仁真子氏,佐藤真二氏に深く感謝申し上げる.


令和8年1月

獨協医科大学内科学(内分泌代謝)教授 薄井 勲

目次

第1章 インスリン療法の適応と管理基準

A インスリン療法の適応

1 インスリン療法の絶対的適応

2 インスリン療法の相対的適応

B インスリン療法の管理基準

1 インスリン療法とその目標

2 血糖マネジメントの目標基準

C 専門医への紹介基準

1 高血糖緊急症:・糖尿病性ケトアシドーシス,高浸透圧高血糖状態

2 重症低血糖

3 インスリンの導入と血糖マネジメント目標が達成できない場合

4 特殊な状況におけるインスリン療法

第2章 インスリン治療に必要な検査

A 一般検査

1 血 糖

2 ヘモグロビンA1c(HbA1c)

3 膵島関連自己抗体

4 血中,尿中ケトン体

5 Cペプチド(CPR)

6 Cペプチドインデックス(CPI)

B 血糖自己測定(SMBG)

1 簡易血糖測定器と採血器(ランセット)

2 測定の方法,手順,注意事項

3 基本的な測定のタイミング

4 追加測定の必要なタイミング

5 測定値の評価と使い方

C 持続グルコースモニター(CGM)

1 CGMの種類と機能

2 CGMの適応患者と使用上の注意点

3 CGMの結果の評価方法―AGP・レポートの読み方

第3章 インスリン製剤と関連物品

A インスリン製剤の種類

B インスリン製剤の作用時間による分類

1 超速効型インスリンと速効型インスリン

2 持効型溶解インスリン(週1・回注射を含む)と中間型インスリン

3 配合溶解インスリンと二相性/・混合型インスリン

4 持効型溶解インスリン・GLP-1・受容体作動薬配合製剤

C インスリン製剤の剤型と投与方法

D 付属品

1 インスリンペン型注入器用の注射針

2 インスリン専用シリンジ

第4章 インスリン療法の導入と患者指導

A インスリン療法の導入法

1 入院導入か外来導入か

2 理想的な自己管理

3 チーム医療

B 導入時のインスリンの種類

C インスリン注射の手順

1 インスリン注射の原則と事前の説明内容

2 注射部位

3 皮下からの吸収に影響を与える因子

4 インスリン注射の実際

D インスリン注射の管理・廃棄方法

E 血糖値の測定・評価方法:SMBG,CGM ほか

F 低血糖への対応:予防法,発症時の対応

G シックデイルール

H その他,注意点

第5章 インスリン注射の選択と投与方法

A 2 型糖尿病などに対するインスリン療法

 ―基礎インスリン1 日1 回注射からの治療強化―

1 2 型糖尿病など非インスリン依存状態のインスリン注射の適応と注意点

2 基礎インスリン注射1 日1 回からの導入法

3 基礎インスリン注射の用量調整

4 基礎インスリン注射に追加インスリンを加える治療強化

5 基礎インスリン注射にGLP-1RA かGIP/GLP-1RA を加える治療強化

6 責任インスリン法を用いた,インスリン投与量の調節

7 食前追加インスリン注射による導入法

8 スライディングスケールを用いた血糖管理

B 強化インスリン療法

1 強化インスリン療法の目標

2 強化インスリン療法の適応

3 強化インスリン療法の導入

4 強化インスリン療法のインスリン投与量の調節

第6章 持続皮下インスリン注入療法(CSII)

A CSII の有用性と適応

1 持続皮下インスリン注入療法(CSII)とは

2 CSII の有用性

3 CSII の適応

4 CSII 導入の条件

5 CSII の導入法

6 SAP/AID 療法

7 カーボカウント

B 主要製品と主な特徴

1 ミニメド780 G(日本メドトロニック社)

2 メディセーフウィズ(スマート)(テルモ社)

3 トップ シリンジポンプTOP-8200,TOP-8200R(トップ社)

C 一般的な使用方法

1 CSII での血糖管理目標

2 使用するインスリン

3 導入時の基礎インスリン注入量の決定法

4 ポンプのプログラム時間

5 食前追加注入量の設定

6 追加注入のタイミング

7 その他

D 注意すべき有害事象と解決方法

1 ポンプ・チューブ・針のシステム不良,操作ミスなどによるトラブル

2 高血糖,ケトーシス,ケトアシドーシス

3 皮膚や皮下のトラブル

4 低血糖

第7章 さまざまな状況におけるインスリン療法

A 糖尿病合併症を有する患者とインスリン療法

1 糖尿病網膜症

2 糖尿病性腎症

3 糖尿病性神経障害

4 大血管合併症

5 心不全

B 肝硬変とインスリン療法

C ステロイド使用糖尿病のインスリン療法

1 ステロイド(グルココルチコイド)と糖代謝の留意点

2 ステロイド内服投与時

3 ステロイドパルス療法時

D 妊娠時のインスリン療法

1 糖尿病合併妊娠における問題点と妊娠前管理(プレコンセプションケア)・計画妊娠の重要性

2 妊娠糖尿病と妊娠中の明らかな糖尿病

3 妊娠中の管理

4 分娩時の血糖管理

5 分娩後の管理

E 小児糖尿病のインスリン療法

1 小児糖尿病の特徴

2 1型糖尿病

3 2型糖尿病

F 高齢者糖尿病のインスリン療法

1 高齢者糖尿病の特徴

2 自己注射が困難な場合のインスリン療法

G 不安定型糖尿病(1 型糖尿病)のインスリン療法

1 原 因

2 対 策

3 血糖マネジメントの目標

H シックデイのインスリン療法

1 シックデイとは

2 シックデイルール

3 シックデイのインスリン注射調整

4 シックデイの経口薬の調整

5 シックデイで入院加療の適応

I 災害時のインスリン療法

1 災害時のインスリン治療の目標

2 平時の準備

3 災害時のインスリン療法(亜急性期を中心に)

J 海外旅行時のインスリン療法

1 海外旅行のための準備・持ち物・注意点

2 海外旅行時のインスリン注射方法

第8章 病院内におけるインスリン療法─インスリンの静脈内投与─

A インスリンの静脈内投与

1 インスリン静脈内投与の適応

2 静脈内投与に用いるインスリンの種類と投与方法

3 輸液へのインスリンの混注

4 シリンジポンプによるインスリン持続静注

5 インスリンの輸液セットへの吸着

B 糖尿病性昏睡

1 糖尿病に関連して意識障害,昏睡をきたす病態

2 糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)と高浸透圧高血糖状態(HHS)

3 低血糖症

4 乳酸アシドーシス

C 周術期およびICUでのインスリン治療

1 周術期およびICUでの血糖マネジメントの意義

2 術前血糖マネジメント

3 術中管理

4 術後およびICUでの血糖マネジメント

第9章 低血糖とインスリンの副作用

A 低血糖

1 良好な血糖マネジメントとは

2 低血糖の定義および原因

3 低血糖時の症状

4 低血糖の診断

5 検 査

6 治 療

7 低血糖の予防 

B インスリンの副作用

1 インスリン注射部位における皮膚症状

2 抗インスリン抗体の出現に伴う異常

3 全身性副作用

4 インスリン浮腫・治療後有痛性神経障害糖尿病網膜症の悪化など

第10章 GLP-1 受容体作動薬,GIP/GLP-1 受容体作動薬

A GLP-1 受容体作動薬,GIP/GLP-1 受容体作動薬の特徴と使用法

1 特 徴

2 適応症

3 使い方の実際

4 副作用と対策

付 録

付録1 糖尿病関連の臨床検査基準値など

付録2 インスリン・GLP-1・製剤に関連した在宅自己注射の保険システム

付録3 ・富山大学第一内科のCSII・初期設定用チェックリスト

付録4 ・インスリン療法関連の主要インターネットサイト

付録5 代表的な血糖自己測定器一覧

付録6 持続グルコースモニター(CGM)の特徴一覧

◆インスリン製剤一覧表

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書籍情報

  • ISBN:9784830662034
  • ページ数:260頁
  • 書籍発行日:2026年4月
  • 電子版発売日:2026年4月21日
  • 判:B6変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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