- m3.com 電子書籍
- 医学のあゆみ297巻4号 デザイナー細胞の実用化と未来
商品情報
内容
・社会実装の実現のためには,標的特異性,オフターゲット,免疫学的リスク,長期安全性,品質管理,スケールアップ,規制・倫理という実装上の課題を解決し,臨床で使用できるようにしていかなければならない.
・本特集では,細胞デザインを可能にする基盤技術から,臓器,免疫,in vivo治療へ展開する応用まで,実用化に向けて行われている研究をそれぞれの分野のエキスパートたちが解説する.
序文
はじめに
近年,ゲノム編集,合成生物学,核酸・ウイルスベクター工学,iPS細胞(induced pluripotentstem cells;人工多能性幹細胞)技術の急速な進歩により,遺伝子治療,細胞治療,再生医療は“研究室の概念”から“診療で使う選択肢”へと移行しつつあります.とりわけ,細胞を部品化し,回路として設計し,狙った環境でのみ機能させる“デザイナー細胞”は,治療の有効性を高めるだけでなく,安全性,製造性,標準化という実装上の課題を同時に解く鍵として注目されています.疾患微小環境を読み取り,必要なときに必要な作用だけを出す“条件付き治療”は,個別化医療の新たなフェーズを切り拓くでしょう.
本特集「デザイナー細胞の実用化と未来」では,細胞デザインを可能にする基盤技術から,臓器,免疫,in vivo治療へ展開する応用までを俯瞰します.阿部一樹先生,大野博久先生,齊藤博英先生にはmiRNA(messenger RNA)回路による細胞状態の判別と制御,小林大晃先生,宇野愛海先生,香月康宏先生にはヒト人工染色体による大容量・多遺伝子搭載プラットフォーム,三鴨晃矢先生,吉見一人先生,真下知士先生には細胞デザインを支えるゲノム編集ツールの最前線を解説いただきます.さらに,井上雄翔先生,堀田秋津先生にはin vivo細胞デザインを実装するナノパーティクル技術の考え方を提示していただきます.臨床応用の最前線として,籠谷勇紀先生にはがん免疫治療用T細胞の設計原理と課題,大森司先生にはAAVベクターによるin vivo治療デザインの実際を論じていただき,王博先生と私(金子新)はユニバーサルiPS細胞の設計思想と実用化への道筋をまとめます.
“作れる”だけでは臨床には届きません.標的特異性,オフターゲット,免疫学的リスク,長期安全性,品質管理,スケールアップ,規制・倫理―これらを設計に織り込み,社会実装へつなぐ視点が不可欠です.本特集が,読者の皆さまにデザイナー細胞医療の現在地と近未来像を具体的に描く手掛かりとなり,新たな研究・開発・臨床応用の議論を促すことを期待します.
金子 新
京都大学iPS細胞研究所
目次
特集 デザイナー細胞の実用化と未来
はじめに
金子 新
miRNA回路を活用した細胞デザイン
阿部一樹・他
ヒト人工染色体が拓く高機能な次世代型デザイン細胞の創出
小林大晃・他
細胞デザインを可能にする多様なゲノム編集ツール
三鴨晃矢・他
生体内遺伝子改変を可能とする送達技術の展望
井上雄翔・堀田秋津
がん免疫治療用T細胞をデザインする
籠谷勇紀
AAVベクターによるin vivo治療デザイン
大森 司
ユニバーサルiPS細胞をデザインする
王 博・金子 新
TOPICS
臨床検査医学
微生物検査の技術革新による医療への貢献
飯沼由嗣
社会医学
野口英世アフリカ賞を通じた医学研究・医療活動への貢献
國井 修
連載
医療における生成AIとDX15(最終回)
医師とAIがともに働く日常へ ─「 拡張」としてのAI
五十嵐北斗
医療にいかす行動経済学12
医師の働き方改革への行動経済学の応用
堀 謙輔
FORUM
人間社会の未来 ─ 専門家が予見する人類の行方19
パレスチナ・ガザ地区で起こっている医療・生活・環境破壊の実態─ 戦場ガザでの医療者の立ち位置と私たちの関わり
猫塚義夫
病院建築への誘い ─ 医療者と病院建築のかかわりを考える
特別編―マドリードにおける病院建築の転用
亀谷佳保里
書評
『早発卵巣不全 病因論と治療の最前線』
緒方 勤
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
- 全文・
串刺検索 - 目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
- PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
- 南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:30.7MB以上(インストール時:64.6MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:122.9MB以上
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:30.7MB以上(インストール時:64.6MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:122.9MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784006029704
- ページ数:70頁
- 書籍発行日:2026年4月
- 電子版発売日:2026年4月21日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。


