Dr.浅岡の本当にわかる漢方薬 新装版

  • ページ数 : 197頁
  • 書籍発行日 : 2026年4月
  • 電子版発売日 : 2026年4月23日
¥4,400(税込)
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商品情報

内容

漢方の講演で人気を博した著者による明快な解説が大好評の定番書
「風邪に葛根湯,インフルエンザに麻黄湯」と暗記しても漢方は使いこなせない!漢方の講演で人気を博した著者が,日常診療での漢方の正しい活用法を明快に伝授する定番入門書.首尾一貫した切れ味抜群の解説は必読!

序文

はじめに


現代医学が日進月歩の勢いで進歩するなか,医療の現場や巷では相変わらず漢方薬を用いた治療に期待が寄せられます.医療関係者は,次々に押し寄せる新しい情報に対応しつつ,漢方薬を用いた治療に対しても知識を要求されようとしています.このような状況下,漢方薬にまつわる情報も多く発信されています.結果として,目の前の病態に対してどのような漢方薬を使えばよいのかに関心を終始させることになりがちですが,それを繰り返しても本当の理解は望めません.

本書は西洋医学を学び,医師,薬剤師として活躍されていらっしゃる方々を主な対象としています.漢方薬がどのような特徴をもつ薬剤であり,その適応をどう理解すればよいのか.まずはその点の解説から始めています.なぜなら,その知識が最終的な理解に不可欠であると考えるからです.漢方薬に限らず,薬剤というものを理解するためにはそれなりの順番というものがあります.漢方薬も同様,正確な理解を得るため,できれば冒頭から読み進んでいただければと思います.

漢方薬は古代から受け継がれた薬剤です.もちろん,西洋医学の考え方に沿ったものではありません.したがって,その正確な理解は西洋医学の観点から得られるものではありません.現代医療が西洋医学を中心に行われているからといって,漢方薬も西洋医学の方法論で理解できるということにはなりません.現代医療において漢方薬は不要なものでもなければ,すべての病態に応用できる薬剤でもありません.漢方薬に治せるものは漢方薬が治せるものに限りますが,そのことを曖昧にではなく,正確に知っていただくことが本書の主旨です.

本書では日常診療においてできるだけ漢方薬を活用しやすいように,また生薬に親しみをもっていただきたいとの考えから以下のコーナーを設けてあります.


・症例へのアプローチ:本書では一部を除き薬価基準に収載されている漢方処方を紹介していますが,それぞれの適応をご理解いただくためにこのコーナーを設けてあります.処方に対する先入観を排除するため,あえて個別症例の提示は行っていません.各医療現場で適応者を判断していただきたいため,適応の考え方を中心に解説したつもりです.

・臨床のヒント:東洋医学で用いられる用語の意味,臨床で役立てるための考え方,生薬を理解するうえでのポイントなどを解説しました.

・常套的組み合わせ:漢方薬に配合される生薬には,常套的に行われる組み合わせというものが存在します.これを記憶しておくことは,多くの処方でその目的を理解する助けになるため紹介しました.

・生薬よもやま話:生薬にまつわるミニ知識を,簡単に記載しています.生薬を身近なものとして感じていただければと思います.

・コラム:漢方薬に対する情報が多く発信されるなか,拡大解釈が生じないようにという目的で記載してあります.


2026年3月

浅岡俊之

目次

第1章 漢方薬を理解するための基本事項

1 漢方薬の起源から現在まで

2 漢方薬の構造

3 漢方薬の多様性と理解の仕方

4 生薬の理解の仕方

第2章 東洋医学の尺度

1 診断

2 治療

3 東洋医学に特有の概念

第3章 診療の手順

1 診察

2 診察と薬剤との関係

第4章 主要な生薬と処方

1 甘草

2 桂枝

3 麻黄

4 附子

5 細辛

6 茯苓,蒼朮(白朮),沢瀉,猪苓

7 半夏

8 柴胡

9 黄連と黄芩

10 人参

11 桃仁と牡丹皮

12 当帰と川芎

13 地黄

14 大黄と芒硝

15 石膏

第5章 グループをなす処方群

1 建中湯類

2 補気剤

3 補血剤

4 補腎剤

付録

付録1 薬価基準収載処方一覧(本編掲載分を除く)

付録2 主な生薬の薬性と守備範囲

症例へのアプローチ

臨床のヒント

常套的組み合わせ

生薬よもやま話

Column

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書籍情報

  • ISBN:9784758124515
  • ページ数:197頁
  • 書籍発行日:2026年4月
  • 電子版発売日:2026年4月23日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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