UBE ステップバイステップ実践オールガイド

  • ページ数 : 246頁
  • 書籍発行日 : 2026年4月
  • 電子版発売日 : 2026年5月1日
¥19,800(税込)
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商品情報

内容

UBEの基本から実践までこの1冊で! 実践オールガイド、誕生!

脊椎内視鏡手術UBE(Unilateral Biportal Endoscopy)の基本から臨床の核心までを網羅した、本邦初の実践ガイドです。UBEは世界的に普及が進む一方、標準化や教育環境はいまだ途上にあり、日本の臨床現場には韓国などとは異なる独自の手技工夫もあります。本書では基礎理論、必須機器、術式の流れ、術中のピットフォール、トラブルシューティングまでを、豊富な図表・写真・動画で徹底解説します。オープン、MED、FESSそれぞれからスタートした専門医の工夫を惜しみなく収載し、安全な導入から次のレベルへ進むための実践知まで提供する、導入から熟練者まで必携の一冊です。

序文

序文


はじめに、本書の完成までに携わってくださったすべての方々に、心より感謝を申し上げます。

聖隷浜松病院におけるUBEの歴史は2019 年に始まりました。編者である佐々木寛二先生に誘われるがまま韓国へ手術見学に赴き、Ju Eun Kim先生とDae Jung Choi先生から安全な導入のための核心的な知識を授かりました。一目で理解できるその手技のすばらしさに感銘を受け、「日本ですぐに実践したい」と高揚したあの日の記憶はいまでも鮮明に焼きついています。

帰国後、実際にUBEを開始すると、その有用性を深く実感することとなりました。10 例目ほどの腰椎椎間板ヘルニア摘出手術中、直接介助スタッフが「この手術なら自分も受けたいです」と言ってくれたのです。現場を熟知するスタッフからのこの一言が、私に「UBEは日本で広く普及すべきものである」という確信を与えてくれました。

しかし、普及への道は平坦ではありませんでした。2019 年秋、初めて公に発表する機会を得た際、私はUBEが日本の保険診療下で普及していくうえでの大きな障壁を知ることとなります。自らの知識不足を恥じると同時に、日本でのUBEの未来を自分たちが潰してしまうかもしれないという強い危機感を覚えました。いま振り返れば、あの日から私はこの手術と真摯に向き合い続ける決意を固めたのだと感じます。

その後のコロナ禍では、海外の報告を精読し、自らの経験と照らし合わせながら、安全実施のための知識を蓄積してまいりました。コロナ禍の終息と時を同じくして、UBE用ランバースコープが国内承認を得て脚光を浴びることとなりましたが、そこからもまた、安全な普及のための基準づくりや教育体制の構築といった多くの課題に直面しました。一方で手術見学、座学、そしてキャダバーセミナーの準備を通じ、医学教育のあるべき姿を深く学ぶ機会にも恵まれました。

UBEを国内に導入し、普及させていく道のりは困難の連続でしたが、それらを一つひとつ乗り越えていくなかで、聖隷浜松病院のチームは国内外の多くの先生方とつながることができました。そのつながりが大きな輪となって広がっていくことは、私たちにとってなによりの喜びです。UBEは、組織や国境の垣根を越えて医師たちがつながり、知識を惜しみなく共有することで、初めて「安全な医療」として結実します。本書は、まさにこの「つながり」が生んだ軌跡そのものです。

本書は、おそらく日本語でまとめられた最初の本格的なUBEの教科書です。これからUBEを始める先生方にとっての「最初の一歩」として助けとなると信じています。


Welcome to UBE.


2026年 立春の頃

執筆者を代表して 吉水隆貴
(聖隷浜松病院 整形外科)

目次

編者の言葉

序文

第Ⅰ章 UBEの歴史と国内導入

Ⅰ-1 UBEの歴史

Ⅰ-2 UBE日本への導入

第Ⅱ章 UBEの特徴 総論

Ⅱ-1 灌流下手術の特徴と注意点

Ⅱ-2 UBEのアプローチの概要

Ⅱ-3 内視鏡の取り扱いと視野のつくり方

Ⅱ-4 ポータルのつくり方とワーキングスペースのつくり方

Ⅱ-5 骨切除

Ⅱ-6 黄色靱帯の切除

第Ⅲ章 術前準備と基本手技の流れ

Ⅲ-1 UBEを始めるにあたって必要なもの

Ⅲ-2 脊柱管内のヘルニア摘出術

Ⅲ-3 Transforaminal approachによるヘルニア摘出術

Ⅲ-4 UBE〜外側アプローチによる外側ヘルニア摘出術と椎間孔狭窄の除圧術

Ⅲ-5 脊柱管狭窄症の手術(除圧術)

第Ⅳ章 術中トラブルの予防と対処

Ⅳ-1 出血への対応~UBEにおける戦略

Ⅳ-2 硬膜損傷への対応

Ⅳ-3 脊柱管内操作の注意点と問題点

第Ⅴ章 術後管理と合併症対策

Ⅴ-1 灌流水圧の管理とRadiofrequency機器の使用方法

Ⅴ-2 術後トラブル対策~ドレーン留置期間、血腫などトラブル発生時の対応

Ⅴ-3 術後リハビリテーション

第Ⅵ章 固定術への応用

Ⅵ-1 固定術を始めるにあたっての注意点

Ⅵ-2 UBEによるELIF

第Ⅶ章 UBE導入の実際と教育の工夫

Ⅶ-1 導入時の注意点

Ⅶ-2 右利き・左利きでの工夫~UBE手術における立ち位置と視野確保の最適化

Ⅶ-3 顕微鏡手術やOpen手術からUBEへ移行する際の問題点とその克服法~内視鏡初心者がUBEを始めるにあたって

Ⅶ-4 MEDから移行する場合の問題点

Ⅶ-5 FESSから移行する場合の問題点

第Ⅷ章 今後の展望

Ⅷ-1 新たなアプローチについての問題点

Ⅷ-2 被爆低減への工夫1~UBE/BESSにおける術者の放射線被曝とナビゲーションを用いた除圧術

Ⅷ-3 被爆低減への工夫2~ナビゲーションを用いた固定術

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書籍情報

  • ISBN:9784895908795
  • ページ数:246頁
  • 書籍発行日:2026年4月
  • 電子版発売日:2026年5月1日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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