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- 分子生物学実験の基本
商品情報
内容
バイオ実験の基本とコツがすべてわかる!
動画とイラストで,実験原理から手技のコツまで見えて理解できる!
各実験の原理からコツ・細かな手順までまるっとわかる実験の相棒!
序文
序
Gakken(旧・学研メディカル秀潤社)から出版されていた『バイオ実験イラストレイテッド』シリーズは,ベストセラーとして多くの研究現場を支えてきたが,初版の発行から約30年が経ち,エッセンスは色あせないものの,紹介されている手法は現在のバイオ実験で主流の技術とは必ずしも一致しなくなってきてしまっている.そのようななかで,令和版のバイオ実験の手引き書として本書の執筆の依頼をいただいた.
インターネットで調べればプロトコルがいくらでもでてくる時代に,成書として作る意義にしばらく悩んだが,検索で見つかる類似の情報のなかでも重要なことを吟味し,原理などについても確かな情報を組みいれるようにすることで,よいものになるかと思い,チャレンジすることにした.そのため,本書ではhow toに限らず,なるべく原理が理解できるように記載することを心がけた.そして,「あの実験をしたい,この実験の一般的な方法を知りたい」などという時に最初に手に取る本であると同時に,手法の応用の礎となるような本になってほしいと願いながら執筆した.効率化,コストを下げるプロトコルなども入れているため,きっと元も取れる本になっていると思う.
また,本書では,専用のウェブサイトから動画を見られるようにしたところや,手順をまとめたプロトコルをダウンロードして印刷できるようにしたことなど,実際に実験を行ってきた立場から「あったらよい」と思うコンテンツを追加している.特にダウンロードできるプロトコルについては,本体が売れなくなってしまうリスクもありながらも,出版社の方にがんばってご検討いただいて実現することができたので,是非ご活用いただきたい.また,キットが終売になったり,より便利な手法がでてきたりするかもしれないが,そのときにも可能な範囲でこのウェブサイト上の情報を更新できたらと思っている.
私たち自身,執筆のために調べていると実は知らなかったことがたくさんでてきた.「なんでpHの標準液は9. 18なんていう中途半端な値なの?」などという,恥ずかしながら意識していなかったことも,気になったことはじっくり調べながら執筆してみた(ちなみに2025年現在,生成AIからはしばしば誤った回答が返ってくる).実験のエキスパートの方でも,おそらくひとつふたつは,新しい情報に出会えるような内容になっていると思う.
最後に森さんをはじめとするGakkenの編集部の方々には,こちらの状況に応じて臨機応変に対応していただいた.またイラストレーターやカメラマンの方々には,素晴らしいイラストや写真・動画を作っていただいた.この場を借りて御礼申し上げたい.
本書が多くの方々の研究発展に役立ってくれたなら,この上ない幸せである.
2025年11月
神田真司 馬谷千恵
目次
第1章 分子生物学実験器具・物品の取り扱い方
1.実験ノートと実験データ
2.実験器具(素材と基本的な使い方)
3.実験器具の洗浄と滅菌
4.RNAワークに用いる器具
5.液体窒素
6.電子天秤
7.pHメーター
8.マイクロピペット
9.メスピペット
10.分光光度計・微量分光光度計
11.遠心機
12.シェーカー
13.インキュベーター
14.デジタルカメラ
第2章 試薬の調整方法
1.各種バッファーの特徴
2.各種バッファーの調整方法
3.その他のストック溶液や一般的な溶液の調整
4.フェノール試薬の調整
5.クロロホルム,その他
6.試薬やサンプルの取り扱い・保存
第3章 DNA/RNAの抽出
1.サンプルの保存方法(DNA・RNA・タンパク質)
2.組み換え体の管理
3.DNA/RNAの抽出作業
第4章 ゲノムデータベースの使い方
1.Ensemblを用いたゲノムデータベースでの遺伝子の探し方
2.Blastによる遺伝子検索
3.Ensemblで予想cDNAや予想coding sequenceの塩基配列を取得する
第5章 PCR
1.PCRの原理と準備
2.プライマー設計
3.酵素の選択・エキソヌクレアーゼ活性・ホットスタート
4.PCRの基本プロトコル
5.電気泳動
第6章 シーケンス
1.シーケンスの原理
2.PCR産物からのシーケンスの準備
3.プラスミドのシーケンス
4.サイクルシーケンス反応
索引
【COLUMN】
実験を上手に行うために/50mLの溶液Aを超純水で10倍希釈して500mLの溶液Bを作る時の注意点/瓶のラベル/気密性の確認(蒸発テスト)/サンプルのラベル/水の種類/マルチチャンネルピペットと電動マイクロピペット/簡易的な中性フェノールの調整/凍結サンプル・試薬の解凍/RNA抽出前の組織のための“RNA保存液”の利用/大学連携バイオバックアッププロジェクト(IBBP)/便利なツール?配列取得から遺伝子系統樹作成,配列操作まで?/Tm値の計算方法/アガロースゲルの先染め・後染めのメリット・デメリット/販売されているAlkaline Phosphatase
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書籍情報
- ISBN:9784059890300
- ページ数:100頁
- 書籍発行日:2025年12月
- 電子版発売日:2026年5月29日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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