小児救急・集中治療POCUS実践ガイド

  • ページ数 : 168頁
  • 書籍発行日 : 2026年3月
  • 電子版発売日 : 2026年5月15日
¥6,600(税込)
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商品情報

内容

【基礎から学べる! 正常と異常が分かる!】 POCUSを知らない小児科医なんて! POCUSは、第2の聴診器である。小児科医、麻酔科医、救急医、時間外診療など、小児診療に関わるすべての医療従事者に必携。多数の動画で分かりやすく解説。

序文

序文

救急医療は、時々刻々と変化する患者の状態に合わせて治療も変化させる必要がある。1990年代から現代医学の基盤を支えてきたEvidence Based Medicine(EBM)は統計学的手法をその中心に据えており、刻一刻と短時間で変化する対象には不向きな点が多い。このような救急医療の中で、各患者のその時々のエコーのデータをもとに治療を構築しようという考え方がPoint of Care Ultrasound(POCUS)の概念である。すなわち、命にかかわるような身体所見の評価をA(気道)、B(呼吸)、C(循環)、D(中枢神経)に分けて行い、身体所見だけでは治療決定に不足する情報をそのそれぞれで補うことが、POCUSが必要とされる大きな理由の一つである。

ただし、POCUSをより有効に利用するためには救急医療の流れの中でどのように使用するかを考える必要がある。つまり小児においては、世界標準の小児二次救命処置法(PediatricAdvanced Life Support)による診療過程の中でPOCUSの有効な利用法を考える必要がある。

日本小児集中治療研究会は、2002年から世界標準のAHA-PALS(米国心臓協会の小児二次救命処置法)の日本での普及を始め、20年以上にわたり1万人以上の受講者を育成し、日本の小児救急医療の底上げに貢献してきた。また、2016年から小児のPOCUSの講習会も始めた。すでに関東と関西に講習会の拠点を置き、その普及に努めている。本書はその講習会の新版テキストである。

本書は、豊富な写真や動画により、読者に分かりやすい内容を目指した。テキストで自習するもよし、さらに当研究会のPOCUS講習会に参加して経験豊富な講師からテキストには書かれていないより実践的なポイントを学ぶもよし、いずれにせよ本書がわが国の小児救急・集中治療の底上げに寄与できれば、筆者の望外の喜びである。


2026年2月

櫻井淑男
埼玉医科大学総合医療センター小児科教授
小児救命救急センター長
日本小児集中治療研究会理事
日本小児救急医学会代議員
日本集中治療医学会評議員

目次

【総論 小児救急診療におけるPOCUSとは】

■1 小児POCUSとは

■2 PALSの評価法と重症度・病態分類(判定)の限界

■3 POCUSでどのようなABCDの情報が得られるのか

■4 症例を通してのPOCUSの使い方

【各論 Part1 循環の評価】

総論

■1 POCUSにおける心臓エコー

■2 心臓POCUS

■3 心臓POCUSにおける評価の項目とその具体的方法

■4 POCUS開始のための準備 ①機器関連

■5 POCUS開始のための準備 ②機器関連以外

■6 心エコー機器のモード

■7 基本画面を描出するためのアプローチ

■8 基本的な断面

■9 POCUSにおける心機能の評価(基本)

■10 肉眼的評価以外のPOCUSのために必要な確認知識

各論

■11 心膜液貯留

■12 循環血液量(前負荷)(血管内容量)の予測

■13 肺高血圧の評価

■14 弁膜症の評価

■15 心停止の評価

■まとめ

【各論 Part2 気道の評価】

総論

■1 気道の評価方法

各論

■2 気管挿管の評価方法

■3 声帯の評価方法

【各論 Part 3 肺の評価】

総論

■1 検査前の基礎知識

■2 基本画像所見(正常像・異常像)

各論

■3 気胸

■4 胸水

■5 肺炎

■6 急性呼吸不全

■7 新生児

【各論 Part4 腹部の評価】

総論

■1 POCUSの目的

■2 患者の体位

■3 プローブ選択

■4 各部位におけるエコー正常像

各論

■5 腹腔内液体貯留

■6 腹腔内遊離ガス

■7 総胆管拡張症

■8 肥厚性幽門狭窄症

■9 中腸軸捻転(腸回転異常症)

■10 急性虫垂炎

■11 腸重積症

■12 水腎症

■13 卵巣茎捻転

■14 精巣捻転症

■15 精巣上体炎

■16 鼠径ヘルニア

【各論 Part5 中枢神経の評価】

■はじめに

■1 視神経鞘径(ONSD)と脳圧

■2 経頭蓋ドプラ(transcranial doppler:TCD)

【各論 Part6 骨折・軟部組織の評価】

総論

■1 骨折(頭蓋骨、長管骨)の評価方法

■2 軟部組織の評価方法

各論

■3 頭蓋骨骨折

■4 長管骨骨折

■5 肘関節(関節血腫)

■6 蜂窩織炎、皮下膿瘍

■7 皮下異物

【各論 Part7 エコーガイド下血管カテーテル挿入】

■はじめに

■1 血管カテーテル挿入に必要な解剖学

■2 血管カテーテル挿入の方法と使用機器

■3 実際の方法

■4 合併症と発生時の対策

■5 エコーガイド下による末梢血管カテーテル挿入


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書籍情報

  • ISBN:9784840490993
  • ページ数:168頁
  • 書籍発行日:2026年3月
  • 電子版発売日:2026年5月15日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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